正しい姿勢を維持するには

できる俳優のレシピをお届けします。
己がしばしば受け取る質問に答えますね。

Q: 正しい姿勢を維持するには、何に気をつければいいですか?

A: 「正しい姿勢とは」を知ったら、維持することを考えるよりも、そこから「動き出す」のが当たり前、と思ってみてください。

「正しい姿勢」の定義は、バランスが取れて伸び伸びしていてゆったりと落ち着いていられる姿勢のことです。

「ゆったりと落ち着いている」心理にも関わってきますよ。

「正しい姿勢」は、『英国の演技術』(玉川大学出版部)に詳しく書いてありますので、書店で手に取ってみてくださいね。


ブログ新記事「乗馬Day 9」もあります。乗馬や馬がお好きな方、よかったらどうぞ。
乗馬Day9

バランス:姿勢

歩いていて窓に映る己の姿勢の悪さに愕然として背筋を伸ばす。
そんな日々を送る方もいらっしゃると思います。

かつては、姿勢が悪いのは、年齢とともに背中が丸くなるだけと思われていましたが、昨今はスマホのせいで、子供からして姿勢が悪いです。

仮にスポーツをしていても、姿勢が良いのはせいぜい剣道、バスケットボール、水泳、ダンス、くらいではないでしょうか? 他のスポーツは、ボールを追ったり相手につかみかかったりするために、前屈みになりやすいのです。

「姿勢がよい」とは「バランスが取れていること」

バランスをとるには?

では、どうやって、バランスを取ればよいのでしょう?

私からの答を聞く前に、ぜひ、今日1日、どうすればバランスが良い状態になれるか、を考えてみてください。

バランスのことを考えて立ってみよう、を意識して、バランスのことを考えて動いてみよう、にトライしてみてください。
答はご自身の中にあります。

私たちを作った神さまは、私たちをとてもバランスよく作ってくれています。
それを発見しましょう。

【今日のライブインタラクション】
バランスのことを考えて動いてみる
 

おまけ;バランスといえば、昨日は乗馬に行ってきました。馬の上で、馬の動きに合わせて落ちないようにするには(初心者なので「落ちないようにする」のが最大で第一の関門)まさにバランスが大事!それをどうとるかについて、昨日は大発見がありました。ブログに書きましたので、興味があるかたはぜひご覧ください。
乗馬:Day 2

Laugh, Love, Live!
That’s Live Interaction.
ELICA MIWA

心の動きを読み取ろう

先週のルーサーリサイタルから早くも1週間が経ち、わたしも8月のコンサート出演、演読演出、翻訳指導、9月の演出・出演、そして先週と舞台が続いたところからやっと一息。疲れも取れて、久しぶりにRing Fit Adventure で汗を流しました。

ルーサーリサイタルで、取り上げたヴェルディの『ドン・カルロ』。観たことはありますが、授業題材としても触ったことがないのですが、字幕を作成したおかげで、歌詞がよくわかり、歌詞と楽譜を、歌手が歌っているのを聞きながら眺めていると、いろいろ心の動きが見えてきました。

演出って、表に見える身体の動きをつけることのように思われがちですが、実は、内面の動きを発見するお手伝いのことなのです。
内面の動きつまり心の動きがあってこそ、それが外に現れるほどの動きになる、そしてそれが「演技」として他者の目に見えるものとして現れるのです。

ヴェルディがつける楽譜記号の中に、キャラクターの気持ちや心の動きが隠されていて、とても興味深い。

このように初見でもさまざまなことが見えてくる状態に至るまでに、私がシェイクスピアで勉強してきたこと、ヨーロッパに在住して身につけてきたこと、などが積み重なってきていることを思うと、留学させてくれた環境や関係者につくづく感謝です。

【Live Interaction】
この人の心の動きはどうなっているのだろう、と興味を持ちながら台本を読んでみよう。日常でも他者を観察してみよう。

即応力

明日は、ルーテル市ヶ谷ホールで、ルーサーさんのリサイタルがあります。

男性だけのデュエットや、シェイクスピアの爆笑コメディ場面の演読や、現代面白新作合唱や、と盛りだくさんのプログラムで、私もモーツァルトのかわいいデュエットを歌わせていただきます。

最近のリハーサルで、シェイクスピアの演読場面と、ヴェルディのオペラのデュエット場面とを、初合わせの際に、演出もつけました。

みんな、素直に受け入れて、表現を変化させていくのもすごいです。

学びごと、習い事、練習を重ねて、人は上手くなっていきますが、なかでも、練習が積み重なってこそできるようになるのが、その場での即応力です。

今回のチームのみんなは、なかなかの即応力を持っていて、演出に「なるほど」とついてくる。

反論はあって良い。

ただ、私に言わせれば、反論の元は、演者が「自分の意見を変えたくない」というエゴと、即応ができない能力不足の裏返しの場合が多いのです。

エゴがなく、即応力もある人は、まずやってみる。

やってみてから、
「今、やってみたけど、いまひとつしっくりこない。演出家の解釈の真意を自分はちゃんと理解しているか確認したい。自分の解釈のどこがズレているのか確認したい」
と話し合いになるわけです。

で、話し合うと演出家のほうも、演者と歩み寄って、さらに良いものへ昇華させることができます。

言い換えれば、即応力は冒険力とも言える。

冒険する勇気があると、作品作りは楽しくなる。

今回のルーサーチームは、即応力・冒険力を持ち、かつ、それらを楽しんでやっている。最強だ。

台風一過になるはずの明日、10月2日の土曜日。緊急事態宣言もなしになったし、ぜひルーテル市ヶ谷へ17時に。

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焦っているキャラクターは早口か?

焦っているキャラクターは早口だと思うんですが、早口で演じると何を言っているかわからないと言われてしまいます。どうしたら良いですか?

という質問をいただきました。

日常で、焦っているとき、どうなっているか、観察してみましょう。

自分のことだと、自分が焦っている時は観察しにくいでしょうから、誰か焦っている人を観察すると良いです。

すると、おそらく、早口というよりも、思考の混乱があり、その中でも「これは言わなくちゃ」との思いが強い単語が強調されて言われることに気づくでしょう。

焦っている人は、早口にはなれないのです。

舌と唇の動きをよくする練習は必要ですが、「暗記」をつらつら口から捻り出しては、せりふになりません。必ず「思考とともに進む」ことを忘れないようにしましょう。

朗読でも同じです。台本が手元にあっても、思考が置いてけぼりになる時は、噛んだり滑ったりします。

思考を伝えようとする。それが大事です。

歌も同じです。

フレージングが思考と離れると、音とメロディは綺麗な声と響きで聞こえてくるかもしれませんが、そこに意味が見出せなくなってしまいます。

でも、ルーサーさんの歌を聞いてください。何を言いたいのか、歌から気持ちと意味と心と感情が伝わってくるすごい歌い手なんです。

緊急事態宣言も解除になりますし、土曜日には台風一過。ぜひ、ルーテル市ヶ谷にお越しください。

コーラスもシェイクスピアもある、盛りだくさんのプログラムは、
まさに「欲張り満腹セット」

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