乗馬 Day 8:サンヨーガーデンクラスレッスン初日

2021年12月27日、サンヨーガーデン ライディング クラブの12回券を買いました!

12回券を買った理由

理由は5点。

  1. うちから車で30分
  2. 冬でも車走行が可能な広い道路沿い
  3. 初級クラスは2名までのグループ
  4. 入会金・年会費なしでチケットだけで練習できる
  5. 馬に指示を出すのが手綱や踵優先ではなく、脹脛や坐骨のバランスが基本

2021年の10月から東京西南近郊のクラブ6校を体験してきました。どこのクラブも「質問すればちゃんとプロフェッショナル・レベルで答えてくれる」でしたので、そこは全校素晴らしいです。

5番の条件も、きっと最終的には、どのクラブも目標はそうなのだと思います。が、初心者はまず踵で合図、ということを最初に持ってくるクラブもいくつかありました。5番を初心者用に採用しているのは、モーヴァン、サンヨー、日の出、町田でした。もちろん、指導者によっても異なると思います。で、町田はドレサージュの一流向けなので私にはちょっとまだ、です。

日の出は通うつもりなのですが、冬場に凍ることが今回わかり、この冬はサンヨーと時間をずらして二股で行こうかと思っています。が、サンヨーのチケットは6ヶ月で12回なので、実は毎月2回は乗るペース。となると、サンヨーだけで手一杯かもしれません。私、練習すべき事柄が多いので・・・

初回レッスン馬はアルシェ

と言うわけで、サンヨーガーデンでの継続レッスン開始!

指導者は前回の体験レッスンと同じ I 先生。ニコリともせず、しかし熱くレッスンしてくださる、かっこいい先生です。
引き馬から開始。前回と同じアルシェくん。


私 「アルシェ〜、憶ええてる〜?」
I 先生(冷静に)「憶えてないと思いますよ」

初回レッスンでの発見

前回習った通り、はみの後方で間に人差し指を挟んで手綱を持ち、口よりも手綱が前に来ないようにして歩きます。

しかし、横を見ると、I 先生がアルシェの口輪を持っている。だから、アルシェは歩いているのだ。私についてきているわけではなく。しょぼん。

初心者用の丸馬場に入り(丸馬場;円形の馬場。柵が円形になっているので、馬が勝手に回ってくれる)まずは乗る前に、引いてきた馬に乗り込むまでの手順を習います。

乗馬ポイント:乗る直前にすること

乗る直前の準備引いてきた手綱は、左右に分けて、縄跳びの後ろ飛びのようにひょいっと首にかける。馬は平気。鞍の上に鎧が、交差して乗っているので(つまり、鞍を載せるようになったらそうしろということだね)、馬を驚かさないように、一つずつ、鞍の両脇にぺいっと下ろす。このとき、勢いがついて馬のお腹に当たっちゃったら、飛び上がりますよね、きっと。それから、台の上に乗って、手綱とたてがみを掴んで、左足先を鎧(あぶみ)にかけるんですが、これがね・・・私は膝を胸元まで上げるのは平気なんだが、ブーツが硬いせいか、全然足が上がらなくて、手で鎧を押さえて、ちょいとつま先を入れるのがやっと。

乗馬ポイント:乗る時の跨ぎ方

騎乗するときたてがみはできるだけ鞍に近いところで掴む。なるほど。で、右手で鞍の後方を掴んで、馬のお尻を蹴飛ばさないように、えいやっと跨ぎます。このとき馬のお尻を蹴飛ばしたり、鎧に載せたつま先で馬のお腹に触ったりすると、馬は走り出します、きっと。
と言うわけで、まずは乗る時にお馬さんのお腹を刺激しないようにするのが大事。

それからひたすら周ります。左回りオンリー。乗っている状態に「慣れる・慣れる・慣れる」という感じ。ずいぶんしばらく歩いて、その間、教わったこと。

乗馬ポイント:馬の背中の仕組

背中を自由に馬のみならず人間もそうだが、四つん這いで歩こうとすると、背中が凹むと首が上がり、進むのが辛い。だから、馬の背が自由に丸くなり、首が下に垂れるようにしてあげる。ドレサージュでは、馬の首は後ろに向かって丸まって、チェスの駒みたいになっているが、あれは馬が進みたい状態をうまく控えているから、あのような首になり、それで横歩きしたり足踏みしたりするわけなのです。
(「そういえば、三輪さんは、前回、オリンピックでドレサージュ見て感激したとおっしゃってましたね」と憶えていてくださった I 先生)

乗馬ポイント:体重分散

体重分散だから、馬の背骨ができるだけ楽になるように、馬と接している全体に体重を分散させる気持ちで。鎧に乗せている足の裏全体も含めて。

乗馬ポイント:方向を示すときの注意

方向を指示する片方へ方向を変えていく時、向かいたい方を開きます。そのとき、脇を締める。脇が甘いと後ろへ引いてしまう、すると馬は後ろを見る感じになる。すると反対側が妙に捻れて倒れ込んでしまうのです。

乗馬ポイント:方向を示す手綱への力の掛け方

方向を指示する反対の手向かいたい方向へ指示する際、がんばると反対方向の手にも力がかかることがある。すると馬はどっちを向いていいかわからなくなる。
人間だって、右へ行けって言われながら左に引っ張られると腹が立つよね。なるほど。しかも馬の馬銜(はみ)はとても敏感で、ほんの少しの変化でも舌や口に感じるらしいのだ。どんな気持ちだろう・・・口に鉄の棒を加えていなくちゃいけないって。いやだよね〜。最終的にはドレサージュの騎手のように、親指と小指に入れる力加減とお尻の体重移動だけで指示するのを目指すんだ。

乗馬ポイント:止まれの指示

止まれの指示止まりたい時は、馬が前へ行こうとして首を前に出した時に、「あれ、もう行かないな。止まろ」と思えるようにしてあげる。だから、後ろへ引くのではなく、脇を締めて腕を安定させるだけで良いのだ。

ある地点にきたら止まる、というのを練習したとき、最初からできてしまったので、先生に「今、指示をだしましたか?」と聞かれ、「はあ、まあ」と言いつつ、私も、アルシェが気分で「とーまろ」と思ったのかよくわからなかった。でもその後も、ちゃんと思う通りの位置で止まってくれるから、一応できていたようだ。次回もちゃんとこの日記を読んで思い出してから行こう。

軽速歩の練習

最後の15分くらいでいよいよ軽速歩。
7日目の日の出乗馬クラブでは軽速歩は全くやらなかったので、1ヶ月ぶりの挑戦だが、思ったよりできた。慣れてくるものだな。

でも、鎧(あぶみ)から足先が抜けてしまいそうになるので、ブーツの中で足の指を丸めて鎧を握りしめようと言う無駄な労力に必死だった。隔靴掻痒と言う熟語があるが、まさにそれ。靴の中で足の指でどんなに鎧の細い鉄板を握りしめようとしても全くの徒労。
I 先生も笑って、「そんなかんじでしたねー。靴の裏全体で床を踏むと思ってやりましょう」

乗馬ポイント:軽速歩は鎧を足全体で踏むリズム

軽速歩では床を踏み込む。はい。できました。靴の裏全体で床、と意識すると難無く踵(かかと)もちゃんと落ちるし、踵が落ちるおかげでつま先が上がり気味になるので、結果的に鎧から抜けそうになるはずもない。なるほど!

「軽速歩というと、「立って、座って、立って、座って」と習いますが、実は、立つわけじゃないんです。座りに行くのです」と、I 先生。他に言葉がないのでついそう教えてしまうのですが、と。

乗馬ポイント:軽速歩は、椅子から立つアレクサンダーテクニークと同じ

軽速歩は座りに行くお馬さんがとんとことんとこ軽やかに進む、その軽やかな歩みによって、鞍の上の人間は、撥ね上げられる。で、撥ね上げられたから座ります、という運動をイメージする。

「三輪さんは勢いよくシャープに立ち過ぎです。もっと足首も膝もたらんと。え、こんなでいいのと言うくらい緩く」

椅子から立ちあがる時は上半身を持ち上げようとする代わりに、床を踏み込もうとする。そのように私は、人間の美しく効率的な身体の使い方を教えている。

ちょっとちょっと、その通りじゃんかよ。鎧から床へ踏み込むつもりになれば自然と腰が浮く、それが馬の「とんとことんとこ」の撥ね上げに合えば良いのだ。

乗馬ポイント:軽速歩は同じ位置に座りにいくつもりで

軽速歩は、同じ位置に座るつもりで、次なるポイントは、ただ座りに行くだけではなく、鞍の上の同じ位置に着地するようにするのです。たぶんこれが上達ポイントになりそうです。

でも気持ちよくとんとことんとこ何周もできて、なんだか今日は「馬に乗った〜」と言えるような時間となりました。めでたしめでたし。

今年は乗馬を始められて良かったな。

お写真と動画を撮りました。アルシェは今日は餌のおねだりで首がブンブンするので、全くカメラにはいってくれません(笑)。

初乗馬:HorseRiding#1

2021年9月25日、日本で初めての乗馬!八王子乗馬クラブの体験レッスンに行ってきました。

通っている(といってもコロナ禍でお休み中)修験道の道場から多摩川を隔てた川向こうにある馬場。

今年の6月ごろ、奥多摩におうどんを食べに行った帰り道で、たまたま通りかかり、「こんなところに馬場が!」と、びっくりしたのでした。

実は英国時代、ウィンブルドンの馬場に通っていました。2週間に一度くらいの割合で、バスにぽつねんと座って。

当時学んだことは、薄ぼんやりと;
Girth(腹帯)を調節し、
Bit(はみ)をつける頭からかける革紐 Bridle(頭絡)を被せる
あたりまでやった記憶がある。

Walk(並足なみあし)、
Trot(速歩はやあし)、
Posting Trot(軽速歩)、
Canter(駈歩かけあし)まで行き、
Circling(輪乗り)でどちらの脚を先に出すかをコントロールする
・・・あたりまでやった記憶がある。

しかし!
それももう30年も前のこと。

日本に帰国してから、国立にあった馬場に通おうかとずいぶん迷ったけれど、演劇と講師業とで、寝る間も、友達を作る間も、まして恋人を作る間もない状態で、「まあいづれまたイギリスへすぐ戻るだろう」と思っているうちに国立にあった馬場は温泉になり、気づけばもう30年も経ってしまった。

ちょうど通りかかったのも何かの縁。コロナ禍でしばらくイギリスには行けそうもないし。オンラインで時間も確保できるようになったし。行こうかな。

しまってあった馬具を取り出してみる。
ヘルメット、手袋、ブーツ。
手袋は健在!

しかしヘルメットはがーん!

クッションが粉になっていた・・・。
そこでヘルメットを解体し、クッションを詰め直す。

どんなもんだい。たまに、私って天才なんじゃないかと思う時があるんだぜ。


夏の間、ワクチン接種の完了を待ち、池袋演劇祭の閉幕を待ち、いよいよ体験レッスンを予約して、到着!

今日はデニムジャケットにしました。30年前のブーツと乗馬パンツを履いています。よくぞ保ってくれました!

「体験乗馬のプログラムは、乗り方や降り方、手綱の持ち方ですよ。物足りなさすぎるかもしれません」と、電話予約の際に担当管が心配してくれましたが、いやいや、30年前だし、馬は生き物だし、私は運動音痴だし、と不安だらけなので、1からやり直しのつもりで、この体験レッスンを申し込みました。

30分前に到着してください、とのことでしたが、1時間近く前に到着し、着替えた後は馬場で他の組のレッスンを見学。

八王子乗馬クラブは、Show Jumping(障害飛越競技)でたくさん賞をとっていて、フランスやドイツ、オランダにも定型馬場を持つ、すごいところです。

会員のクラスは大勢の人がいましたが、私の体験レッスンタイムはほかに人がおらず、N先生というかたがついてのマンツーマンという贅沢さ。

乗せてもらうのは、ジークくん。茶色の大きなひとなつこい馬で、連れてこられたらすぐに私の方へ顔を向けてきて、私も、おでことおでこをごっつんこ。

Hello, ジーク! 今日はよろしくね〜

と、たくさん撫でる。なんだかずっと知っているカジュアルな仲のような気分だ。

N先生のレッスンは、膝や踵の位置、手首の位置など、こまかく指摘してくれて、ありがたい。

ものごとを教える時、自由に楽しませるタイプと、きっちり基礎を押さえるタイプがあると思うが、私は生徒としては後者が好きなのだ。

それにしても、進めの指示も全く効かず。つまり、内股で締めつつ、踵を落としつつ、膝から下を内側に「トン」とすることが・・・できない。「へとん」という感じになる。

先生が指示を出してくれて歩き出すと、前足を出すタイミングで次に出すべき脚を「トン」しなくてはならない。(右足が前に出た時に、左側を「トン」)それをしないと、歩くのをやめちゃうんですって。なるほど。

乗馬基礎覚書1

・方向を指示する手綱:左へ行きたい時は、左の手綱を左へ開く感じ。
・止まる時は、両方を同時に引く。止まってくれたら、必ず首をぽんぽんしてお礼を伝える。
・腕は鞍の上で休めず、前気味に浮かせておく。
  ↑ これはきっと、いずれ、もっとコントロールをハミに伝えるために常にactiveにしておくためだろうと想像する。西部劇なんかだと鞍の上で休めているけれど、あれは長距離を移動した後の場面が多いから、「休んでいる」状態なのだろう。
・視線は、馬を眺めず、行く先を見ること。

しばらく歩き、たまに左右の指示出しがうまく行っているらしい時は、N先生が「お、ちゃんと歩いてますねー。馬は乗り手が軽く歩きやすいなーと思うと歩くんですよ」と感想を述べてくださる。

「では、速歩、いってみますか」

え〜まだ心の準備が・・・と私は内心ひやひや。

先に、鎧の上で立つ・座るを練習。

乗馬基礎覚書2

踵の位置は、もっと後ろ。
小指に乗らないように、常に親指側に。だからちょっと内股になる感じ。
首、股関節、膝、までは縦ラインに並ばせつつ、足首は後ろにあるようなイメージ?

どうしても踏ん張って踵が前方に出てしまうなあ。ごめんねー、ジーク、背中の上でタイミング悪くゴツンゴツンして。よく我慢してくれました。

と、30分のレッスンはなかなか盛りだくさんでした。
2回の体験レッスンというセットになっているので、次回は、今日の学びが身につけられるように意識したい。

(すでに、椅子に座る時、腰を前方に置いて、踵が坐骨の下にくるような座り方をして、椅子の脚を締める練習をしながらこれを書いておる)

馬場全景

この奥にも向こう側にももっとあるんです、すごいですね!

本日乗せてもらったお馬さん、ジークくんがちょうど、Twitterに上がっていました。

https://twitter.com/hachiojirc_twi/status/1441390515367251972

マルゼンスキー産ってなに?!
初めて目にする単語。
調べてみると:
1974年に日本で生まれたサラブレッド「マルゼンスキー号」は無敗を誇るものすごい競走馬だったそうな。

ジーク君は、その血を引くっていう意味ですよね。す、すごい。なんかのっけからものすごい体験をさせてもらってしまった。

次回を楽しみにしています!