乗馬:Day 2

小雨の東京。八王子乗馬クラブに、二度目の体験レッスンに行ってきました。(今日の文体は、その時点での気分によって、「だ・です」が混在しています)

小雨の馬場はひとけもなく・・・

本日のパートナーは、ローレル。ローレルクラシック。鼻筋にきっぱりと白が入っている素敵な馬だ。

前回学んだ通りに乗り込み、腹帯調整をしていただく。

「こういう小雨の時は、気合の入った小蝿がやってくるんですよ」
と前回と同じN先生。小蝿が五月蝿のでローレルは、首を大きく振ったり、後ろ足を踏み鳴らしたりする。そのたびに、背中が揺れるので、「おっとっと」と思う。

あと、ぬかるんでいるうえ、蹄跡に水が溜まっていたりして、そこに入りこむと「がくっ」となり、またまた、ひやっとする初心者の私です。

ローレルの首元は小雨がしゅんしゅん染み込んで見る間に濡れていくのでちょっとかわいそう。

まずは前回の復習で、進行方向と止まれの合図の手綱の使い方をチェック。

発見その1 方向を示す腕

手綱というのは、両手でグーを作って、上から親指を並べて眺めるときのように(どんなとき?)持つのだが、左や右に方向を出す時も、その親指から手首にかけての形はそのままでなくてはならない。
肘を開くようにしてしまうと、身体の中心がブレる危険があるそうな。だから、浴衣の両腕をパタパタするときのように(どんなとき?)二の腕は脇につけたまま、肘から先を左右へ開くのだ。

進歩その1 並足を促す「トン」

並足(なみあし、つまりのんびり歩くこと)のときは、馬に、次はこっちの足を出してね、という合図を出し続ける。右前足が出た時は、左脇腹をトンしてあげると、馬は思わず左を出してしまう、という動物的身体反応を利用するわけ。

前回は全く調子が合わなかったが、今日はだいぶ、リズミカルにできた、ような気がする。でも、それでも、トンしようと思うと、踵が浮いてしまい、トンできているつもりになっているだけかもしれない。

進歩その2 円を描く

しばらく並足(なみあし)で歩かせた跡、円を描いてみましょう!という新しい技に挑戦。3メートルくらいの直径の円を描いてみました。右回りで同じペースでポクポクと周ってみると、自分でもびっくりするくらいきれいに、蹄のあとが綺麗に新鮮なぬかるみの上に円になって描かれています。

もちろん、N先生が常にあぶみをとってくださっているので、ちょっとした成功体験をくださったのだと思います。

フィギュアスケートのコンパルソリもまずは円を描くところからですが、馬も円と直線から、というのは面白い!あードレサージュ( dressage 馬の軽やかのステップを楽しむ乗り方)できるようになりたい。

発見その2 股関節と大腿骨の関係

今日の最大の発見がこれ、股関節と大腿骨の関係です。馬って大きな胴体にまたがるでしょ、だから、当然、ガニ股というか、バレエのプリエのように、股関節から大腿骨を外へ外へ開いて乗るものだと思っていました。

ところが、円を描いた跡、ギャロップ駈歩(かけあし)に入る前に、N先生が「ちょっと足を動かしてもいいですか」と、私の脚を、あぶみからはずし、持ち上げて、「こういうかんじ」と動かした。これがなんと、畳の上で女の子座りをするときのような、「うちまた!」でござった。

両脚ともにそうしてみると、なんとなんとなんとっ! まるで吸い付くようにお馬さんと一体化する感覚に! 股関節を開いていたときには難しかった、膝の位置や踵の位置も、位置を意識しなくても既に当たりのところにある。あぶみを踏んでいる感がきちんとあって、その上で立つことが楽にできる。

大きな笑顔で「なんですか、これ?」
股関節と大腿骨の関係性が変わるだけでこんなに違うとは・・・苦労なしに乗れるわけです。すごすぎます。(ここで言う「乗れる」とは、あくまで初心者のレベルです)

進歩その3 ギャロップで立つ座る

駈歩(かけあし)では、馬に合わせて、立つ・座る を繰り返します。なぜなら、ずっと座ったままだと、お尻がゴンゴンと鞍の上で跳ねて、のちに大変なことになるからです。例えば、お尻の皮が擦りむけたり、打撲傷になったり・・・(イギリス時代に経験済み)

今回は、大腿骨の向きを変えたことで、スムーズに立ちやすくなりました。

が、それは同時に、かなり前のめりに立つことを意味しまして、何度も馬の首に倒れ込混ざるを得ず、う〜む・・・。止まっているときは立てる感があったのに・・・。

と、思いつつ練習していると、あるとき、「できた!」と声に出して言ってしまいましたが、本当に、馬の歩調と良い感じで「立つ・座る」が合いました。

これまた新たな成功体験です。ギャロップと立つ・座るのタイミングが合うと、限りなくラク〜で、伸びやかで、なんというか、なんというの?空に浮かぶような気持ちよさがあるのだ。

N先生、ありがとうございました!

今日はブーツジャック(ロングブーツを脱ぐ助けをしてくれる器具)を持っていったので、難なく脱げました。先週はそれがなくて、二度とブーツから足が抜けないんではないかと思った。

あ、注意事項その1 

雨ガッパは、裾が短いものを。太ももまでカバーできる長めの雨ガッパを着用し、鞍とお尻の間に挟んでヒラヒラしないようにはしましたが、万一ひらひらすると、それに怯えて走り出すかもしれません。他の馬も怯えます。なので、映画撮影でもない限り、ヒラヒラ系は身につけてはいけません。

とっても親切でプロフェッショナルな八王子乗馬クラブ

八王子乗馬クラブは、会員制です。入会金があり、月会費があり、さらに騎乗料(グループレッスン形式)があります。
私の生活パタンだと、どうしても、コンスタントに通い続けることが難しいのが悩みです。

八王子乗馬クラブ概観

【Live Interaction】
身体の関節の使い方ひとつで、いとも簡単にできるようになることがある

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カテゴリー: 乗馬

初乗馬:HorseRiding#1

2021年9月25日、日本で初めての乗馬!八王子乗馬クラブの体験レッスンに行ってきました。

通っている(といってもコロナ禍でお休み中)修験道の道場から多摩川を隔てた川向こうにある馬場。

今年の6月ごろ、奥多摩におうどんを食べに行った帰り道で、たまたま通りかかり、「こんなところに馬場が!」と、びっくりしたのでした。

実は英国時代、ウィンブルドンの馬場に通っていました。2週間に一度くらいの割合で、バスにぽつねんと座って。

当時学んだことは、薄ぼんやりと;
Girth(腹帯)を調節し、
Bit(はみ)をつける頭からかける革紐 Bridle(頭絡)を被せる
あたりまでやった記憶がある。

Walk(並足なみあし)、
Trot(速歩はやあし)、
Posting Trot(軽速歩)、
Canter(駈歩かけあし)まで行き、
Circling(輪乗り)でどちらの脚を先に出すかをコントロールする
・・・あたりまでやった記憶がある。

しかし!
それももう30年も前のこと。

日本に帰国してから、国立にあった馬場に通おうかとずいぶん迷ったけれど、演劇と講師業とで、寝る間も、友達を作る間も、まして恋人を作る間もない状態で、「まあいづれまたイギリスへすぐ戻るだろう」と思っているうちに国立にあった馬場は温泉になり、気づけばもう30年も経ってしまった。

ちょうど通りかかったのも何かの縁。コロナ禍でしばらくイギリスには行けそうもないし。オンラインで時間も確保できるようになったし。行こうかな。

しまってあった馬具を取り出してみる。
ヘルメット、手袋、ブーツ。
手袋は健在!

しかしヘルメットはがーん!

クッションが粉になっていた・・・。
そこでヘルメットを解体し、クッションを詰め直す。

どんなもんだい。たまに、私って天才なんじゃないかと思う時があるんだぜ。


夏の間、ワクチン接種の完了を待ち、池袋演劇祭の閉幕を待ち、いよいよ体験レッスンを予約して、到着!

今日はデニムジャケットにしました。30年前のブーツと乗馬パンツを履いています。よくぞ保ってくれました!

「体験乗馬のプログラムは、乗り方や降り方、手綱の持ち方ですよ。物足りなさすぎるかもしれません」と、電話予約の際に担当管が心配してくれましたが、いやいや、30年前だし、馬は生き物だし、私は運動音痴だし、と不安だらけなので、1からやり直しのつもりで、この体験レッスンを申し込みました。

30分前に到着してください、とのことでしたが、1時間近く前に到着し、着替えた後は馬場で他の組のレッスンを見学。

八王子乗馬クラブは、Show Jumping(障害飛越競技)でたくさん賞をとっていて、フランスやドイツ、オランダにも定型馬場を持つ、すごいところです。

会員のクラスは大勢の人がいましたが、私の体験レッスンタイムはほかに人がおらず、N先生というかたがついてのマンツーマンという贅沢さ。

乗せてもらうのは、ジークくん。茶色の大きなひとなつこい馬で、連れてこられたらすぐに私の方へ顔を向けてきて、私も、おでことおでこをごっつんこ。

Hello, ジーク! 今日はよろしくね〜

と、たくさん撫でる。なんだかずっと知っているカジュアルな仲のような気分だ。

N先生のレッスンは、膝や踵の位置、手首の位置など、こまかく指摘してくれて、ありがたい。

ものごとを教える時、自由に楽しませるタイプと、きっちり基礎を押さえるタイプがあると思うが、私は生徒としては後者が好きなのだ。

それにしても、進めの指示も全く効かず。つまり、内股で締めつつ、踵を落としつつ、膝から下を内側に「トン」とすることが・・・できない。「へとん」という感じになる。

先生が指示を出してくれて歩き出すと、前足を出すタイミングで次に出すべき脚を「トン」しなくてはならない。(右足が前に出た時に、左側を「トン」)それをしないと、歩くのをやめちゃうんですって。なるほど。

乗馬基礎覚書1

・方向を指示する手綱:左へ行きたい時は、左の手綱を左へ開く感じ。
・止まる時は、両方を同時に引く。止まってくれたら、必ず首をぽんぽんしてお礼を伝える。
・腕は鞍の上で休めず、前気味に浮かせておく。
  ↑ これはきっと、いずれ、もっとコントロールをハミに伝えるために常にactiveにしておくためだろうと想像する。西部劇なんかだと鞍の上で休めているけれど、あれは長距離を移動した後の場面が多いから、「休んでいる」状態なのだろう。
・視線は、馬を眺めず、行く先を見ること。

しばらく歩き、たまに左右の指示出しがうまく行っているらしい時は、N先生が「お、ちゃんと歩いてますねー。馬は乗り手が軽く歩きやすいなーと思うと歩くんですよ」と感想を述べてくださる。

「では、速歩、いってみますか」

え〜まだ心の準備が・・・と私は内心ひやひや。

先に、鎧の上で立つ・座るを練習。

乗馬基礎覚書2

踵の位置は、もっと後ろ。
小指に乗らないように、常に親指側に。だからちょっと内股になる感じ。
首、股関節、膝、までは縦ラインに並ばせつつ、足首は後ろにあるようなイメージ?

どうしても踏ん張って踵が前方に出てしまうなあ。ごめんねー、ジーク、背中の上でタイミング悪くゴツンゴツンして。よく我慢してくれました。

と、30分のレッスンはなかなか盛りだくさんでした。
2回の体験レッスンというセットになっているので、次回は、今日の学びが身につけられるように意識したい。

(すでに、椅子に座る時、腰を前方に置いて、踵が坐骨の下にくるような座り方をして、椅子の脚を締める練習をしながらこれを書いておる)

馬場全景

この奥にも向こう側にももっとあるんです、すごいですね!

本日乗せてもらったお馬さん、ジークくんがちょうど、Twitterに上がっていました。

https://twitter.com/hachiojirc_twi/status/1441390515367251972

マルゼンスキー産ってなに?!
初めて目にする単語。
調べてみると:
1974年に日本で生まれたサラブレッド「マルゼンスキー号」は無敗を誇るものすごい競走馬だったそうな。

ジーク君は、その血を引くっていう意味ですよね。す、すごい。なんかのっけからものすごい体験をさせてもらってしまった。

次回を楽しみにしています!