乗馬 Day 46: アン6(2度目の2/4)

2023年3月14日 火曜日、アン乗馬クラブで6回目のレッスン。今日はキャスト君が暴走モードに入りませぬように!

乗馬ブーツ

ところで、先々週にブーツの底がとれてしまったため、この2回は、別のブーツで乗っています。それは、1989年の12月にウィーンを初めて訪れた時に、BALLY で手に入れたロングブーツ。乗馬ブーツとして売っていたわけではなく、街歩き用のかっこいいブーツとして売っていたのですが、踵の高さやブーツの底の感じなど、これ乗馬ブーツで履けるな、とおもっていたので、使ってみました。前回はギシギシ言うし、ちょっとどうかな、と思いましたが、2度目の今日は私もブーツに慣れたのか、いい感じで乗れました。

今日も指導は安澤先生。パートナーはダンツキャスト。

馬に触れるとき、知らない人にいきなり顔を触られる人の気持ちになること

しっかり拭いてあげたのを憶えているのか、キャスト君ものんびりしたお顔です。と、安澤先生が「他の乗馬クラブで指を噛み切られた人がいるから気をつけて」と言いました。ひえ〜。自分の馬に指を噛まれてしまったんですって。切断になるくらいだから、馬も躊躇せずに噛んだんですな。なにか嫌なことをされたんでしょう・・・。

私は動物が大好きですが、無闇に触ることはしません。
ただ、すぐに話しかけるので、指導員たちは私がすぐに手で触ろうとしていると勘違いするのかもしれません。

私は話しかけながら、馬でも犬でも猫でも、相手が怖がっていないか、身構えていないか、触られたくないと思っていないか、案外繊細に観察しています。

これ、もしかしたら、演出家として「相手の深層心理を読む」のが習性になっているかもしれません。馬の脚を拭く時も、常に後ろを通らず、逆脚の方へ身を乗り出さず、馬本人に、私は安全で、君が見ている通りのことをするよ、と伝えながら動くようにしています。

乗り込みから常歩

今日のレッスンでは、先週中途半端に終わってしまった駈歩に再挑戦。

つま先を前に向けての乗り込み、さらに上手になりました。まだ、鞍全体に体重をかける感覚ではありませんが。もたつきは少し減りました。

スタートはスムーズです。でもキャスト君が知っているから勝手に動いているのかもしれない。でも最初の頃は動かなかったのだから、やはり指示で「はーい」になってるのかもしれない。

常歩で2周。左右の脚を交互に当てる。これもイギリス時代に習いました。2021年秋から通い始めたほかの乗馬クラブではそれは教えておらず、アンに来て初めてそれを言われました。もっとも、思うに、私がそこに至る技術も慣れもなかったので、左右の脚を順番に使うなんて教えるどころではなかったのでしょう。となると、アンに通い始めたころにやっと、なんとなく乗れてきた、のかと思います。40回目(日本では40鞍目、という)くらいになっていましたから、私の運動神経がいかに鈍いか、よくわかると思います。

右斜手前でターンして直線。このあたりは常歩のままならかなり綺麗にできていると思う。次の段階は、これを柵ぎりぎりを通れるか、とか、になるのでしょうな。

軽速歩

次に軽速歩。なかなかうまく伝えられず、安澤先生の「ほれいけ」の連呼でなんとかスタート。それでも2〜3回、急ブレーキ気味に止まったかな。キャスト君も先週の、この人の指示はわかりにくい、を憶えているのかもしれません。

あと、この馬場に別の馬と乗り手が入ってきたのも気が散るのかもしれない。その乗り手の後について行きがちでした。その方が安心するんでしょうね。

その乗り手さんは気を遣ってくれて、わざと反対方向に回ったりしてくれるのですが、向かい側から彼らがやってくると、私も初めてなので怖いし、キャストがどんな動きをするか読めないので、つい及び腰になってしまい、それがキャストにも伝わるのか、彼も止まってしまうのです。

しばらくその攻防が続いて、慣れてきてから軽速歩の練習もできるようになりました。

立つ時に足を向こうへ踏ん張らずに、下で踵を降ろすように務めること、立つときよりも座る時に抱え込むだけに意識を向けること。先日、YouTube で私がよく見ている外国の乗馬レッスンを見ていると、Posting Trot (軽速歩)の際、ほとんど立っているように見えないんですよね。それくらい、ただ上に放り上げられているのに任せているだけ、なんだなあ。(とは理解できる。それと、できるのとは別問題)

調馬索で駈歩

それから調馬索で駈歩。前回のように全くコントロールが効かないのは練習にならないからね。私も安心。軽早足からだとなかなか駆け足にならない。やはり一度止まってからのスタートか、常歩からのスタートか。なぜかしらね。キャスト君の駈歩、かわいいんだよ。気持ちいいし。ぱからん、ぱからん!って感じ。お尻が浮かないように、鞍と密着、馬と一緒に。左回りでの練習。

「右の手綱がきつすぎる」

なるほど、だから左を引いても右も引かれるから、もうただ苦しいだけになっちゃうんだな。キャスト、ごめんね〜(涙涙)

「左の手綱は引っ張り続けない。馬の首のリズムに合わせて、一緒に前後する。張り具合は同じで」

なるほど。駆け足は首が前後する。なのにずっとぎっちり引っ張り続けたら左唇、削れちゃうよ。キャスト、ごめんね〜、先週はほんと、「もうやめて〜」と腹が立ってきて当然だったね。なのに、走り止めるよりも、「走ってやりゃいいんでしょ」と、走り続けようとしてくれて、本当にありがとう。

できた!と言うわけではないけれども、練習になった。次週もまだまだ軽速歩も正反動もたくさん練習したい。


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