ELICA's IKI

カテゴリー: メルマガ《舞台表現》

  • 演技がうまくなるためには

    演技がうまくなるためには

    六月に入り、東京の梅雨入りも目の前に迫ってきました。

    前回のメールでは、演技で大事なのは「己を知る」だとお伝えしました。

    では、演技が上手くなるためには、日々、どんなことをすれば良いのでしょう?

    基礎訓練!

    これに尽きます。

    野球やテニスと同じ。

    もちろん、基礎訓練だけをやっていれば良いわけではありません。
    応用、実践、人前での緊張感のもとでの本番、その反省。

    全て大事です、もちろんですとも。

    けれど、応用も実践も人前での緊張感のもとでの本番も、全て、基礎訓練ができていてこそ、であることは、おわかりですよね。

    基礎って、簡単な作業の繰り返しなので、つい、「できる・やってる・できるからもういい」と、難易度の高い技術の部分へ飛びつきたくなるものなのですが、そこを、ちゃんと基礎訓練を毎日できるかどうかが、長期に亘って活躍することの分岐点になると私は思います。

    ===

    先週の一言シェイクスピアは:

     時は全ての良きことの育ての親(5月29日)
     希望は恋する者を支えてくれる杖(5月31日)
     恋心は氷に刻まれた姿のようなもの(6月2日)

    市ヶ谷にある大日本印刷の散歩道からお送りします。

    先週の三輪えり花:

    公益社団法人国際演劇協会日本センターのメンバーで作っている「英語圏部会」の例会がありました。今年は、七月、九月、十一月にイベントを行います。なんと十一月は、三輪えり花の処女作の発表です!わ〜

    今後の予定:

    ・国際演劇協会日本センター英語圏部会イベント【戯曲研究会】『帰還』

    7月7日(日曜)14時 @アトリエ第Q藝術

    主催・主演 オーハシヨースケ

    チラシができました! 英語圏部会のHPに近く掲載しますね。

    ・公益社団法人国際演劇協会日本センター英語圏部会ではシアター・トランスレーション講座を開講する予定です。詳細、追ってご連絡しますね。

  • 演技で大事なことは?

    演技で大事なことは?

    前回お届けしたメールで、「演技」という言葉には「嘘くさい」という意味がよく含まれるが、本当に優れた俳優が演技をすると「信じられる」、だから信じられることを演技の目的の第一義にしたいとお伝えしました。

    では、実際に、信じられる演技をするために大事なのは何でしょう?

    三輪えり花としては、「己を知る」と考えています。心理的な意味と、身体的な意味の両方で。

    シェイクスピアの名セリフのひとつに、『ジュリアス・シーザー』で、キャシアスがブルータスに「お前、自分の顔が見えるか?」と尋ねる場面があります。

    ブルータスは「自分で自分の顔は見られない」と答えます。キャシアスは「俺がおまえの鏡になって、お前というやつを見せてやる」と答えます。そして、ブルータスが聞きたくない点、見ないで済ませようとしている点を指摘するのです。

    そう、「己を知る」のは、深層心理が見たくない点を見つけ、直視しなくてはなりません。また、身体においても、体のどこがどうなっているのか、気がつけるようにならなくてはなりません。なかなかに大変ですね。

    みなさんもぜひ、ご自身の鏡となる人を見つけてみてください。

    ===

    先週の一言シェイクスピアは:

     恋は子供と同じ(5月22日)
     星に手を伸ばそうと(5月23日)
     どんな光が光と言える?(5月25日)

     俺の命からも去ることになる(5月26日)

    小金井公園と河口湖大石ハナテラスからお送りします。

    先週の三輪えり花:

    公益社団法人国際演劇協会日本センターの理事会がありました。プロ・アマ・愛好者、舞台芸術、身体表現を愛する人たちならどなたでも会員になれます。興味があれば三輪えり花まで一言、どうぞ。

    今後の予定:

    ・国際演劇協会日本センター英語圏部会イベント【戯曲研究会】『帰還』

    7月7日(日曜)14時 @アトリエ第Q藝術

    主催・主演 オーハシヨースケ

    この作品についてと、オーハシさんについては、今週にも打ち合わせを行いますので、詳細を掲載できると思います。

    ・公益社団法人国際演劇協会日本センター英語圏部会ではシアター・トランスレーション講座を開講する予定です。詳細、追ってご連絡しますね。

  • 演技には意味が二つある!

    演技には意味が二つある!

    前回お届けしたメールで、演技とは、「あるキャラクターになる技術を演じる(開き、見せる)ことである」と申しました。

    今日は、その「演技」にも二つの意味があることをお伝えします。

    これ、すごく大事。

    「なにそれ、演技でしょ」
    「演技してんじゃねーよ」
    「演技には見えないけど」

    これらはどれも、「演技=嘘くさい」という意味で使っていますよね。

    実際、RADA (英国王立演劇アカデミー)の通訳をしていた時、先生方が俳優たちに向かって 

    Don’t act! 

    と声がけしていました。

    つまり、英語でも「演技しないで!」は「芝居がからないで」という意味で、つまりは、嘘くさいことをするな、という意味で使うのです。

    一方で、本当のプロフェッショナル俳優が演じる演技に接すると、「嘘くさい」とは思わないですよね。

    そこなのです!

    嘘くさいか、信じられるか。

    我らが目指すのは「信じられる」ほうの「演技」です。

    一緒に願張りましょう。

    今週もLaugh, Love, Live!

    ===

    先週の一言シェイクスピアは:

     穏やかな小川のように(5月12日)
     シェイクスピア最初の変装シーン(5月13日)
     評判がどうなどゆめにも思わず(5月15日)
     嘘つき男のお抱え手段(5月17日)
     席を外してはくれまいか(5月18日)
     口の巧い人は(5月19日)

    調布の深大寺植物園と小金井公園からお送りします。

    ❗️SNSでは「評判がどうなど夢にも思わず」が人気です。

    今後の予定:

    国際演劇協会日本センター英語圏部会イベント【戯曲研究会】『帰還』
    7月7日(日曜)14時 @アトリエ第Q藝術
    主催・主演 オーハシヨースケ

    このめちゃくちゃ面白い作品についてと、オーハシさんについては、別途お知らせいたします。

  • 演技が要るもの・要る人

    演技が要るもの・要る人

    美しい日曜日です。
    太陽フレアのせいで北半球では、普段見えるはずのない湖水地方やウィーン、モンサンミッシェルでも見られたとか。
    ・・・一度見てみたいなあ。

    さて、日曜の朝はワクワクするメルマガで元気を差し上げます。

    「演技」の話。

    What?!

    「演技」ときくと、俳優が別のキャラクターになって台本でドラマを演じる、と思いますよね。9割、合っています。

    あとの1割を補足しますと、台本はなくても良いし、ドラマを演じなくても良いのです。

    演技の定義

    「別のキャラクターになって、観客の知性や感性を刺激し、彼らの心を「なるほど」「わ〜」と動かすこと」が演技です。

    演技が要る人

    となると、
    歌手もダンサーも楽器演奏者ももちろん、
    プレゼンテーションで研究発表をするのも、
    企画会議で新製品の売り方を発表をするのも、
    営業が顧客を前に商品説明をするのも、
    ぜ〜んぶ「演技」が必要です。

    ここで、
    「それはちょっと違う」と思ったかた、いらっしゃいますね?
    わかります。
    「演技なんてしないで、リアルに話しかけるんだ」って。

    ええ、でも「別のキャラクターになる」を考えてください。

    研究発表するのに、夫や妻に話しかける「当たり前の自分」を使いませんよね? 「研究を重ねてきた者」という役割(ロール)で発表を行うじゃありませんか。

    ね、それも「演技」なのです。

    なにしろ、「演技」とは、漢字の意味から言っても「技(能力)を演(開いて見せる)する」ですから。

    緊張するときや、あまり気が進まないことも、「あるキャラクターの役割を演じよう」と思うと、気が楽になりますよ。

    今週もLaugh, Love, Live!

    ===

    先週の一言シェイクスピアは:

     愛の神様、翼を貸して(5月8日)
     愛の翼で飛べるんだもの(5月10日)
     彼の顔は私の〇〇(5月11日)

    塩船観音と、調布の深大寺植物園からお送りします。

    今後の予定:

    国際演劇協会日本センター英語圏部会イベント
    【戯曲研究会】7月7日(日曜)14時、開催決定!
    詳細近日公開

  • シアトリスト三輪えり花の《舞台表現》

    こんにちは、三輪えり花です。

    シアトリスト三輪えり花の《舞台表現》メールです。

    先週は、メールマガジン配信サイト引越しのため、配信がまばらになりました。

    毎日の一言シェイクスピアを2月に始めてから、ほぼ毎日、ブログに投稿し、かつメールでも配信してきました。が、毎日のメールだと疲れてしまう方もいらっしゃるかと思います。私自身、他の方の毎日メルマガは、1週間分をまとめて読むスタイルです。

    これからは、「一言シェイクスピア」を毎日読みたい方は、ぜひブログへお越しください。

    まとめて読みたいかたのために、このメール配信はペースをゆっくりにして、お伝えしたいことをお伝えするものにしたいと思います。

    みなさんからの質問や取り上げて欲しいテーマも、遠慮なく教えてくださいね。

    それでは、今回のメールでお伝えするのは、ブログに掲載した下記の各記事です。リンクをクリックするとお読みいただけます。

    1  先週の【一言シェイクスピア】

      5月2日号「〇〇すれば地獄落ち」

      5月4日号「最初はたしかに可愛いと思った」

      5月5日号「自分自身を失うしかない?」

      5月6日号「この俺は、俺にとって・・・」

    2  表現力と存在感

    知っていれば、最強の「表現力と存在感」についてブログに書きました。

    「表現力と存在感」

    3 未来の予定

    ・公益社団法人国際演劇協会(UNESCO傘下)日本センターの中にある【英語圏部会】では、年末にかけて、3本のお芝居のリーディング公演を企画しています。ひとつめは6月末頃にある予定。決まったらお知らせしますね。

    ・同じく【英語圏部会】では、戯曲翻訳をしたいかたを育成しています。
    少しでも興味のあるかた、ぜひ「こんな講座なら受けてみたい」を三輪えり花に教えてくださいな。


    今回のメールはここまで。

    読者からのお便りお待ちしています!

    Laugh, Love, Live!
    三輪えり花