前回の日記で、Carrygerry Country House について独立記事にしますと申しました。ここではその素晴らしいカントリーハウスをご紹介します。もうぜひぜひぜひぜひ訪ねてほしい。その際に守るべきマナーなどもお伝えしますから、アイルランド上流社会の生活をミニ体験してください。
Carrygerry Country House キャリジェリ・カントリーハウス。 アイルランドを縦に流れる、ブリテン島全体の中でも最大の川、シャノン川の河口近く、シャノン国際空港のすぐそばにあります。 シャノン国際空港は、ヨーロッパ便がありますので、ヨーロッパとの行き来にはとても便利。でも日本から向かうには、やはりダブリン経由、バスまたは列車で向かうのが良さそうです。
この部屋が最高なのがわかりました。 ベッドです。Four poster bed (フォー・ポスター・ベッド。柱が四隅に立っている豪華なベッドのこと)。本来はここ全体にカーテンを張り、プライバシーと温かさを確保したのです。
ちなみに、four poster bed で有名なのは、チャールズ・ディケンズが書いた『クリスマス・キャロル』の主人公スクルージ。彼はこの種類のベッドで寝ています。クリスマスの3番目の精霊は、スクルージがベッドに横たわっている未来を彼に見せます。彼の洗濯女が「カーテンまでひっぺがしてきた」というセリフがありますが、それがfour poster bed のカーテンのこと最後にスクルージが第三の精霊に命乞いをしてその足元にしがみついて「改心します」と泣き叫びながら、気がつくと、ベッドの柱にしがみついていた、というのが、この柱です。スクルージはケチだけどなぜか家具は良いのを持っていたんですね。 ・・・劇団昴で上演があったとき、大道具が凝ってしっかりしたfour poster bed を作っていました。上演後、誰か要りませんか?と問い合わせがあり、とっても欲しかったけれど、断念しました。
地図でお見せしますね。まずはアイルランドの位置。 イギリスの左となりですね。さらに左は大西洋で、その先はアメリカです。 そして私の今回の旅は、2022年12月に上演するお芝居の作者レディ・グレゴリーの関連土地を巡ります。それは、アイルランドの西側、ゴールウェイ郡とクレア郡にまたがっています。(郡ではなく、県とか州と考える場合もある。よくわからぬ。英語では County Clare, County Galway)
道は対向車が来たらギリギリすれ違えるか否かの幅。イングランドを運転したことがある人なら、コツウォルズ界隈の B ロードの感じ、と言えばわかるだろうか。(あれ、むしろわかりにくい? イングランドは、 M (高速道路)、A(幹線道路)、B(一般道)となっていて、田舎をてけてけ走る道はだいたいが B ロードでここを走るのが楽しいのだ。)その道の両側に背の高い木が生えている。森や林の中の道ではなく、並木道だ。が、この並木、別に誰が世話をするわけでもないと見える。フランスの並木道のように整然とすっきりとしていない。木の根元付近はベリーや野生のバラなどの灌木類が密集しており、それがさらに木に絡みついている。木の幹は太いのでしっかり上に向かって立っているのだが、枝は生命力にあふれる美しい緑を輝かせながら道路に向かって拝むように伸びている。根本に絡む灌木と道路に降りかかるような枝のおかげで、1本の木の形は C の字に見えるのだ。それが両脇にある、その真ん中を運転していると、まるで完全円形のトンネルの中を進んでいるような感じだ。なんてこった。こんなのはインスタグラムや世界の写真家の「美しい風景」のようなものでしかあり得ないと思っていた。現実、ここにこうしてあるなんて、信じられない気持ち。しかも、たまに、両脇の木の根元がぐっと道に張り出して、木の枝がが少し外へ向かって離れていると、これはもう、おわかりですか? ハート型です!! ハート型のトンネルを通っているのです。豊かなふかふかの緑のハート型のトンネルで、その先の空間は夕まぐれの柔らかい青空。奇跡ですか、神秘ですか、舞台装置ですか、です。完璧だ。私のアイルランド旅は完璧です!今思い出しても夢のようです。絶対に戻って写真を撮りたい。証拠をみんなにお見せしたい。