クリスマスはアイルランドのお芝居を

いよいよ来週から、久しぶりの演出です。12月18日は稽古場での最終稽古!

三輪えり花の所属する、ユネスコ傘下の国際演劇協会 International Theatre Institute (ITI)では、世界的パンデミックに負けずに、舞台芸術で人々の人間らしさを失わないようにしていこう、と芸術活動を積極的に行う取り組みをしています。ITI日本センターでも、心温まる作品を提供したいと思い、アイルランドから3作品を選び、クリスマスの時期に東京で上演いたします。配信もご用意いたしましたので、日本全国、どこからでもご覧いただけます。クリスマスには演劇を!

今回の企画は、2人の演出家が、AプログラムとBプログラムをそれぞれ担当し、交互に上演します。三輪えり花は、Aプロを演出。アイルランド演劇の母とも言われる100年前の作家オーガスタ・レディ・グレゴリーの短編二本(各30〜40分。総上演時間は90〜100分ほど)です。

NHK連続テレビ小説『鳩子の海』や『Gメン75』で一世を風靡した藤田三保子さん、劇団昴を経てフリーで活躍し『機動戦士ガンダム』のマ・クベの声でも有名なベテラン田中正彦さん、現代日本でトップクラスのオペラ歌手大山大輔さん、温かみのある味わい深い演技力の須田真魚さん、『おーい、大石!』などの映画監督でもあり表現力豊かな菊沢将憲さんら、ものすごく魅力的で楽しい俳優たちと、日本を代表する作曲家池辺晋一郎氏の音楽で、とことん満喫できる舞台をご用意しています。

三輪えり花はアイルランド演劇史を掘り起こしている時に、レディ・グレゴリーを発見しました。なんとアイルランド国立劇場(アベイ座)創設を先導した人だったのです。彼女は、「演劇なんてイギリス貴族の遊びだろ、けっ」と見向きもしなかったアイルランド庶民を創立当初の国立劇場に誘うために、彼らが最も共感できる身近なキャラクターたちを主人公にして、楽しくて軽やかな短編をつぎつぎに書き、アベイ座はたちまち大賑わいとなりました。今回、当時も大ヒットした、これぞアイルランド人の本質と言える作品を2本選びました。そのリサーチのためにこの秋にはレディ・グレゴリーの故郷訪問をしてきましたので、その経験を演出に活かしております。

アイルランド人の暖かさと力強い前向きな笑いを、素敵な音楽と歌で編み上げました。
どうかご体験いただければと思います。

https://itij2022.com/

特設ホームページもでは、アイルランドの魅力や、作品の背景について美しいお写真と共にご紹介しています。
とっても楽しいので、ホームページの「作品について」の項目もぜひご覧ください。

ご予約、心からお待ちしております。

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