ELICA's IKI

タグ: 軽速歩

  • 乗馬 Day 41: アン 1/4

    2023/01/31 火曜日、2ヶ月ぶりに乗馬!

    乗馬クラブの評判って、なかなかインターネット上にないので、実際に行ってみるしかないのだ。大学の馬術部や競技に出場している方の感想と、私のような初心者の感想と、全然違うはずですしね。

    今日は、相模原にある アン乗馬倶楽部 http://www.ann-riding-club.com/ の4回レッスンの1回目。

    相模原の緑化センターの裏にあります。

    よく吠えるビーグルちゃんの迎えられて、クラブハウスを探していると、洗蹄場(せんていじょう)の修理をしていたおじさんが案内してくれました。

    外階段を登っていくと広々としたティールーム。きちんと整頓されていて、すっきりしています。誰もいないので奥へ向かうと、ロッカールームも窓が大きくて明るく、広々。お手洗いも男女別で清潔で綺麗。たいへんたいへん気に入った。(トイレは大事)

    しばらく待っていると、男性がやってきて、受付をし、馬を用意してくれるとのこと。このかたが先生です。安澤(あんざわ)さん(もしかして、このお名前ゆえに「アン乗馬倶楽部」?)

    パートナーは栗毛のエンジェル。お尻もムチっとして肌はツヤツヤしています。

    安澤先生は、調馬索をつけて、私に正反動のレッスンをつけてくれるつもりらしい。というのも、始まる前に「もう41回目で、正反動に少し入ったところですが、そもそも速歩を出す(常歩(なみあし)から速歩(はやあし)へ移行させること)ことさえできないんです、全然乗れません」と、申告したためかと思います。二ヶ月ぶりだし、初めての場所だし、調馬索付きは当然ですね。

    乗り込みは、つま先前向きで初めてバランスよく乗れました!やった! つま先前向きがなぜ良いか、はこの動画で学びました。

    隣の畑で刈り込みのモーター音がしているのがエンジェルは怖いようで、両耳がパタンと後ろへ倒れてしまっている。この耳は私も怖い。これは調馬索があって良かった。

    脚を使ってスタートさせると

    「体重を後ろへかけるだけでいいですよ」

    なるほど。脚を使うとさっさとトロット(速歩)になる。なんて反応の良い馬なんだ。まずは軽速歩から。

    しかしながら、その刈り込みエンジンの音のせいか、私が乗り慣れていないのが乗りにくいのか、エンジェルはすぐに安澤先生の近くへ戻ろうとしてしまう。

    それでも、常歩さえ通過せずにすぐに速歩になってくれるので、たくさん軽速歩の練習ができるのが嬉しい。座るときに馬に優しくすいつくように座ることができるときも増えてきた。でもまだまだ「立つ」気持ちが強い。上にはね上げられたら座りにいく、そっちなのですよね。

    しばらく軽速歩をしたあと、正反動の練習開始。軽速歩では何も言われなかったので、たぶんある程度は大丈夫な状態だったのだろうと思う。私も恐怖心がなく、外足のタイミングで立つのを合わせることも、うまくいかなかったときに直すこともできたし、気持ちよくリズムを掴めたし、視線は常に行先を見ていられたし。

    一度、エンジェルが後脚を跳ね上げた時があった。

    「手綱を短く引き締めすぎましたね」

    だそうです。それを嫌がったのね。

    「どうして速歩になってしまうのでしょう?常歩にしたいのに」

    「手綱が短いからです。たらんと伸ばすと常歩になりますよ」

    この、手綱の長さに関しては、クラブと先生によっておっしゃることが違う。もしかしたら、馬のそのときの状態によって違うのかもしれない。まだまだ私の中にデータが少なすぎて、どうすればどうなるのかが掴めないだけなのだろう。

    正反動練習では、鞍の前についているベルトを両手で掴むように言われた。掴まなくてもただ座っていればいいのだろうと思っていたが、何度か促されたので、掴むことにした。すると・・・!

    「もっとそっくりかえって」

    え、こんなに?????

    と思うくらいそっくりかえる。後ろへ寄りかかる感じ。えええええ???

    でも鏡で見ると、なるほど、馬が前に動くからこれだけ後ろへ寄りかかる感じになっても見た目は直立しているようになる。しかしながら、それだけ後ろへ寄りかかろうと思うと、この鞍の前のベルトに捕まらざるを得ない。お尻が弾まないようにするにはどうしたら良いのか、さっぱりわからないまま、とにかく後ろへ寄りかかり続ける。その間も背中が丸くなったり肩が上がったりしないように、できるだけ上半身をリラックスさせつつ、だらけた姿勢にならないように。

    「そして踵で弾みを逃す」

    えええええ???? 
    全く意味がわからぬ。どうして良いかわからぬ。力を抜けば馬のお腹を膝と踵が叩き続けるように脚も弾んでしまうし。踵で逃すって、踏むってことだろうか?踵、踵、そっくり返る。結果、脚が前の方で突っ張ってしまう。

    そしてエンジェルは、3周走ると先生のところに戻ってピタっと止まる。そしてまた常歩なんか通らずにトロットをはじめ、私は正反動でそっくりかえって必死でベルトに捕まって自分を保とうとして、3周するとまた先生のそばに行ってピタッと止まる。・・・面白すぎる。

    調馬索で、3周ずつ(エンジェルの采配で)、しかも走るの大好きなエンジェルで、というのは座り方の練習にはもってこいですね。調馬索が付いているおかげで、馬の鼻先をいつどこへどう向けるかなどは一切考えずに、ひたすら座り方だけに集中できる。しかもエンジェルが走るの大好きで、私に向かって「はい、走りますよ」と言わんばかりの顔で、とっとと走り始める。(そして3周してピタッと止まる)

    いやあ、今日ほど集中して全身の筋肉を使ったことはこれまでにない。たいへんたいへん面白かった。なんかめちゃめちゃ練習した気がする。

    私から何かエンジェルに指示できたところは一つもないのだけれど(常歩にしようと思っても速歩になるし、勝手に止まるし)、速歩を出すのさえできない私には、勝手に速歩を喜んでしてくれる元気なエンジェルのおかげで、たくさん練習できた。乗馬しました!という気分でいっぱいです。

    あと、安澤先生は馬に対してとても優しくて、一度も「蹴る」という言葉を使わなかったし、鞭も使わないし、ひたすら優しくエンジェルに話しかけていたところが非常に好感が持てました。無口なかたですが、教えるポイントは「バランス」「座る」などを、「型」として目指すのではなく、馬とコンタクトをとることを目指すことがよく伝わってきました。

    レッスンが終わる頃にはへとへと。恒例の「お写真撮ってもいいですか」のために、車へ戻り、iPhone をとりだしましたが、えっ!!! う、腕が・・・上がらない・・・。

    いったいどれほどしがみついていたのでしょうねえ。困ったもんだ。とくに左手がひどい。肘より上に前腕が上がらない。とほほ。

    それでもなんとかエンジェルのお写真を撮ろうとするのですが、最初はスマホに興味を示したエンジェルはそれが食べ物ではないとわかった途端にぷいっと向こうを向いてしまいました。見かねた近くのスタッフさん(または会員さん)が撮ってあげましょう、と餌藁まで持たせてくれたのですが、エンジェル、見向きもせず。この乗り手はへたくそだったから知らんわ、というエンジェルの独り言が聞こえてくるようです。

    そんなとき安澤先生がやってきて、

    「背中を拭いてみますか?」

    そこにはぬるま湯とタオルが。えっ!!!!


    馬に触るのは初めてです。なんか触ったら嫌がられるのではないかと思っていつもコワゴワしていました。サドルを載せていたところをこっち側と反対側と両方吹きます。エンジェルは全然平気な感じで私に背中を拭かせてくれました!!あったかい。ムチムチちゃん。つやつやちゃん。大きな動物の艶々の毛並みの生命力が手のひらから伝わってくる。素晴らしい!首も拭いて、首の下をくぐって反対側へ行き、そっちも拭く。「エンジェル、君はきれいだね〜、つやつやだね〜」と話しかけながら。

    この、背中を拭く、をしたせいでしょうか、最後にもう一度写真にトライ、と思ったら、今度は、なんと、ふがふがしてくれました。

    で、エンジェルがふがふがしているのをみた隣の馬までふがふがしたさそうな顔でこっちを見てくれたのがとっても可愛かった。

    2度目のレッスンが楽しみです!

    乗馬楽しい!!

    あとでウェブサイトを確認すると、このエンジェルちゃんは、上級者ドレサージュ用のレッスン馬。道理でサクサク動いてくれたわけだ。

    口から藁、はみ出しています
  • 乗馬Day 35: I&Iステーブル2/4

    乗馬Day 35: I&Iステーブル2/4

    2022年10月25日火曜日、伊勢原にあるI&Iステーブルの2回目のレッスンに行きました。

    前日が雨でしたし、YAHOO天気をみると午前6時ごろまで雨、また10時から雨模様、という雨雲が出ていたので、HUNTER のゴム長靴で行きました。

    H先生「それで乗るんですか? ブーツを忘れたのかと思いました」
    わ「つまりこれだと、脚の指示とか馬に伝わらないんでしょうか?」
    H先生「使ったことがないし、使ってる人も見たことがないので、ちょっとびっくりしました。でも大丈夫だと思います」

    いーもんね。HUNTERだもんね。イギリス女王陛下御用達で乗馬ブーツ作ってるところだもんね。

    今日のパートナーも、すぐわかるキャンディ。愛くるしいのよね。

    H先生が調馬索を持っていらしたので、おお、今日は調馬索か、とおもいましたが、朝イチだったので「ちょっと歩かせますね」ということでした。
    ゆっくり歩くところから、速歩、そしてトロットと馬のウォームアップ。こんなに小さな円でもちゃんと走れるんだから、乗って走れるはずなんだよね。見ているといろいろ勉強になる。

    乗り込み

    今日はつま先を馬のお尻に向けて乗る方法にしました。まだまだいずれにせよ、よっこらしょ、です。ごめんね〜。

    常歩からすぐに速歩へ

    今日の練習課題は、軽速歩と先生はお考えだったようで

    「はい、すぐに速歩へ。軽速歩を練習しましょう」
    「常歩から速歩にできませ〜ん。鞭なしで指示を出せるようになりたいです」
    「まず、両脚でぎゅ〜っと締めていましたよね。締め続ける感じだと馬はそれが指示なのかなんなのかよくわからないのです。軽くぽんっと与えて、すぐ話す。あとはもう脚を馬体から離しているくらいで。ウェスタンみたいに」

    むむ、なるほど! 
    日の出でもお尻の一点だけで、と言われて両脚は馬体から離しているくらいのつもりで、と教わりました。たぶんこれは、馬に乗ったことがない人には言われないことなのだろう。私が、もう怖がって脚でしがみつく段階ではなく、脚を離してバランスで乗ることを練習すべきだ、という段階にきているのかもしれない。

    「あと、鞭なしで速歩にすることにこだわる必要はありません。みんな普通に持ちますし、気にしなくていいです」

    なるほど。

    馬場を前回のように小さく使おうとしたところ、今日は半分くらいの広さで使って良いとのこと。でもキャンディは先生から離れたがらなくて、わりと小さい円になってしまう。

    「小さくなりそうだな、と思ったら外へ。そのとき、内側の手は持っていかない。ブレーキだと勘違いされます」

    ここは日の出と違うところ。左へ行きたい時、左を開くよりも、右をかぶせていく方が馬の首が左を向きやすい、と習った。いろいろな考え方、調教の方法、などがあるものだな。「うちの調教」というのがあるんだろうな。

    考えてみると、「馬の首を高めに・手綱をその状態で張り(きつくじゃないよ)・両手は前に揃えて、方向指示は行きたい方の手を軽く開くだけ」が、私がロンドンで習ってきたやり方だとだんだん思い出してきました。ということは、I&I ステーブルが、これまで体験してきた乗馬クラブの中で一番ロンドン系です。もっとも、去年の10月ごろに体験乗馬では、本当に初めての乗馬、というくらい忘れていたので、いま体験に行けばまた「なるほど」がいろいろあるかもしれないな。

    いつもと違うのが苦手なキャンディ

    今日のキャンディは、円のある箇所にくると、ぴょこんぴょこんと走って逃げ出すような背中の動きをする。そのたびに、つまづいたのかと思って、「おっと〜!」となる。

    「あそこで植え込みの植栽をしているんですよ、今日。モーターの音はいつも通りなのでそんなに気にしないのですが、人影があそこで動くのがちょっと嫌みたいですね」

    たしかに、そちらのほうをいつも気にして耳を立てて注意を向けている。そんなに暴れるわけではないので、ここにくると跳ねるな、と思っていれば大丈夫でした。

    軽速歩の立つ座る、実は・・・

    軽速歩でね、キャンディはそんなに上下が大きくないので、しっかり立とうと思うと、かなり立ち上がるために太ももを使ってしまいます。

    「先生、両脚は軽く離したままとのことですが、いざ立つときは、鎧を踏み込む感じでしょうか?」
    「いいえ、馬のお尻にはね上げられるのに任せたままでいいのです。だから立とうとせず、はね上げられた分だけで」

    なるほど!めちゃめちゃ立とうとしていました!!

    正反動とはちょっと違うのだけれど、跳ね上げを感じて、その分だけ波に乗っていくような感じ。おおお、大変に乗りやすい。気持ち良い。

    「そうそう、それくらいでいいです」

    キャンディの感覚だと、お尻が鞍から3センチくらいしか上がらない程度。実はあまり跳ね上がらないので正反動も簡単なのでつい正反動のままにしてしまう。いろいろ本当におもしろい!

    カーブする方向と軽速歩の立つタイミング

    カーブする方向に従って軽速歩で立つタイミングを「合わせる」と言います。

    「方向によって合わせが異なるのはなぜか知っていますか?」
    「カーブの外脚が、より広くストライドを取れるように、です」(と、ロンドンで習ったのを思い出した)
    「外脚を出す時に、馬のお尻がグイッと前に来るので、そこに合わせるためです」

    ふむ。先生の論は、人間側の「これが楽」で、ロンドンの論は、馬側の「これが楽」ということですな。

    次の課題

    両脚は楽に。
    軽速歩を楽に。
    手綱捌きに気を遣う。

    おまけ

    終わって馬房に戻ってくると、G先生が

    「その靴で乗ったの?」

    とお笑いになる。い〜もんね〜。

  • 乗馬Day 34 I&Iステーブル1/4

    乗馬Day 34 I&Iステーブル1/4

    去年の10月、25年ぶりに再開した乗馬。34回目となりました。

    私が乗馬クラブにまだ入らない理由

    日本の乗馬は、特定の乗馬クラブに入会金と年会費を払って所属し、その上でレッスンや騎乗料を支払いながら馬の世話や馬場の整備を会員がサポートする仕組みです。そのため、自分は日本のここにずっと住んで毎月ちゃんと乗馬をするのだ!という強い意志を持った人が会員対象です。
     が、私のように、舞台が決まったり、翻訳や執筆が佳境に入ると、数ヶ月は乗馬に通う時間も取れないだろう、とか、しばらく海外に行ってしまう、とかの展望を抱えていると、なかなか高額な年会費を払って特定の乗馬クラブに入る勇気(とお財布)がありません。それゆえ、体験レッスンや、単発のスクールを渡り歩いています。
     それじゃ上手くならないよ、一つのところでじっくり進めないと、という意見もあるかと思います。演劇と同じで、ワークショップを渡り歩いても、自分の足りない点には気づけても、いざそれを直せるかというとそうはいかないのと同じです。が、三輪えり花、これから馬術競技に出るのは展望の中になく、ただ馬に乗っていることが好き、という状態ですので、まだまだ体験と単発を渡り歩くことをお許しください。

    I & I ステーブル

    というわけで、今度は高速道路に乗って1時間半というかなり遠くにある I&I ステーブル というところの4回レッスンを受けることにしました。

    前日に、15時という予約を入れていただいたのに、当日、あまりの遠さに出発時刻の計算を間違えて、慌ててお電話すると、16時からに変更してくださいました。すみません、ありがとうございました!

    広い畑の中をぐんぐん進むとかなり規模の大きい馬房やサイロが見えて来ました。ここです。馬房では、美しい女の人が、馬の手入れをしていました。

    「お電話した三輪えり花です」

    すると手押し車で餌藁を運んでいたもう一人の美女が、

    「あ〜餌だけやっちゃうんでちょっと待っててください」

    しばらくすると、割と小さめな馬に馬装を始め、受付も支払いも何もかもすっ飛ばして、「さあ、行きましょう」。

    ・・・多分、15時で受付は終わりだったのです。16時はもう餌の時間で、とにかく早くに終わらせようということだったのだと思います。にもかかわらず、レッスンは、規定の30分、しっかり行ってくださいました。ありがとうございます!

    騎乗

    左足のつま先を進行方向に向けて鎧に足を入れて、右足をよっこらしょする乗り方、やっぱり全然ダメだ。なんでYouTubeの欧米人はできるのだろう?私の左足の踏ん張りが弱いのかな。

    先生「考えたことありません」終わり(汗笑)。

    常歩スタート

    これは大丈夫でした。割と急角度で左回りに出なくてはならなかったが、きちんとできた。

    でも、もしかしたら、手綱捌きは、大きすぎたかもしれない。ただ開く。というよりも、引っ張ってしまったかもしれない。

    で、最初に言われたのは「踵をもっと下げて」

    ですね。つま先が鎧にただ引っ掛かっているような感じにして、むしろ、踵を下げる方向へ力を入れてみます。なるほど。相模原で指示されたことと近い。

    速歩スタートの脚

    できません。先生は、割とすぐに軽速歩にさせてその練習へ入ろうと思ってくださったようですが、やっぱりだめ、速歩にいかせられない。

    「もっとちゃんと脚を使う。ポンっと。使ったら離す。離さないでぐずぐずしていると、どんな指示なのか馬が迷ってしまいます」

    ポンっと脚を明快に使う。これも相模原で教わったことと近い。

    ・・・

    が、まだまだ伝わらぬ。つまり、やり方がどこかおかしいのだ。

    「踵の位置が後ろすぎるかも。もっとこの辺」

    なるほど。踵を下げるためにちょっと突っ張ったようなあたり。お腹に踵や脹脛を当てようと思って無意識のうちに膝から下が曲がってしまう=後ろへ行ってしまうようだ。で、踵を突っ張り気味に下ろしている辺りで感じる馬体は、丸い樽にまたがっているようで、サンヨーガーデンで、「大きな丸いボールを脚で抱き抱えている感じ」と習ったことを思い出した。きっとこういう感覚のことなんだな。

    で、まあ、速歩にならないので、先生は、持って来ちゃいました。鞭。

    「持っているだけ。使うときは軽く右肩に触る感じで」

    持っているだけ、というのも相模原でのやり方と同じです。

    鞭だけではなく、先生の舌鼓もあって、馬はやっと「なんとなく」速歩になってくれました。常歩か速歩かわからないくらいのんびりしたやつです。のんびりしているので、お尻が全く跳ね上げられず、むしろ立とうとするのが難しい。頑張って立とうとするものだから、鏡(馬塲に面して小綺麗なロッヂが立っていて、そこのガラスが鏡の役割をしている)に移る姿は、めちゃめちゃ前傾(涙汗)。こりゃダメだ。

    それでも、しばらく乗っているうちに徐々にリズムが掴めてきた。

    あと、左回り・右回りに合わせて、立つ瞬間をどっちの足に合わせるか、もできていた。これは相模原のおかげ。ずれたら二度ポンポンして直すのも、楽にできた。

    「スピード上げましょう」

    「いかに?!」

    「座った時に脚を使います」

    無理や〜(汗涙)

    脚を使おうと思うと、座りっぱなしになってしまうから、立つ座るがずれるし、座ったからといって、元々使えていない脚が使えるはずもない。

    「スピード上げかけた時に手綱を引っ張らないで。進むのか止まるのか指示がわからなくなってしまいます」

    ですよね、ですよね、ですよね。でもスピードが上がった時に無意識の恐怖感で掴まらなくちゃ、と思ってしまう。

    八の字方向転換

    軽速歩をしながら方向を転換する。相模原でも最後のレッスンでトライした。が、まだまだ常歩に戻ってしまう。ごめんね〜。馬を混乱させてしまうから、こういうことになる。なんとかいうことw聞かせようとすると手綱も引っ張ったりなんなり、バラバラになる。やれやれ。

    輪乗り

    意図せず、輪乗り。
    馬場は広いのだけれど、障害用のバーなどで、私のレッスン用のスペースが区切られており、それが割と狭いと感じた(サンヨーガーデンの初心者用丸馬場と同じくらい?)。日の出や相模原の広さだと、直線が長めだったので、その間になんとか軽速歩に持っていくことができたけれど、直線がほとんどとれず、取れると今度はカーブがキツくなる感じで、馬の進む方向への指示が難しかった。面白かったのは、この馬が、仕切りを超えて向こうへ行こうとすることだ。だからちゃんとそれをしないようにカーブを描かせなくてはならない。ところがそのうちに馬は、どんどん円を狭くしてしまって、ついには、かなり高度な、狭い輪乗り状態に。おいおいおい。指示の上でそうなるならいいんですけどね・・・(泣笑)

    手綱の長さ

    今日は何度も手綱をもっと短く、と指示された。手綱の長さ自体は、他のクラブで乗った時と大して変わらない。思い返してみると、これまでは、馬たちは首を垂れて歩くように調教されていた(多分、初心者用として?)。そしてこれまでは、馬の首を引っ張らないで、とも指示されてきた。今日の馬は、首が高い。すごく上げている。で、その首を緩ませないように、手綱を「張る」状態で乗るよう指示された。もうほとんど手綱の一番短いところギリギリだ。イギリス時代は、この方法でした。だからこれまでの33回、手綱を長く持って馬が首を垂れているに任せるというのがちょっと不思議だった。いずれもクラブの初心者用のスタイルの違いだと思う。なぜならば、最終目的は、馬術競技のドレサージュでは、馬の首が高く上がっていることが絶対に大事だからだ。早い段階から馬の首が上がっていることに注目するか、最初のうちは初心者を乗せて走り出さないように垂れた首で動くように調教された馬で練習するか。なのではないかな?どうだろう?

    というあたりで、今日のレッスンはおしまい。4時半のチャイムが村に響き渡ったところで、終わりになりました。わずか30分で、今日は真夏のように暑くはなかったのに、汗をめちゃめちゃかきました。夏の、日照りが暑いからかいた汗、ではなく、しっかり動いたからかいた汗、という感じ。腹筋や背筋、脚に意識を向けられるようになってきたからではないか。

    次回への抱負

    常歩から速歩を出せるように。脚の位置、踵の感じ、意識する。

    手綱を手元だけで微妙に動かせるように。イギリス時代はできていた。できるはずだ。

    始める前は、必ず一度立って、鞍から立つ動きが、前傾せずにできる状態か確認すること。

    終わってからやっと先生のお名前と馬の名前を聞くことができました。

    先生はIHというお名前。
    馬はキャンディ。珍しい!牝馬! 足の短いクオーターのミックスです。右足がちょっと内股。とても人懐こくて、私がおでこを触るとぐいぐい撫でて撫でて、をしてくる。可愛い。

  • 乗馬DAY33: 相模原 Lesson 4/4

    乗馬DAY33: 相模原 Lesson 4/4

    2022年9月21日、相模原乗馬クラブへ、初心者用4回チケットの4回目! 指導はD先生、パートナーはおっくん。

    今日は定時10分過ぎ頃に始まりました。

    なので、既に馬場に出ている方々の乗り方や、馬の様子など観察しました。

    馬について

    馬装房にいる一頭が、うつらうつらと目を閉じています。わー可愛い!と思ったら、蹄の間を掘ってもらっているところでした。蹄鉄は、文字通り、馬蹄形をしています。そのUの字の隙間には藁や土などが、どんどんはまっていきます。なので、毎回しっかりそれらの泥や藁を掻き出してやる必要があります。耳掻きが気持ち良いのと同様、蹄掻きも気持ち良いのかしらね。

    乗馬ポイント 速歩へ

    うーむ、やはり今日もまだだめでした。がっくり。常歩へスタートすることも、私の指示に従っているというよりも、はーい歩きますよー、と寧ろおっくんが自ら私を運んでくれているだけな気がする。だから、おっくんがその気にならないと速歩にならない。そして私はおっくんをその気にさせることがまだできない。残念!ついにD先生は短鞭を持ってきました。おぉ。まだまだなのだ。「何が悪いんでしょう?」「伝わってないんですよ」つまり、私の脹脛だどんなに鞍の脇でパタパタポンポンしていても、おっくんは、私がただ暴れているだけだと思っているらしい。むー。

    乗馬ポイント 軽速歩

    つい1週間前に来たのに、乗り始めの感覚がまるでしばらくぶりかのようにオロオロした。鞍に跨るのもまだまだボディを預ける感じにできないし。それでも、脚と立つ座るを円周方向に従って合わせることはできた。とくに、八の字で方向転換する際に、速歩のリズムを緩めないことと、方向が変わる際に外脚に乗り換えることの2点はなんとかできました! それがこの4回の成果です。おっくんが良い子で、嫌がらずに速歩を続けてくれるから、速歩の状態で色々練習させてもらえた。たまにね、先生が馬場の外へ他の馬の様子を見に行ったりするとね、おっくんはね、はーやれやれ、となるのです。でも、はーやれやれになり始めた時に脚または短鞭見せると速歩に戻ってくれるので、何とかよし。

    乗馬ポイント 踵下げる

    始まる前に先輩乗り手さんの鎧を見ていても、思ったほど下がっていない。ということは、私の踵はもっともっと爪先立ちみたいに上がっているということか。それで、騎乗中に馬場に立っている全身鏡を見てみると、自分で踵をかなり下げているつもりでも、相当上がっていることがわかった。きっともっと鎧に引っかかっているだけ、という感じなんだろうな。足の裏と鎧の接点にもっと意識を向けるべし。今日の合格点としては、停止の時にきちんと鎧でブレーキをかけられたこと。手綱じゃなくて鎧。手綱はどんなに引っ張っても、馬の馬力には敵うはずがない。

    乗馬ポイント 正反動

    正反動と軽速歩って英語でなんと言うのかしら。

    軽速歩のリズムができて方は正反動の練習。こちら、先週よりも進歩しました。鞍に密着、骨盤と股関節のゆるゆる感。両肩リラックスなど。うまくいっている時は、身体が傷むことがない。もちろんまだまだドシンドシンしますが、身体のバランスは先週より良いのがわかります。私は子供の頃から身体の中心が少しずれていて、ともすると左に寄ってしまいます。左腰に寄りかかっている状態。なので、中学生の頃にアメリカでホストファミリーと馬になった時も馬の背中でボディがどんどん左へずり落ちてしまって、これは落馬するんじゃないかと慌てたことがありました。実は今日も少し、左に身体がかしいでいることなら気がついたら、先生にも指摘されました。ここのところパソコン前作業が続きすぎて、体幹トレーニングが疎かになっていたからかと思います。朝昼晩のトレーニングが理想なのだが。

    乗馬ポイント 輪乗り

    先週に続いて今週も輪乗りの練習。今日は真円を描けるように意識。馬場の横幅を直径として大きな円を描くことができました! 手綱から、はみ を通じて向きを変えてもらうのが、なんか気持ち良い! 

    乗馬ポイント 馬が躓く時

    昨日までの大雨で馬場は、蹄の後がぬかるみになっているところもありました。おっくんはしばらく行くと躓きました。「首を下げすぎないように。下げ過ぎると脚が上がらないので躓きやすくなります」

    乗馬ポイント 馬がルートを外れたら

    そのぬかるみを避けようとするのか、おっくんはある場所に来るとものすごく柵によりすぎてしまいます。それを戻すようにすると、今度は、そこで立ち止まってしまいます。それで柵より内側を歩かせようとすると、今度はかなり内側へ入るようになってしまいました。学習能力が高いのだと思いますが、なかなか良いルートを歩かせられません。「内側へ寄ってきたら、手綱で戻そうとせず、内側のお腹に脚を当てる」。なるほど。左を触られたらそれを避けようとするから右へ戻るというわけか。論理は分かりますが、しかしなりながら片方の脚だけ使うなんて無理やー(*´Д`*)

    そして最後に常歩で3周ほどしてゆったりと終了。

    馬房のおっくんにお粥をあげて、写真撮っておしまい。

    相模原乗馬クラブでは、初心者用の4回チケットで勉強しました。次は半年後くらいに、少し乗ったことがある人用の10回チケットがあるらしいのでそれをやりたい。

    ありがとうございました! どの馬もツヤツヤしてお尻やお腹もぴちぴちしていて、とてもよい環境にいることがわかります。前回の馬ブログでも書きましたが、私のように何か大会に出ることを目指すわけでもない人に、丁寧に色々技術を教えてくださる姿勢が素晴らしいです。

  • 乗馬 Day 32: 相模原 Lesson 3

    乗馬 Day 32: 相模原 Lesson 3

    2022年9月13日 火曜日10時。相模原乗馬クラブへ、4回チケットの3回目のレッスン。
    今日のパートナーもおっくん。指導はD先生。

    D先生は穏やかです。時間より少し早めに始めてくださり、たっぷり乗らせていただきました。

    乗馬ポイント 踵を下げる

    今日もテーマは「踵を下げる」。
    むしろ前方へ突っ張るくらいのつもりで踵を下げる。なかなかうまくいかず、膝から下を突っ張ってしまう。思うに本来は脚はぷらんとぶら下げつつ、膝と脹脛の上の方で馬体と一体化させて、踵はちゃんと中心線の真下にありつつ、車のブレーキに乗せているような感覚で踵を下げている、ということなのだろう。家で丸椅子に腰掛けて試行錯誤しなくては。

    とくに速歩のときは、軽速歩でも正反動でも、踵を下げようと思うと膝から突っ張ってしまって、鎧が足の裏に滑り落ちてしまい、鎧を深く履いている状態になる。おそらく、膝と脹脛上部で馬体と一体化させることができていないから、膝がブラブラしてしまうのだな。ブラブラさせないけどリラックス、というのが難しい。

    乗馬ポイント 腹筋と背筋

    軽速歩でも正反動でも、私の場合は、もっと腹筋と背筋で支えなくてはならないそうです。
    「リラックスして良い姿勢」は日常でも舞台上でも三輪えり花の特徴の一つのはずなのだが、馬の上下運動が入ると、よれよれになるらしい。確かに! それで腹筋と背筋をキープしようとすると、できることはできるのだが、同時に腕と肩に力が入ってしまう。バランスボールとかだと練習できるかな。バランスボール買おう。

    乗馬ポイント 軽速歩と正反動

    軽速歩は、そんなわけで、鎧と踵と体幹がよれよれでしたが、おっくんが良い子なのでひたすら走ってくれて、その間、立つ座るの軽速歩はだいぶタイミングが取れるようになってきました。タイミングがとれるようになったからこその、鎧と踵と体幹の練習に入ったのだと思います。
    さらに今日は、なんと正反動の練習へ!
    おもしろいことに正反動を練習すると逆に軽速歩のための立つ座るをわざわざやろうとしなくてもそのリズムが感じられるときがあります。スムーズにいくときと、鞍の上でお尻がボンボンはね上げられるときと、バラバラですが・・・。最終的には、鞍の跳ね上げのリズムでもお尻が鞍から離れないようにならなくてはいけません。そのためにも軽速歩の立つ座るがもっと馬体に吸い付くように自然にできなくてはなりませんね。そのためにも体幹と膝と脹脛上部のホールドが大事。

    ちなみに今日は最初から鞭をもたされました。つまり、もしかしたらまだまだ鞭なしでは軽速歩に持って行けない可能性があります。

    乗馬ポイント 方向転換

    今日は、方向転換に挑戦!
    長方形の馬場にて、左回りから斜めに横切って右回りへ。1回目のレッスンでもやってみましたが、そのときはまるで言うことを聞いてくれなかったおっくんが、今日は常歩でスムーズに方向転換。嬉しい! さらに、軽速歩をしながら方向転換も練習。これも何度かできました! 嬉しい。手綱を大きく動かさず、できるだけ手のひらの中で指示できることを心がけます。
    手綱を大きく動かすのは、ウェスタンの映画などでよく見かけて、見た目はかっこいいんですけどね。イングリッシュでは出来るだけ目に見えないようにするのです。

    乗馬ポイント 輪乗り

    輪乗り(わのり)にも挑戦!

    これは真円を描く乗り方です。円がブレブレになったり楕円になったり潰れたりしてはいけません。フィギュアスケートでも、コンパルソリーに入っていますね。どの大きさの円を描くつもりでいるのかを初めから意識して、どのタイミングでどんな速さでどんなカーブ度で描き始めるかを考えます。

    女王陛下のお葬式一連で騎馬隊もたくさん出てきますが、横並び一列のまま方向を変えたりする時に外周の方がたくさん動くじゃないですか。あれをどの位置にいても完璧にできなくてはならないわけです。それもこの輪乗りがベースになっているのでしょう。

    馬は背中に揺られてのんびり散歩、あわよくば走ってみたい、と思ってきましたが、動きをコントロールするのも楽しいものだと思い始めました。

    乗馬ポイント ブレーキ

    鎧と踵の関係が大事。踵が下がっていないと、上半身が前にツンのめってしまいます。
    常に何かが起きても踵を下げてブレーキ!
    馬が立ち上がっても、急停止しても、踵で支える。

    たっぷり乗せていただき、ありがとうございました。

    おっくんのお世話

    おっくんに水をあげます。ここでは、水におから(?)を混ぜてお粥のようにしてあげます。おっくん、吸うんだけど、ものの数秒でバケツ1杯分が無くなる!すごい吸引力です。

    馬房に行ったおっくんと写真を撮ろうとしていると、D先生が、おやつを手に持たせてくださいました。こうするとおっくんがこっちを向くので、良い写真が撮れるのです。