2022年10月25日火曜日、伊勢原にあるI&Iステーブルの2回目のレッスンに行きました。
前日が雨でしたし、YAHOO天気をみると午前6時ごろまで雨、また10時から雨模様、という雨雲が出ていたので、HUNTER のゴム長靴で行きました。
H先生「それで乗るんですか? ブーツを忘れたのかと思いました」
わ「つまりこれだと、脚の指示とか馬に伝わらないんでしょうか?」
H先生「使ったことがないし、使ってる人も見たことがないので、ちょっとびっくりしました。でも大丈夫だと思います」
いーもんね。HUNTERだもんね。イギリス女王陛下御用達で乗馬ブーツ作ってるところだもんね。
今日のパートナーも、すぐわかるキャンディ。愛くるしいのよね。
H先生が調馬索を持っていらしたので、おお、今日は調馬索か、とおもいましたが、朝イチだったので「ちょっと歩かせますね」ということでした。
ゆっくり歩くところから、速歩、そしてトロットと馬のウォームアップ。こんなに小さな円でもちゃんと走れるんだから、乗って走れるはずなんだよね。見ているといろいろ勉強になる。
乗り込み
今日はつま先を馬のお尻に向けて乗る方法にしました。まだまだいずれにせよ、よっこらしょ、です。ごめんね〜。
常歩からすぐに速歩へ
今日の練習課題は、軽速歩と先生はお考えだったようで
「はい、すぐに速歩へ。軽速歩を練習しましょう」
「常歩から速歩にできませ〜ん。鞭なしで指示を出せるようになりたいです」
「まず、両脚でぎゅ〜っと締めていましたよね。締め続ける感じだと馬はそれが指示なのかなんなのかよくわからないのです。軽くぽんっと与えて、すぐ話す。あとはもう脚を馬体から離しているくらいで。ウェスタンみたいに」
むむ、なるほど!
日の出でもお尻の一点だけで、と言われて両脚は馬体から離しているくらいのつもりで、と教わりました。たぶんこれは、馬に乗ったことがない人には言われないことなのだろう。私が、もう怖がって脚でしがみつく段階ではなく、脚を離してバランスで乗ることを練習すべきだ、という段階にきているのかもしれない。
「あと、鞭なしで速歩にすることにこだわる必要はありません。みんな普通に持ちますし、気にしなくていいです」
なるほど。
馬場を前回のように小さく使おうとしたところ、今日は半分くらいの広さで使って良いとのこと。でもキャンディは先生から離れたがらなくて、わりと小さい円になってしまう。
「小さくなりそうだな、と思ったら外へ。そのとき、内側の手は持っていかない。ブレーキだと勘違いされます」
ここは日の出と違うところ。左へ行きたい時、左を開くよりも、右をかぶせていく方が馬の首が左を向きやすい、と習った。いろいろな考え方、調教の方法、などがあるものだな。「うちの調教」というのがあるんだろうな。
考えてみると、「馬の首を高めに・手綱をその状態で張り(きつくじゃないよ)・両手は前に揃えて、方向指示は行きたい方の手を軽く開くだけ」が、私がロンドンで習ってきたやり方だとだんだん思い出してきました。ということは、I&I ステーブルが、これまで体験してきた乗馬クラブの中で一番ロンドン系です。もっとも、去年の10月ごろに体験乗馬では、本当に初めての乗馬、というくらい忘れていたので、いま体験に行けばまた「なるほど」がいろいろあるかもしれないな。
いつもと違うのが苦手なキャンディ
今日のキャンディは、円のある箇所にくると、ぴょこんぴょこんと走って逃げ出すような背中の動きをする。そのたびに、つまづいたのかと思って、「おっと〜!」となる。
「あそこで植え込みの植栽をしているんですよ、今日。モーターの音はいつも通りなのでそんなに気にしないのですが、人影があそこで動くのがちょっと嫌みたいですね」
たしかに、そちらのほうをいつも気にして耳を立てて注意を向けている。そんなに暴れるわけではないので、ここにくると跳ねるな、と思っていれば大丈夫でした。
軽速歩の立つ座る、実は・・・
軽速歩でね、キャンディはそんなに上下が大きくないので、しっかり立とうと思うと、かなり立ち上がるために太ももを使ってしまいます。
「先生、両脚は軽く離したままとのことですが、いざ立つときは、鎧を踏み込む感じでしょうか?」
「いいえ、馬のお尻にはね上げられるのに任せたままでいいのです。だから立とうとせず、はね上げられた分だけで」
なるほど!めちゃめちゃ立とうとしていました!!
正反動とはちょっと違うのだけれど、跳ね上げを感じて、その分だけ波に乗っていくような感じ。おおお、大変に乗りやすい。気持ち良い。
「そうそう、それくらいでいいです」
キャンディの感覚だと、お尻が鞍から3センチくらいしか上がらない程度。実はあまり跳ね上がらないので正反動も簡単なのでつい正反動のままにしてしまう。いろいろ本当におもしろい!
カーブする方向と軽速歩の立つタイミング
カーブする方向に従って軽速歩で立つタイミングを「合わせる」と言います。
「方向によって合わせが異なるのはなぜか知っていますか?」
「カーブの外脚が、より広くストライドを取れるように、です」(と、ロンドンで習ったのを思い出した)
「外脚を出す時に、馬のお尻がグイッと前に来るので、そこに合わせるためです」
ふむ。先生の論は、人間側の「これが楽」で、ロンドンの論は、馬側の「これが楽」ということですな。
次の課題
両脚は楽に。
軽速歩を楽に。
手綱捌きに気を遣う。
おまけ
終わって馬房に戻ってくると、G先生が
「その靴で乗ったの?」
とお笑いになる。い〜もんね〜。

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