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タグ: 常歩

  • 乗馬 Day 71: ミホノブースターに横っ飛びされるの巻

    乗馬 Day 71: ミホノブースターに横っ飛びされるの巻

    2023/11/29 先週、サウスくんであまりうまくいかなかったので、今日はミホノブースターだといいなぁと思っていた。馬場に着くと、安澤先生が「みほちゃんを出してきて」とおっしゃる。やったー♪

    お部屋のみほちゃんにハミのない頭絡を付け、引き出して、洗蹄場に繋ぎ、ゼッケン、クッション、鞍と置きます。はみ付きの頭絡は安澤先生が。馬場へ引き出して、またがってから拍車をつけ忘れたことに気がつきます。ただ、みほちゃんとは坐骨の相性が良いらしいので、普通にブーツのかかとでお腹をちょんちょんとやるだけでもてくてく歩いてくれます。ただ、安澤先生の目には、速歩は無理そうだなと映ったらしく、拍車を持ってきて、つけてくれました。

    馬場の半分とはどこ?

    そこから速歩。今日の反省点なのだが、坐骨接点が前すぎたので、後ろへと思ってしまい、今日はちょっと後ろ過ぎたんじゃないかと思う。

    馬場にはわたしを含め、三頭がいる。安澤先生からは半分使ってと言われたが、他の方とごっつんこしそうになったので、私は早めにターンを開始したのだが、毎回そのかたと正面から出会ってしまう。そんなものなのかなと思っていたが、そのかたが、「馬場の3分の1を使うの?それとも半分?」と尋ねてくる。

    三分の一?半分?
    う〜む、まだ意味がわからない、と思っていると、
    「あそこに赤いテープが見えるでしょ。そこが半分の印だから」
    と教えてくれた。

    なるほど! 
    馬場の半分ってあんなに大きいんだ。いつもは3分の1を使っていたということなんだね。いや、半分のつもりが3分の1になっていたのかもしれない。

    駈歩とほほ

    そうこうするうちに、安澤先生がやってきて拍車をつけてくださったので、そこから速歩。とっとこ進みます。軽速歩も正反動もまあまあスムーズに切り替えられるようになりました。手前な斜め方向転換、八の字、いずれも大丈夫です。先生にも「いい感じいい感じ」と褒められました。

    「最後に調馬索で駆け足をしてみますか」

    駆け足のスタートは

     手綱をピンと張る

     お尻で背中を前に送る

     左回りをしたいので、右足でお腹をトン

    ところがどっこい!

    ミホちゃんはお尻を跳ね上げて、横っ飛びをし、そのまま横へ横へと、埒の方へ、調馬索を振り払おうとする。

    今にして思えば、安澤先生は留めておいてくださった。そして今にして思えば、私もよくお尻を少しもずらすことなく、馬の上にいたものだ。恐怖心というより、何が起きているのだ、どうすれば良いのだと混乱の方が大きかったかな。

    馬に悪い記憶を残さない

    もう一度やってみますかと言われたが、この調子ではきっとまたはねられると思い、今日はやめておきますと言った。残り時間もあと5分だったし。

    でも、先生はそこで辞めさせずに、少し落ち着いたところで、調馬索を外し、それから私に常歩をさせ、それから速歩をさせた。

    私を振り落とそうとすれば、もう調馬索で駆歩の練習をしなくてもいられると馬に学習させないことが目的だったのだろう。私の方がちゃんと馬の上でコントロールをする、馬を安心させる存在であることが大事なんだ。

    しかしこの日記を読んでみると、10月にみほちゃんで駆け足やってるんだよね。
    なんで今日は跳ねたのかな〜涙

  • 乗馬 Day 53: ファーストキス

    乗馬 Day 53: ファーストキス

    2023年5月30日 晴れ。昨日までのかなりの雨で馬場はかなりぬかるんでいるだろうと、ゴム長靴で乗馬。体調不良と雨とで2週間お休みしたので、3週間ぶり。洗蹄場のダンツ君は私を憶えているようで嬉しい。

    お昼を食べた後の晴れの午後はいつもお眠なダンツ君。馬場に出てもあまり歩きたくない様子。それでもなんとなく私のスタートに付き合ってくれて、てくてくとぬかるみを避けて右回り。それから右手前で方向を変えて左回り。方向指示は坐骨で。私自身、右回りの指示は出しやすいけれど、左回りの坐骨指示が不器用だと感じた。

    ついで軽速歩。今日はなんだかとってもうまくできた気がする。ゴム長靴だったせいか、安澤先生が拍車をつけてくださった。投げ上げられて降りてくる時にお腹を抱え込む、そのとき拍車(踵)がちゃんとお腹に触ることで、まだ進むよ、と指示代わりになるように。ダンツ君は、1周すると門の前で止まってしまうので、まずそこを止まらずに先へ進められるように、何周も練習。それでも、乗っているときはとってもいい感じでリズムを掴めてきたように思います。ちなみに、もう一頭、自馬会員さんが入ってこられて速歩をなさっていたのですが、それを見たダンツ君も「あ、俺も速歩やろう」と勝手に速歩を始めてくれました。気ままだな〜。

    ついで正反動。今日はぬかるんでいるので駈歩はどうかな。軽速歩のときもかなりつまづき気味。つまづくというより、ぬかるみに足が深く入って前屈みになってしまうのね。だから4歩がたとえば四分音符のまま進むわけではなく、八分音符やシャッフルが入ったりするのですが、まだまだそれに着いていくには伸び代がある。正反動は、はじめのうち、お、結構できるようになったかも!と思ったのですが、やればやるほどうまくいかなくなる。なぜかというと、ダンツ君の調子が上がってきて、スピードが速くなったから。速いスピードの投げ上げにうまく股関節と骨盤がついていかない。硬いわけじゃないらしいのですが、単純に筋肉や運動神経の鈍さゆえ、ついていけない感じです。なので、まだまだ右手で鞍ホルダーを持り、後傾をがんばる。後傾をがんばると、右脚で馬のお腹に拍車を当てることが全くできない。拍車を当てようとおもうと前屈みになる。また、後継しようと思っても投げ上げられ度が高いので、つい怖くて手綱を引き絞ってしまう。ダンツ君、ごめんなー。

    でも駈歩に入るよりも、正反動をたっぷり練習したかったので、今日はこれで満足です。ゆっくりクールダウンで1周。

    洗蹄場で、お水にポカリスェットを混ぜてあげて、濡れタオルで汗を拭く。ダンツ君、ようやく私に慣れてきたようで、ちょっと嬉しそうなのがわかって私も嬉しい。そして恒例のセルフィータイム。ダンツ君はやっと顔をたっぷり触らせてくれるようになり(いやだと首を高くあげてこちらを見下ろすのだ)、なんとキスまでさせてくれました!最高の進歩。

  • 乗馬 Day 52: いろいろ少しずつ進歩

    乗馬 Day 52: いろいろ少しずつ進歩

    2023年5月9日 晴れ。パートナーは歯の治療が終わって絶好調のダンツキャストくん。私の乗馬前に放牧されていましたが、私がやってくると近づいてきてくれた。嬉しい! しかしこのポカポカ陽気で、お目目はとろ〜ん、やる気なし。まあいいや、のんびりいきましょう。今日は正反動を練習したい。

    そういえば、スタートとストップは常歩の場合は指示を伝えられるようになっている。指示を伝えられなかったときと一体、何が違うのか、わからぬ。

    常歩

    常歩をしながら、坐骨の左右を前後させることで方向転換するのを密かに練習する。カーブの時に指示通りのタイミングで指示通りの角度で回ってくれるかどうかで、いろいろ試しているのだ。前回は、くーっと時間をかけて坐骨を動かしたが、今回は、それが効かなかったので、馬の歩調に合わせてリズムを刻む感じで坐骨を動かすと、うまく回ってくれた。

    軽速歩

    軽速歩では、上達したんじゃないかと思える点がいくつか。

    まず、体が上がる時の踵の感じ。
    これまでは、最初の頃は経つだけで落ちそうで怖かったのが、次は、真下にグンと踏ん張って立つようになり(でも頭の中では、足を踏ん張ることで鞍が馬の背中に食い込むわけで、良くないんじゃないかとは察していつつ)、相模原乗馬クラブでは常に落馬しないように踵を下げておく練習をしたのですが、その結果、自分の足を前に向かって踏ん張ることが多くなり、鎧がどんどん土踏まずに下がってきてしまったり。

    アンに来て、座った時にお腹を抱え込む(サンヨーですでにこれは耳では聞いていた。ちっともできなかったのだが)のがなんとなくわかるようになってきました。

    そしてこの日は、座った時に馬のお腹を抱え込む際、鞍に私のお尻がピタッと吸い付くような感じで、振動をほとんど馬に与えない感覚が何回か掴めるようになったのです!

    体が上がるときも「立つ」より「上がる」感じになってきました。

    馬のコントロール自体はまだまだで、先生が来ると「わ、先生きた〜さぼってませんよ、速歩でっせ」とポクポク動き出しますが、先生が遠くにいると「今日は暑いっすね〜」みたいな感じで常歩になります。「がんばれ〜ダンツ〜頼むよ〜」と私。馬が勝手に動いてくれる間にバランスや脚を練習できますが、馬を動かすのはまだまだなのです。

    正反動

    正反動は、調馬索なしで馬場を大きく使い、練習しました。

    気持ち的には最初から鞍ホルダーなしで行けそうだったのですが、先生からはホルダーを持って始めるように指示を受けます。なぜなら、ホルダーを持たないとどうしても前傾してしまうので。

    正反動のやり方を教える海外の動画を見ても、かなり後傾。なるほどなあ、とイメージはあるのですが、なかなかできない。

    それでも、ホルダーを持っていればすんなり後傾できるようにはなりました。前回は、ホルダーを手離すこと自体が冒険のような気持ちでしたが、今回は、その恐怖心は無し。手綱の時にどれだけ後傾していられるかを掴むためにホルダーと手綱を交互に練習しました。

    あるとき、すごく軽やかに乗れるようになった時があって、なぜだろう、と思ったら、あ、骨盤の前後運動だ、と気づきました。先生は「馬の歩調に合わせたリズムで鞍をお尻で押す」とおっしゃっています。なるほど、骨盤を前後させるリズム運動ですね。その動きだけ取り上げると、ちょっとエッチな感じの動きです。乗馬にもダンスにも、そして生殖にも必要なこの動きは、実は恥ずかしくもなんともない、とても大切な動きなのでしょうな。

    あとで海外動画で学習すると、実際はただの前後運動ではなく、馬の後肢の左右に合わせて、前左、前右、前左、前右、と動かしていくことが必要になるそうです。なるほど。この動画の先生が
    「馬に、静止して乗るのは不可能。乗り手は馬と一緒に歩いたり走ったりしなくてはならないのです」
    と言っていました。本当にそうですね。というわけで、「きちんと姿勢正しく乗る」のはもちろんですが「一緒に歩く(走る)坐骨と骨盤」を持つことが非常に大事だとわかりました。おかげで正反動、「あれ、かなり跳ねずにいい感じで乗れたんじゃありませんか?」と感じられました。嬉しい。

    駈歩

    最後は調馬索をつけて駈歩の練習。駈歩をスタートさせるために、

    停止→常歩→停止→後退り4歩(なぜか確実に4歩です)→手綱を短くして、それから両脚でトンっ。

    です。ダンツくんの場合は、「今度はカンターの練習ね」と思うとあとは自ら動いてくれるので、練習の始めどきしかこれを練習できません。

    一方、わかりやすいのは、ダンツくんとの練習では、彼は4分の3周で辞めてしまう癖があるので、きちんと1周させられれば「なかなかよくできた」ことになる点です。

    常歩 Walk から駈歩 Canter。速歩 Trot から駈歩 Canter も練習しました。

    が、ダンツくんが先読みしているので、手綱を絞った途端に「ひゃっほー」と走り始めるので、あまりコントロールが効いているとは言えないと思います。

    そして、鞍ホルダーから手を離して、手綱だけの練習です。先生が「最初から手綱だけでいきましょう」とおっしゃる。前々回のような恐怖心は無く、「うむ、やってみよう」という気持ちで臨みました。しがみつくことはなかったのですが、まだまだ必死感はあり、手綱を持つ手が胃のあたりまで上がってしまいます。次からはこの解放ですね。

    クールダウンでゆっくり一周。走り出しそうになるのを宥めながら。

    ダンツくん、私にも慣れてきて、レッスン後に洗蹄場へ戻る際も私が話しかける言葉に「え、そーなん?へー」みたいな感じです。これまでと明らかに違うと申しますか、なんだかダンツくんがこちらの話に耳を傾けているという感じがするのです。不思議。全身を拭き上げる時も、最初の頃の「君はどこで何をやるつもり?」と常に私の行方をなんとなく気にしている感じも無くなり、頭を素直に触らせてくれます。今日は顔を近づけておでこゴッツンコまでできました。かわいい!

    次回も、より乗れるように体力つけよう。今日はそれこそ「馬と一緒に走る・歩く」を続けたために、かなり疲れて、途中でギブアップしそうになりました。終わってみたら汗びっしょり! 次からは着替えとタオルが必要です。ちなみにシャワー室も完備。素晴らしいクラブです。ロッカーもいただいているから、名前シールを貼っておこうっと。

  • 乗馬 Day 51:跳ね上げられた

    乗馬 Day 51:跳ね上げられた

    2023年4月25日 晴れ。まだ4月なのに、かなり暑くなりました。
    今日のパートナーは、フライトエンジェル。アン乗馬クラブの最初のレッスンで乗せてもらった馬です。その時は、なんかちょっとおっかない馬だな、と思ったのを憶えています。
    ダンツキャスト君は歯の治療をしたところなので、ハミを使う乗馬はお休みです。

    ダンツキャスト君のおかげでだいぶ乗馬に馴染んできたせいか、今日のフライトエンジェルちゃんは、初回よりは、ちゃんと乗れたと思います。

    写真は、動きが早くてさすがのiPhone13 ProMax でもブレるエンジェルちゃん。

    が、隣の緑化センターが途中から電動草刈りを始め、その音に怯えてしまうエンジェルちゃん。両耳をペタっと後ろに寝かせてしまう。これは怒っているか恐怖か、とにかく乗馬モードではないなと感じ、安澤先生に、「エンジェルちゃん、耳が完全に寝ていいます!ちょっと危ないのではないかしら」と尋ねると「大丈夫大丈夫、癖だから。な」とポンポン。む〜〜〜〜。それでも緊張が伝わってくるのがわかる気がする。それともエンジェルちゃんの耳が寝ることで私が緊張し、それがエンジェルに逆に伝わるのか?

    いずれにせよ、常歩、軽速歩、馬場の半分を使って回ります。エンジェルちゃん、本当に怖がりで、先生のそばに行こうと、円はどんどん小さくなるし、最後は中央にいる先生のところに行って止まります。はい、相変わらず私はコントロールできていません。とほほ。

    それにしてもエンジェルちゃんに乗ってみると、ダンツくんののんびりさがよくわかります。エンジェルちゃんは常歩もペースが早くて、これは速歩になっちゃうんじゃないかな、とさえ思いました。速歩も上下がかなりあります。なるほどね〜。いろんな馬に乗るのも面白いものだな。怖いけど。

    軽速歩、正反動までそのままおこない、たっぷり練習。手綱だけの正反動がだいぶつかめてきたような気がします。

    次は調馬索をつけて駈歩の練習。停めて。バックして。スタート。これは何回かできました。駈歩にスムーズに入ってくれるのは良いのですが、わりとすぐに止まります。でも鞍ホルダーから両手を離して、手綱だけで乗るのも少しずつ練習。

    しかしだんだんエンジェルの機嫌が悪くなってくるのが伝わってくる。それは私が乗っているからというよりも、電動草刈機の車がどんどん馬場に近づいてくるからのようです。そしてついに、一回跳ね上がりました。わお。その時は、鞍ホルダーに掴まっての駈歩練習中だったので、ロデオのようになったかもしれないけれど、全く不安や恐怖は私にはなく、ちょっとつまづいたかな、くらいにしか感じませんでしたが、安澤先生の方が心配になったらしく、かなりエンジェルちゃんをなだめ、私のことも気遣い、さすがに「うん、電動草刈機がどんどん近づいてくるし、今日はこの辺にしますか」と。どんな感じに跳ねたのか、外から見てみたかったな。馬をつれて戻る時、ほかの会員のかたに「今日は跳ねてね、ちょっと大変そうだから」とおっしゃっていた。エンジェルちゃんは、洗蹄場へも連れて行かず、馬房の中で鞍の上げ下ろしをします。メスだから、他の馬を興奮させないためなのかしら、それともエンジェル自身がやっぱり神経質な馬なのかな。

    というわけで、今日は、

    ・違う馬に乗って、常歩や速歩の違った感じを体験した

    ・正反動がだいぶできるようになった

    ・駈歩はまだまだ練習中

    ・馬の信頼はまだまだ得られていない

    などを学びました。

    次の課題? もう何もかも課題。常歩で、骨盤指示だけで方向を出す練習をしたいし、軽速歩の座る抱え込みを練習したいし、手綱だけの正反動。ここまでもう少し「よしよし」と自分で思えるようになりたい。駈歩はその次でも良いかな〜。

    写真は、やっぱり、どんなにがんばってもぶれてしまうエンジェル

  • 乗馬 Day 50:鞍ホルダーから手を離せた日

    乗馬 Day 50:鞍ホルダーから手を離せた日

    2033年4月19日火曜日。今日は大ニュースがありますよ。
    ぱんぱかぱーん! ダンツキャストくんのお誕生日です。
    そして!
    私は、調馬索での駆け足練習の際に、鞍ホルダーから両手を離すことができました!

    指導は安澤先生、パートナーはダンスキャスト。先週乗馬ズボンを下さったWさんが青草を切ってらしたので、まずお礼にちょっとしたお菓子を差し上げて乗馬の準備。青い新鮮な草を準備していたのは何故かと言うと、なんと今日はダンスくんのお誕生日だからです! 26歳。人間で言うと何歳になるのかな? 長い草だと喉に引っかかってしまうので、10センチ位の長さに切ってまとめて手のひらであげます。若い馬は永井宏子さん、40センチの草もバリバリ食べてしまうそうですが、ダンツくんはお年なので噛みきれないのだそうです。でも青草が大好きで、すっかり緑の口紅状態のお茶目なダンツくん。

    乗馬準備

    私はまだ鞍を載せることができません。もうちょっとダンツくんと仲良くなってからのようです。特に腹帯を閉めるのを馬は嫌がるものなので、先生も私に口周りに近づかないように、と指示します。次回はもう少し早く到着して、前足のプロテクターをはめたりしてみようかな。

    乗り込み

    馬場に入る前に新鮮な青草だのバナナだのりんごだの食べてお腹いっぱいのせいか、ダンツくん、もうすっかりやる気がありません。手綱を引いて馬場まで連れて行くのですが、首をいつもよりも格段に下げたままのったりと私の後をついていきます。おめめも眠そうです。もっとりんご食べていたいのね。乗り込む際、体重を馬の背中全体に預けてバランスをとってから、右足をまたぐというのをやりたいのですが、まだぎこちなく。鞍に体重を預けところになかなか行けません。乗り込んでからの鎧の長さ調節はイギリス時代に習いましたし、サンヨーガーデンでも復習したのでできるのですが、ここではまだ安澤先生がやってくださいます。鞍の前側にある膝当てよりも膝が前に出ないくらいがちょうど良いらしい。

    常歩で学べること

    常歩が異様に遅いダンツくん。おかげで私は、坐骨のバランスや骨盤の傾きや踵の深さやつま先の引っ掛け具合や肩など、落ち着いてチェックします。どんな時間も無駄にしないのだ。

    今日の前半は馬場の奥でドレサージュをコーチと練習している方がいらしたので、手前半分を使います。それにしても奥のかたの馬の蹄の跡が見事な円形になっていて、それだけでもすごい!と思います。私なんかまだ蹄跡がめちゃくちゃです。埒いっぱいにね、と安澤先生からの指示。なるほど。

    軽速歩で右手前&左手前

    ダンツくん、軽速歩には、相変わらずなかなかなってくれなくて、どうしたって私の指示というよりは安澤先生が近づいてくると「やっべ」と心の声が聞こえるほど明確に速足を始めるダンツくん。

    彼は門のところに来ると立ち止まりたい。

    つまり、まず私の課題は、私の指示で速足にさせることと、それを1周以上持続させること。

    今日の軽速歩はなかなかうまくいかなかった。半周で止まってしまって。私の脚の使い方や座り方に何か気に入らないところがあるのだろう。先生は「いやいやべつに」とおっしゃるが。自覚としては、まだ膝周りで締め付ける感じがある。できるだけ自由にしているのだが、頭でいろいろ考察していると体とバラバラになる。

    「しゅっしゅっ」と息を吐くリズムをつくるとダンツくんもそのリズムになってくれて、なんとか長めに乗れるようになり、軽速歩を緩めずに方向転換(右手前、左手前)もできた。尤も、せっかく方向転換までは良かったのに、前方の埒に到着して回りはじめようとすると止まってしまうんだけれど。

    正反動

    軽速歩から流れで正反動。
    正反動。英語では sitting trot なので意味がわかりやすい。

    つまり、速歩での馬の背骨の上下運動を逃すために、わざと放り上げられて落ちて座るのを、2拍で繰り返す軽速歩 は posting trot (イギリス英語の言い回しには結構不思議なものがあるが、これは「ポスト」がもともと「立っている」という古い意味があるため。アメリカ英語的には standing trot とも言う)なのだが、

    放り上げられずに、馬の背中から離れず座ったままでいるのを sitting trot と言うのです。

    で、これは坐骨で乗っていることが本当に大事で、さもないと、尾骶骨かあるいは坐骨より前の男女共にあのちょっとえっちな箇所を傷めてしまいます。でもきちんと坐骨で乗っていられれば、全く問題ありません。だからこそ、常歩と軽速歩とで常に坐骨にいられるように練習するのが大事。私は家でバランスボールで練習します。

    これまでも正反動は、軽速歩からの流れでそのまま練習というときもありましたが、私はただボンボンとバスケットボールのように弾むだけでした。このクラブで調馬索で安全な状態で、鞍ホルダーを使って後傾することを知り、そこから「なるほど」が始まりました。乗馬動画で乗り手の骨盤の動きを見てイメージトレーニングもします。

    今までは正反動の「後傾」を保てずに、ひたすら鞍ホルダーに掴まって、まるでロデオですか、という感じでしたが(ロデオとは、アメリカの西部劇で暴れ馬や暴れ牛から落ちないように掴まっているのを競争する、あれ)、

    今日は、後傾の感じもつかめてきたので、鞍ホルダーから手を離してみました。まず、恐怖心が減っています。バスケットボールみたいに弾むのではなく、鞍と一緒に動き、足の裏で反動を逃すという感じが掴めてきました。少しお尻は浮き沈みしますが、なんだかイギリスの映画で観るような、貴族がトントントントンと馬に乗ってやってくるようなイメージで乗っている私がいました。やったー(花火)

    が、速足を続けさせるために円を描いて乗っている外脚を使わなくてはならないのですが、そこまでまだ意識が行きません。脚をつかおうとすると前のめりになって跳ね上げられてしまいます。これが次の課題だな。

    調馬索で駈歩

    sitting trot を手綱でできるようになったので、次は調馬索で駈歩の練習。

    停止→数歩後退→手綱を張って→両脚で合図。

    後退まではいい感じで行けるようになりましたが、手綱を張ってからスタート、というのがよれよれです。手綱をまだ、まるで操れていない。左右の長さが違ってしまうし、長くなりすぎた際に短く持ち直すなどが、下を向いてガイド(手綱には、ギターのフレットのように、革で2インチごとにガイドがついているのです。それによって左右同じ長さかどうかわかるのだ)の数を数えたりしなくてはならない。とほほ。

    さて、安澤先生の言うことならきくダンツくんは調馬索がついていることもあって、ちゃんと左方向へ駈歩を始めてくれます。長い鬣(たてがみ)がなびいて本当にかっこいいのだ。これ、外から見てみたい。あ、馬場には鏡もあるのだが、とてもじゃないがそれをみているゆとりは、ない! 

    そのうちに先生が、「もう右手も離せるんじゃないですか?」と。むー。恐怖心は減っているし、右手で必死に掴まっている感じもないし、左手はいい感じだし、鞍との接点も良い感じだし、確かに。しかし、いざ鞍ホルダーから離そうと思うと、その頃には1周が終わりそうで、ちょうどダンツくんは「はいこのへんで」と速歩に戻ってしまう。何度もそれがありつつ、やっと右手を鞍ホルダーから離す!離せた!3ペースほど駆けられた! おお、感動。

    「スタートから掴まらないでいきましょう」ななななんと。「できますよ」に励まされて、やってみた。ドキドキする。ホルダーから手を離して、手綱だけいつも落ち着いた場所で持って、引いて(張って)両足で合図。ダンツくん駈歩スタート。おお、できました! ホルダーから両手が離れています。つまり、手綱だけで(いや、調馬索ついてるけど)、ダンツくんの駈歩の首の動きに合わせています。馬を駆っている、というやつです。それを三輪えり花がやっています。わお、できた、嬉しい、めちゃ嬉しい。胸がいっぱい。

    調馬索つきですが、できました。次はいつ調馬索を外して駈歩ができるか、です。もうしばらく正反動だけの練習が続くのではないかな。あとは手綱、坐骨。速歩の指示と維持。

    運動神経と恐怖心

    馬から落ちたことはありませんが、馬の高さは知っています。そして三輪えり花はものすごく運動神経がにぶいのです。筋肉もないし、支えたり咄嗟に守ったりのようなことに関して自分ができるとは1ミリも思えません。だから、この高さから落ちたらひとたまりもない、とマジで思っています。だから慎重ですし、ちょっとでも馬のスピードが速くなると、もうコントロールできないのではないかとの恐怖が先立ち、停めたくなってしまいます。調馬索がないと怖いという意識もあります。全ては「私にはこの馬をコントロールできない」と感じていることからくるものでしょうが、なかなか先へ進めません。本来は毎日お世話をして仲良くなることこそが大事なのではないかしら。それでもこうして少しづつできることが増えていくのはとても嬉しいです。

    ダンツキャストのお誕生日会

    今日はお誕生日のダンツくん。ハミを外し、頭絡をつけて(その間に鞍は先生がはずす)、前脚のプロテクターを外し、体を拭いて、バースデーソングを歌いながらりんごをあげました。Wさんがダンツくんの馬房にバースデーケーキを作っていました。すごい! ダンツくん、馬場から出るときも元気ないし、馬房に戻る時も元気ない。走る時はがんばってくれたけど・・・。馬房に入って、バースデーケーキに気づくも、皆が期待していたようにがっつくわけでもなく、ちょっと眺めてから、ゆっくり食べ始めました。やっぱり青草が一番だね!

    おまけ:馬から目を離すな

    水をとりにロビーまで行った際、馬場にM先生がモンちゃんという馬を放牧していた。モンちゃんはロデオ系で跳ねたり蹴り上げたりがすごい。すごい勢いで走ってくるかと思うとビョンビョンロデオして、元気いっぱい。お顔は可愛いので、怒っているとかではなく、動きたくて仕方ない、生命力溢れる様子。かと思うとピタっと静止。あきらかにゲームを楽しんでいる感じ。うちのROMEOみたい。Mさんがいなくなると一人でポツネンと立っていましたが、私がロビーの階段を降りてくると興味津々で近づいてきた。私はこう見えて無闇に馬には触らないので、馬が首を埒から出して私に鼻面を近づけてふんふんするに任せていた。馬がそれに飽きたらしいころに背中を向けて帰ろうとすると、ガツんとものすごい音が。ふりかえってみると、なんと埒の柱が折れている。何が起きたのだ?ぶつかったの? 上から見ていたWさんが降りてきて、蹴ったと言っていました。

    わたしが背中を向けたところを後足で跳ね上げたのだろうか。もしも埒が間になかったらと思うと、かなり危ない。馬房や洗蹄場に入れるときも、馬房だから、狭いから、と馬を見ないで先へ入る人もいますが、必ず馬の様子を見ながら回し入れる、と動画で学びました。埒があっても、じゅうぶん距離が離れるまで、馬の様子を見ておかなくてはならないな。