肩の話『ショルダー』

ちょっと面白いことに気がついたので、短い物語にしました。

台本仕立てにして数名で演じることもできそうです。
数名での朗読にもお使いください。
たくさん共有してくださいな。その際は「作者 三輪えり花」を入れてくださいね。

『ショルダー』

 リリロは緊張しいだ。リリロはいつも肩が凝っている。
 
 今日も肩こりだ。だが仕事は行かねばならない。リリロにはあてがわれた仕事があるのだから、それだけでも幸せだ。文句を言うべきではない。そして仕事は喜んでやるべきだ。成果を出せば報われる。だから成果を出すように頑張るべきなんだ。それにこの仕事は好きでやっている。だから辛いとか言っちゃだめだ。好きなんだから、成果を出したい。疲れた顔も見せたくない。いつも元気はつらつでいなくちゃ。周りの人に気を遣わせちゃいけないもんね。

 しかし気になる。あのレポートはちゃんと送信できているんだろうか。SNSでいいねの数が少ないのは、実は嫌われているからではないだろうか。同僚のチームはなかなかうまくいかないけれど、私のせいだろうか。もっとちゃんとしなきゃ。

 ああ、頭痛までしてきた。駅のホームでベンチに座り暫し頭を抱えていると、次の電車に乗るのだろう小学生たちがやってきた。一人が元気よく言う。
「頭はヘッド。」
すると優等生らしい少年がなかなかの英語らしい発音で繰り返す
「Head」
元気な子がスペルを繰り返す。
「えっち、いー、えー、ディー。」
別の子が訊く。
「肩は?」
元気な子が答える。
「ショルダー。」
「shoulder」
「エス、エッチ、おー、ゆー、える、ディー・・・。あれ、これ、shouldってのとおんなじじゃね?」
「ほんとだ、ほんとだ」
「でもshouldはシュdってよむでしょ。shoulderはショルダーはルが入るんだぜ」
「ショルダー!」
 そしてなぜかみんなでヒーローものごっこのような動きをしながら口々に叫び始める。
「ライダー!」
「シンガー!」
「ライター!」
「スケーター!」
「ティーチャー!」
「ユーチューバー!」
「お尻にerがつくと、それをする人って意味だってね」
「しゅdって何だっけ」
「すべき、とか」
「じゃあ肩は・・・」
 みんな声を合わせて言った。
「すべきをする人!」

 そこへ電車がやってきて小学生たちはわらわらと乗って行った。
「ショルダーはランドセルを背負うべきところです」
「重いものを背負うべきとか、ちょーうぜ〜」
などと言いなら。

 「肩はショルダー、すべきをする人、か」
リリコは己(おのれ)の肩のことを思った。いつも「すべき」をしていたら、そりゃ肩も休む暇がないわな。リリコは肩に手を当て、ちょっと撫でてみた。撫でてみると、そこに乗っているものを払いたくなった。埃を払うように払うとなんだか重荷が少し軽くなったような気がした。反対側の肩もやってみた。そして首を少し動かしてみた。なんだか頭痛も軽くなったようだ。息ができるようになった気もして、深めに息を吸い込んで口から出してみた。ああ、これか。私のshoulder は should を抱え込みすぎているみたい。どこからできるかわからないけれど、すこしずつ should を持たないようにしてみよう。リリコは立ち上がり、ちょうど到着した電車に乗った。今日も仕事だ。

おしまい。

Thank you for reading.

【Live Interaction】
あなたの肩はどんな「すべき」を載せている?
降ろしてみよう。

新春2022

我の今年の一文字は「生」。
オンラインの続いた二年間から、少しでもライブ、生、生身の交流が再開しますように。そして、鬱屈した気分から、生き生きと生きている実感のある豊かで満ち足りた毎日を過ごせますように、との願いを込めました。

「どんな年になるのかなあ」は、周りの流れに翻弄される考え方です。
「こういう年にしよう」と思うことで、自らの人生の手綱を握ることができます。
さあ、どんな年にしましょうか

【Live Interaction】
どんな年にしていこうか。主体性を持って生きる。

PS: 乗馬レッスン第8回のブログも書いています。興味のある方はこちらもどうぞ。
乗馬レッスン第8回

感謝2021

ついに大晦日となりました。
2021年は、2020年の年初から始まった新型コロナウィルスとの攻防に明け暮れましたね。

皆様におかれましても本当に大変な二年間だったことと存じます。

また、私の人生にとって、とても重要な方々が亡くなり、お葬式にもいけず、一人で心で追悼するしかできない悲しみもありました。

一方で、この状況にあっても人生を楽しむことを忘れず、たくさんの新しいことにトライするかたがたも見ました。

私自身、ライフワークのシェイクスピア遊び語り『テンペスト』を映像作品として作成したり、オペラアリアを歌う機会を頂いたり、ベルリンからの新作を演出・主演する機会を頂いたり、また、乗馬を始めたり、と盛りだくさんな毎日を過ごしてきました。

それもこれも、いまこれをお読みのあなたがいてくださるからこそ、できたことばかりです。

本当に本当にありがとうございます。

いつも暖かく見守り、支えてくださり、笑顔をくださり・・・
どれほど私の力になっているか、言葉では伝えられません。

ありがとうございます。

お返しに、もっとお役に立てること、もっと日々を明るくしたり、考えたり、なるほどと思ったり、思考や行動を前に進めるよすがとなるような発信を、いろいろな形でお届けしてまいります。

2022年がもっと暖かく、もっと良い年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

どうぞ良い歳をお迎えください。

三輪えり花

時間管理は大丈夫?

時間管理ってどうやってるの?
どうしてそんなにたくさんのことをやれるの?

そんな質問が多いので、誰でも好きなことをやれる時間を生み出す方法をお伝えすることにしました。

次回は11月30日、12月4・11・18日。

自分で自分の時間の手綱をとれるようになると、やりたいことをやれる時間を生み出すことができます。

来年に向けて、時間管理を自分のものにしませんか?

テンプレートやチャートにいろいろ書き込みながら、自分だけのスケジュール管理ができるようになるワークショップです。

詳しいことはこちら

【Live Interaction】
自分の時間は自分のもの

iPhone & MacBook Pro

MacBook Pro M1 16inch の箱

早くも11月も4日となってしまいました。

先週から昨日にかけて、仕事の作業スペースを大きくアップデート。そう、スマホとパソコンを新調しました。

スマホは iPhone13 Pro Max 1TB
パソコンは MacBook Pro M1Pro 16 inch 1TB
です。

それまでのスマホ&パソコンから、新調したスマホ&パソコンにデータを移行したりの設定に合わせて数日間をかけましたが、昨日の夕方、MacBook Pro の設定も完璧に完了し、いま、こうして、サクサクと美しい画面でブログを買いております。


私のパソコン歴は、はるか昔の大学3年生の頃に遡ります。

一年間の交換留学生として入学したカナダのヴィクトリア大学には、当時、ごくわずかな人たちだけが「使ってみたいかも」と思い始めた、パーソナル・コンピューターを完備した、コンピューター棟があったのです。

急拵えのプレハブの、まるで引越し用のトラクターの中にいるような(窓はたくさんあって、白い壁で気分は良い)空間に、ずらっと並んでいたのは Apple の初代Macintosh(1984)!

タイプライターは中学生の頃から使っていたので、タイピングへの壁もなく、書き直さなくていいってサイコー!と思いながら、使っていました。(思考の進み方に文字を書くスピードが追いつかなくて、文を作るのは好きでも、それを字で書くのがあまり好きではない)

その一年間での日本におけるパソコンの浸透スピードは凄まじく、帰国後の日本では、東芝の最新のラップトップを買いました。(膝の上、という名前にもかかわらず、正座に重石を乗せていく拷問か、というくらい重かった)

その後、ロンドン大学に留学した時もたしかそれを持っていったと思います。

ロンドンからの帰国後は、またMacに戻りましたが、日本においてはしばらく、インターネット上のセキュリティがAppleの場合は提供できないと、銀行などのサイトで表示されるため、しばらくWindowsを使っていた時期もありました。

移動先でものを書くことが多いので、小さくて軽い!を大事にしていました。Windows で愛用していたのは、Panasonic の Let’s Note です。

そうそう、文章を長めに見たかったので、ピボットターンの使えるモニターを持っていた、AKIA も使っていた時期があります。

で、Apple の人気がどんどん上がって日本人に普及し始めた頃から、やっと銀行などの公的機関のセキュリティも保証されるようになってきたので、私もまたAppleに戻ったわけです。

・・・コンピューターが個人に届いていく流れのスタート地点から始まっていて、今ココです。ずいぶん長く生きてきたなあ。

11月1日に手に入れた最新の MacBook Pro は、映像や音楽の編集のパワーがものすごいということで、これからどんな作品を作ろうかとワクワクしています。

モニターのくっきり度が本当にすごい。早く旅行が解禁になって、美しい景色をたくさんお届けできるようになるといいな。


さて、クリスマスイベントのリハーサルも始まりました。詳しくは近日中にお知らせしますね!

【Live Interaction】
作業環境を見直して、すっきり仕事できるようにしよう


ではまたね!