誕生日前に、心からの感謝

はーい、皆様、こんばんは、三輪えり花です。ただいま、58歳の残りあと数時間を出張先で過ごしております。今、ある大学の音楽学部に、ステージアクティングという、ステージ上で音楽をもっと豊かに表現するための集中講義を行なっています。朝9時から夕方6時まで、濃密な時間を、若くて前向きで素晴らしい学生たちと過ごしている幸せを、そこに至るまでに出会ってきたすべての人と物事に感謝しています。

そこに至るまでに出会ったすべての人と物事とは?

えーと、ここに紹介してくれた人は、新国立劇場のオペラ研修所で教えた学生です。彼が今や大学の教授になって教えていて、舞台表現なら三輪えり花と、私を呼んでくれました。

新国立劇場のオペラ研修所に誘ってくれたのは、劇団昴の関係者です。

オペラ研修に誘われるほど、私がオペラに関わるきっかけになったのは、イギリスでの在外研修時代に、「日本人のオペラ演出家は少ないからぜひロイヤル・オペラ・ハウスで研修を受けてよ」と推薦してくれた、同期の在外研修生と、そして、それを快く許してくれた、RADAのニック先生です。在外研修としてRADAに私を受け入れてくれたニック先生を、日本に呼ぶきっかけになったのは、ハーフムーンシアター演出家、吉岩正晴先生です。

で、そもそも在外研修に行けることになったのは劇団昴の当時の理事長・芸術監督だった福田逸氏のおかげです。で、彼に出会うことになったのは私が勤めていた、在英国日本大使館の、演劇大好きA氏のおかげです。

で、そのA氏の名前を挙げてくれたのが、私のロンドン大学大学院の担当教授、David Brady 教授です。

で、ロンドン大学に受かったのは、母校慶應の担当教授アーマー先生と、米文学の楠原先生の推薦状のおかげです。それとちょうどロンドン大学の化学Chemistryの教授が、日本人リクルートのためにブリティッシュカウンシルにいらしていて、その先生が、私にピンポイントで「ぜひおいでよ」と言ってくださったことも強い後押しになったはずです。

府中市が留学費用を出してくれました。両親がいたから、「何かあればきっとサポートしてくれる」と精神的な支えになりました。

こうして辿ると、今日の授業一つにもこれだけ多くの人の愛と応援が関わってきたと思うと、本当に本当に私は幸せ者であること限りなし。

昔知っていた人が、「私は、たくさんの人の影響を受けて今があるから、特別に「あなたのおかげです」とは言えないの」と言っていましたが、私は違います。一人一人に、確実に、大きな声で、「私は今あるのは、あなたのおかげです」と言いたい。

ここに挙げていないまだまだ多くの人がいます。私を採用してくれた人、採用を決めた人、首にしなかった人、理解してくれた人、温かい目で見てくださった人、愚痴や悩みを聞いてくれた友人たち。本当に全員に、「今、私があるのは、あなたのおかげです」と言いたいです。

ありがとうございます。

還暦を迎えるまであと1年。59歳も、ますますますます感謝でいっぱいになりながら、皆様に感動をお届けする作品を作っていきます。

ありがとうございます。三輪えり花。


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