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カテゴリー: 和の文化

  • 和の素養に関して、やる気が出るまでの話

    和の素養に関して、やる気が出るまでの話

    乗馬、日舞、茶道、と日々、三輪えり花、ここぞとばかりに演劇以外のことをやっております。で、実は、書道もやっています。

    三輪えり花は和の素養がそもそも皆無でして、外国人並みに日本のことを知りません。でも墨絵が好きで、やってみたいな〜とずっと思っていたのであります。それで、筆使いの練習にまず書道かなと考えつつもどのような先生につけば良いのかわからず、演劇にひたすら時間がかかりますから(台本発掘、翻訳、企画立案、キャスティング、稽古、ご案内、上演、お礼状、次の作品。プラス指導案件)何かを「習いに行く」なんてことはとても無理でした。

    それでも、シェイクスピア遊び語りシリーズをやるために、歌は習わなくては、と歌の時間は確保しました。レッスンがご近所の小学生時代の姉の友達が先生になってくれたこともあり、家にいる時間にちょいっと出かけられるのが良かったのです。

    そんな中、明治大学グローバルビジネス研究科の私の授業(自己表現プレゼンス)の卒業生が、うちの会社でぜひ、と講師に呼んでくれたりする中で、たまたま国際的な大会社が外国人をたくさん招聘してコミュニケーションWSをしたいとのことで、それを担当しました。そのとき、外国人に書道の楽しさを体験してもらえるイベントがあり、そこに岩井笙韻という先生がいらっしゃいました。私も外国人に混じって書道体験をさせていただいたのです。先生のご自宅が西東京ということもあり、こうしてお目にかかったのも何かの縁と、まず岩井先生のところに通い始めました。

    が、岩井先生のところでは、修験道修行がメインになっていき、次第に書道レッスンの数が減りました。また、コロナ禍時代に入り、通えないまま時間が過ぎていったのです。

    そんなわけで、書道はやりたいと思いつつも、その他の和の素養については、相変わらず興味もなく、「そりゃ海外交流するなら、やった方がいいのはわかっちゃいるんだけど、全然食指が動かんのよね」状態は続きます。

    ところが、なぜか、ほんとうになぜか、突然今年に入ってから、そうだ、踊りやろう!と麗扇先生のところに通い始めたのです。

    麗扇先生は、姉の茶道の先生で、私もお茶会に遊びに行ったり、姉に付き合ってお稽古を覗きに行ったりはしていました。お茶をやる気はなかったのですが、日舞も教えてくださるとのことで、先生選びは迷うことなく、習い始めました。

    この麗扇会は、お茶、日舞、三味線、お琴、華道、そしてなんと書道もやっているのです。要するに、昔の教養人が身につけるべきことを全部。

    どうせ通うなら同時に学べる方がいいと、日舞と一緒に書道も再開しました。

    で、日舞の前後に茶道のお稽古にみえるかたがたを見学するうちに、本当にはとても無理とは思うのですが、まあ何も知らないよりはいいかな、と日舞を一つ仕上げたところで、茶道を始めることにしたわけです。

    茶道奮闘記は別途ブログに書いています。
    書道は、筆の運びやバランス感覚など、すごく面白いので、また改めてブログにしてみようかな。

    人生58年目にして和に目覚めることに、我ながら新鮮な驚きを憶えています。

    みなさんは、どんな新しいことを始めていますか?

  • 茶道奮闘記6:平点前2

    茶道奮闘記6:平点前2

    2023年8月4日 平点前のお稽古 with 大先生(麗扇先生)。

    先日、先生がお預かりになったどなたかの和服をいろいろ頂いたので、そのお礼に、ハワイのコナ・コーヒーをお送りしようとしたら、なんとハワイ出張にちょうど行かれるとおっしゃる。そこで、コーヒーではなく、Fortnum & Mason の紅茶とクッキーを取り寄せた。ちょうどチャールズ新国王の戴冠式記念紅茶が出ていたので。

    さてレッスンは平点前ですが、2週間前に習ったこと、いろいろ混濁してしまい、なにもかもうまく行かなかった、とほほな日でした。

    今週は乗馬もうまく行かなかったし。

    なぜだろう、と考えてみるに、答えは、

    暑いから!

    暑いので、冷房をかけるでしょ、そのため身体の芯は冷えるのです。それで骨盤と腰椎のつながりのあたりがぎしぎし言い、なんだか体がうまく使えず、そのため思考回路もうまく働かず。

    すべてはこの夏の暑さのせい!

    ・・・とも言っておられず、かと言って、「家で練習すると変な癖がつくのでここで」とのことですし、なんとか脳内シミュレーション。

    今日の学び

    水を入れる寸胴のことは、水差しと言う。そのまんまですね。

    動作をずるずると引き摺らない。というか、一つの動作を完了させてから次へ。

    柄杓の水を汲むところを「合(ごう)」と言う。

    混乱しているところ

    茶筅のお清めの動き。とくに茶筅の持ち方。

    棗のお清め。節での帛紗の方向転換、いつやって、いつやらないのだっけ。

    茶碗の中のガーゼの扱い。どっちの端を持ってどの手の動きで向こう側へかけるの?

    帛紗の始末。いつどこに置いて、折り畳むのはいつ?二重畳みで持つのはいつ?

    柄杓の扱い。ばらばらです。む〜。

    今日の失敗

    抹茶を入れた後のお湯、柄杓一杯をそのまま入れました〜笑 先生ごめんなさい

    来週もがんばりましょう。

  • 茶道奮闘記 5: はじめての平点前

    茶道奮闘記 5: はじめての平点前

    2023年7月21日金曜日市谷麗扇会にて茶道と書道のお稽古。

    先生は、私のレッスン履歴を見て

    「盆略点前を3回やっているので、平点前をやってみましょう」
    「盆略点前も全く憶えておりませんし・・・」
    「やっていくうちに憶えるから大丈夫。男性は平点前から始めるのですよ」

    と説得されて、やってみることに。

    一番印象に残ったこと

    「柄杓を構えるとき、ちょうど心を映す鏡のように」

    な!なんと美しい表現なのだ!!その気持ちで柄杓を構えると、深い息が出て胸がいっぱいになりました。あまりの感動に涙目に。

    先生は

    「普段は言葉で伝えるだけで、やって見せないんだけど、えり花ちゃんは目で見て憶えるタイプみたいだから、お見せしますね」

    と、それぞれの方法を見せてくださった。

    そうなのです。最高の人のものを見ると、その本質や空気感まで伝わってくるので、その持ち方や動かし方について腑に落ちて、イメージが自分の中にできてくるんですよね。動きができるわけではないのですし、一度で憶えることはもちろんないのですが、理想系のイメージが積み重なっていくのが、私がものを憶える過程かと思います。私はとても不器用で、体育は5段階評価の1だし、体育の教師にはいつもいじめられていたし、ジャズダンスをやってみたいと思っても、振り付けが脳内でバラバラになってしまい全く憶えられず。4月までの日舞もそうでした。でも録画したものを見て先生の動きを視覚的に目に入れると、やっと憶えられるのです。演技もそうやって学びました。英国で最高の俳優たちをいつも目の当たりにして、それで自分の中で演技の理想形が積み重なってきたのです。

    平点前は、お盆におかず、畳の上に茶道具を並べる。

    今日は、最初の準備は先生がしてくださいました。(茶碗の中に茶巾を入れる、茶筅と茶杓を茶碗にセットする、など)

    水入れ(名前失念)の前に茶碗と棗をセットするのだが、わが置いたあと、先生が場所を直したので、わけを尋ねました。

    「茶碗の大きさ、水入れの大きさや形などで、どう置いたら一番美しいかを狙って」

    とのこと。うむ=。

    建水の中に、小さな竹の節が入っている(名前を知らない)。これが柄杓置きになるのだ。へ〜。柄杓のあとは、釜の蓋置になる。へ〜。

    この竹節に柄杓を置く時、水を汲む部分を伏せた形で、その竹節の向こう側にコン!と音を立てるくらいに当てて、柄杓の柄をすっと斜め下方向へ引くように置く。この、コン!は日本庭園で聞く鹿おどし(ししおどし)をイメージする音のように思えます。

    ものを持つ時、水入れのような重いものは両手で一度に持つけれど、そのほかは、だいたい、両手で一度に持つことはなく、左右の手を交互に当ててつかっていくのだね。

    沸騰している釜の蓋を取る。帛紗をガバッと蓋に被せ、全体でしっかり掴む。めちゃめちゃすべりやすいし、一方で、しっかり持とうとおもうと熱湯でカンカンになっている鉄の蓋に触ってしまう。ひえ〜。

    柄杓の持ち方もいろいろあって

    置き柄杓(おきびしゃく)
    切り柄杓(きりびしゃく)
    引き柄杓(ひきびしゃく)

    このうち、切り柄杓は、お茶用のお湯を汲んだあとにのみ行うもので、茶道の中で最も華やかで目を引く行為なのだそうだ。ほ〜。4本の指と手の甲を美しく見せるのだ。

    それにしても、お湯や水をこぼさないように柄杓を扱うのは大変。手がプルプルする。蓋は熱くて、帛紗でつかむにもツルツルして危なくてしかたない。これらに慣れてできるようにならなくてはなのだな。

    そうそう、お菓子を勧めるとき、

    「ちゃんと上席のお客様に向けて言います」
    「目は合わせますか? 日本は目を伏せるのが良い感じというイメージがあります」
    「ちゃんと目を合わせます。偉そうにするのではなく、しっかりこころを通わせて、あなたにお話ししております、という感じで」

    なるほど!伏目がちにするのが良いわけではないのだ。

    盆略点前と違う点は、あと、水入れの水を釜に戻す段取りがあるとか、です。

    今日は下げるところまではやりませんでした。

    先生はとても丁寧に教えてくださる。わがいろいろ質問することを嫌がらない。

    日本の他の方々が、習い事で質問をするのをわはあまり見たことがない。わの行う授業やワークショップ、レッスンでも、ほとんど質問は来ない。わざわざ「何か質問は?」と言ってもあまり来ない。人数が多い時は遠慮するのもわかるが、少人数の時は質問したいことはどんどんすべきだと思っている。質問が見つからないのが一番よくない。

    話が逸れたが、盆略点前でやっていることが平点前で、お湯と柄杓関係以外は全く同じであることがわかりました。

    で、もののお清めも、抹茶の入れ方・立て方、そしてしまいかたも、部分ぶぶんではなんとなく憶えているものの、繋がらない。

    まだまだこれからです。
    とにかく今日は、柄杓を心を映す鏡の位置に構えるというところに素晴らしい美学を感じて、お茶はいいなあ、と思えたのが最高でした。

  • 茶道奮闘記 4: 盆略点前3

    2023年新暦七夕 麗扇会にて盆略点前のお稽古。複数の先生に教わりました。

    「家での自主稽古はやめましょう。変な癖がついてしまいます」

    なるほど。

    この記憶メモでは、手順や注意など、私が忘れがちなことをメモしておきます。

    あくまでも、記憶頼りなので、曖昧、間違い、すっ飛ばし、あります。これを読む人は決して真似しないでください。

    お稽古場に入ったら、まず正座で大先生にご挨拶。

    「失礼致します。おはようございます。本日もよろしくお願いいたします」

    お茶のレッスンの用意ができたら、改めて、

    正座する→お扇子を懐中から出し、膝の前に置く→「失礼致します」

    今日はお客様のお稽古から。

    お客様の躙口手前に座る(「座る」は全て「正座」)

    扇子を前におき、真のお辞儀「失礼致します」

    扇子を進めながら、にじり入り、お点前をいただくあたりで、先生にご挨拶「お客様のお稽古よろしくお願いいたします」

    お茶を立ててくださる方の方向に向き直り、扇子は背後に置く。

    お菓子が来たら、相手の挨拶を受けてから「頂戴いたします」と礼(「礼」はすべて真のお辞儀)

    お菓子のお皿を両脇から挟んで捧げ持ち、感謝。

    お皿を置き、懐紙を前におく。

    ! 懐紙の束は厚めで。薄いとお菓子をふにゃふにゃしてお菓子を切り分けにくい。また、いろいろ拭いたりもするので、たっぷりある方が良い。

    ところで今日のお菓子は、お盆の上に銘々皿があり、その上に乗っている水菓子です。この場合、水菓子だけを懐紙に置くことができないので、お皿ごと右手で懐紙の上に乗せる。

    それから、お皿だけを持ち上げて、お菓子をいただく。

    お菓子を食べ終わったら、懐紙に戻さず、お盆の上に直接お皿を戻す。使ったフォークは、懐紙で拭くと尚良いが、そのままでも良い。

    お菓子を下げに来る人、またはお茶が運ばれてくるタイミングで、お菓子皿を

    両手でいったん両端に触れ、右手を12時に置いたら、次に左手を6時に置き、お皿を軽く浮かせて時計回り。再び繰り返すと、正面が相手に向く。

    それをやや左へ置く。私の正面が空くのでそこにお茶がくる。

    お茶碗を右手で持ち、畳の縁を超えて自分の前に置く。だっけ?むむむ。

    お茶碗と自分の間に指先を付いて「いただきます」。だっけ?

    むむむ。

    お茶碗を右手で持ち、それから左手の掌に乗せる。

    ! 右手と左手を同時に動かさない。どちらかの手が先に動き、その動作が完了してから次の手を動かす。

    ! 右手を使う時、左手は、左太ももの股関節寄りに置いている。うむ。武士道だ。

    左手の掌に載せたら、右手で茶碗の12時を持ち、90度くらいずつ2回回す。どうやらこのとき、完全に相手に正面が来なくても、とにかく正面を外せば良いらしい。どれくらいの角度で外したのか憶えておいて、戻す時もその角度分だけ戻せば良いようだ。が、どれくらい外したかを憶えておくより、明確に180度外すようにした方が、憶えやすい。90度を2回回せば180度になるからね。

    そして一口いただく。

    それから、右手を膝前に付き、「大変おいしうございます」と主人に草の礼。

    それからまた右手も茶碗に添えて、最後まで飲み干す。

    !お茶碗の持ち方を三輪えり花がいま把握している感じですと:「これくらいの円」と両手で直径20センチくらいの円を説明してみせるときに、親指と4本指で形を作るじゃないですか。あの形。あの形で、左手は、親指が上に来て4本指が下を支える。右手は、親指が手前に来て、4本指が向こう側にいる。もしかして、そんな感じ?と思っておる今日です。

    最後の飲み干す時、しっかり啜る。

    お茶碗をまた12時から3時に2回回して、正面がこちらに戻るようにする。

    相手の畳の中へお茶碗を戻す。

    ? ここで何か言葉でご挨拶なりするのだったか???

    戻したお茶碗を、両手で下から捧げ持ち、床付近でお茶碗拝見。一期一会。本日のお茶碗は〇〇さんという人間国宝のかたの作品だそうだ。ぎょぎょぎょg。表と中に「小」と書いてある、ベージュにすこし青みがかった輝きのある上品なものであった。

    お茶碗拝見のとき、私は畳に肘を付いていた。麗扇先生は、畳でも膝でも、とおっしゃっていたので、それで良いのかな・・・。

    次にご主人が棗や茶杓の銘をお答えになり、こちらに礼をなさるので、そしたら礼

    「ありがとうございました」

    膝を上げ、左膝立て、立ち上がり、回転して退席。

    ? これは右足を引いての左回りでいいのかな?

    盆略点前のお稽古

    茶道口の手前で扇子を置き、先生にまず礼「失礼致します」

    扇子を進めながらにじり入り、先生の方に扇子を置き、

    「盆略点前のお稽古をよろしくお願いいたします」

    それからにじり下がる、扇子を連れていく、を2回ほどで茶道口から出る。出たら、右膝から立ち上がる。

    ! 茶道口から外では、すべて右膝から立つ。

    茶道口から中へ入る時は右膝。お点前をしてから外へ出る時は、左膝から。

    畳のへりはすべて右足越え。

    なるほど。

    お扇子は、懐中に。親骨が上下になるように一番下に。

    ご挨拶が終わって、点前を始めるときは、扇子は水屋(というのか?)部分に置いておく。

    帛紗を腰につける。

    すでに先生がセットしてくださったお盆を両手で持つ。親指がお盆の縁にかかるように。だっけ?むむむ

    茶道口に座ったら、お盆は膝よりも前に置く。お盆全体が膝より前に行くように。

    「お薄(おうす)を差し上げます」礼

    お盆を持ち、右膝立ち。左足一歩だけ、茶道口より外で進める。すると、右足で越えられるよ。

    半畳二歩。最後は左足が前になっているから、右足を揃え、座る。膝頭に拳骨一個。武士道。

    お盆を鉄瓶との間の正面に置く。

    再び立ち上がる。あの水を捨てる壺(これを、建水(けんすい)と言うのだって)を撮りに行くために立ち上がるので、左膝から立つ。左足を斜めに方向を取って回転し、右足は畳の内側ギリギリにくるから、左足でさらに方向転換すると、右足で畳を超えられるよ。茶道口から出たら、自由。建水を「あの手の形」で持つ。このとき、腕は折っちゃダメ。ぶら下げる。

    茶道口をそのまま右足で超えて、先ほどの位置で座る。

    建水は左膝に揃えるあたりに置く。

    ↑ だっけ? 少し前だっけ? それとも少し膝より後ろだったっけ?混乱。

    腰から帛紗を取り出し、捌く。

    帛紗の最後、一文字でくるんと畳んだら、棗を清めるために、する作業があります。

    一文字でくるんと畳んだらそれを右手で持ち、左手で左端を付いて、向こう側へ丸める感じ。で、それを右手でがばっと持つ。握る感じ。

    そしたら棗を左手で持ち、右手で、ひらがなの「こ」を書くつもりで棗の蓋の「こ」の端を清める。

    それから蓋の上に、さっき左手で二つ折りにしていたものを蓋の上でパッと開き、手のひら全体は体の中心線で正面に置く感じで、向こうへ「すいっ」。それから帛紗を10時へ回す。それから蓋全体を覆うような感じで握り、右へ「すっ」と引き、お清めが終わる。

    ! あ、なんとこの動きは、書道の漢字の「一」と同じではないか。筆先を正面から置き、右横へ向かうために穂先を左へ向け、右へ引く。もしかしてこの考えかたで合ってる?

    棗は「こ」「一」で清める。とな。

    清めた棗はお盆の10時に置く。

    茶杓のお清め:これは帛紗の方向がポイントです。

    帛紗を左手に持ちかえる。ここにもルールがあるのだが失念した。

    茶杓は茶碗の上に伏せておいてあるので、尻尾を上から軽くつまんで表向きにする。

    左手は親指が上の状態で帛紗の根本を挟み、そのまま上まで、ふわっと拭く。そしたら左手首を返す、つまり親指が外を向き、帛紗が茶杓を下から支える感じで、根元に戻す。また親指を上に向けて、同じ動作を2回。3回目に茶杓の先端まで行ったら、ふわっと外(左手前)に外す。

    茶杓を4時に置く。表向き。

    帛紗を10時に置く。

    茶筅を2時に置く。茶筅の結び目がいつも6時を向くように。

    茶碗の中の布巾を5時に置く。このとき、布巾は、6時の方向へ引き出し、5時に戻す感じで。

    お盆内の右側が騒がしくなるので、せせこましくなったり、ふつかたりしないように。空間が大事。

    鉄瓶を取る。帛紗を右手で取り、鉄瓶の蓋を抑え、カップにぶつけないように細心の注意を払ってお湯を注ぐ。

    鉄瓶を戻し、帛紗を10時に置く。

    右手で茶筅を取る。茶筅は親指と人差し指だけで操作するよ。

    茶筅を取る時は親指は6時、人差し指が12時。

    左手を茶碗に添える。

    茶筅を茶碗の湯の中に中央から置き、残りの3本指はお茶碗の縁にかける。茶筅がお湯の中で寝る感じになるよ。いったん置いたら、親指を上にして茶筅を持ち上げる。お湯から上げる、って感じ。寝かせるタイミングで、親指が手前にくるようにクルッと回す。茶筅をいちいちお茶碗の中に置く、つまり手を離す。再び持ち直して、またクルッと回してお茶碗に寝かす。

    だっけ? 

    それから、中央上からサラサラする。サラサラにはルールがあるのか?

    たしか最後は、「の」の字を書いておしまいなのだが、「の」を書き終わる頃に左手は左横に添えていたものを少し浮かせて、指先だけがお茶碗に添えられているような状態にするのだ。

    そして茶筅を盆の2時に置く。

    お茶碗を清める。

    茶碗の湯を建水に捨て、盆に戻す。

    布巾をつまみ、必ず6時を通って茶碗の中に置く。

    布巾の手前をつまみ、全体が二つ折りの状態で茶碗の10時に掛ける。輪が右にくるようにね。

    左手は9時、右手は10時を持ったら、6時まで回すよ。3回やると正面にくるから。

    このとき確か茶碗の体の左側にあるようにするんだっけな。

    で、そしたら布巾だけ3時に持ってくる。

    このとき確か、茶碗が体の正面にくるようにするんだっけな。

    それから布巾を茶碗に入れて、上三分の一を手前に折る。

    そして「い」「り」を書く。え、これ「入り」ってこと?おまじない?

    布巾が入った状態でお茶碗をお盆に戻す。

    布巾を取り出し、5時に置く。6時を通ってからね。

    茶杓を取る。

    棗を取る。

    茶杓を4と5の指で握って、棗の蓋を開ける。蓋は4時に置く。

    北の山向こうから手前に2杯。

    棗の蓋を閉める。

    棗を置く。

    茶杓を置く。

    鉄瓶、帛紗、お湯注ぐ。鉄瓶戻す、帛紗戻す。

    (うむうむ、だいぶ作業の流れがわかってきたぞ。ものは全て同じ位置に戻す原則。両手同時進行はしない原則)

    茶筅でお茶を立てる。

    今日は泡が大粒になったりなかなか泡立たなかったりでした。

    先生によると、抹茶の量が少ない、つまり薄いのだそうです。

    お茶を立てたら、茶筅を置き、茶碗を右手で持ち、左手に乗せ、少し回して正面が客人に向くようにし向け、客人側の畳へおく。これも一癖あって、田んぼの「田」の字があったとして、右上が1、右下が2、左下が3、左上が4だとしますね。私は3にいます。客人は1にいます。お茶は2に置くのだ。しかも、1と3に挟まれた角あたりをめがけて。

    このとき「どうぞ」と言うのだっけ?忘れた〜

    客人は一口啜って「おいしうございます」と、気に入らなくても言ってくださるので、「恐れ入ります」と答える。文字通り、恐れ入ります、ですよね、ほんと。

    円を示す手、だの、田んぼの田、だの、私なりの「理解・憶え方」方法は、本物のかたが見たら、目を剥きそうな子供っぽいものだと思います。でもまずはこうして見た目の順序がなんとなんくわかるようになるまで、お許しくださいませ。

    今日のお稽古はここまで!

  • 茶道奮闘記 3 盆略点前2

    茶道奮闘記 3 盆略点前2

    2023年6月30日 麗扇会にて麗扇先生

    帛紗の畳み方、三角にして腰に吊るす方法、それを開いて折りたたむ方法。← これを「捌く」と言うのだそうだ。腰につけるために三角に畳むのは、「畳む」でOK。

    帛紗の胸へのしまいかた

    和服の胸にしまうことを「懐中」と言うのだそうだ。懐紙よりも外にしまう。

    開いて折り畳む(捌く)とき、どうにも先端が細くバランス悪くなってしまうので困っていたら、なるほど、下に来ている三角と折り紙のように合わせるのだな。

    躙口と茶道口の違い

    躙口はお客様席への入り口。茶道口は主人役席への入り口。

    畳の縁(へり)は結界、分け目。

    お扇子は、その分け目を自ら作る感じ。なので、まず扇子を自分の前に置くことで相手の場所には入っていません、を示す。

    だから、お扇子を先に進めて、相手との境目を少しずつ前に進めて、でも明らかに自分はそれよりも後ろにいますよ、を示す。

    下がる時は同様に、自分が後方へにじり下がったら、お扇子を連れてきて、すぐ前に置く。後方へにじり下がる。お扇子を連れてきてすぐ前に置く。を繰り返す。(畳は半畳しか使っていないので、2回下がればじゅうぶん)

    膝の立て方

    入る時は右膝を立てて、立ち上がる。

    下がる時は左膝を立てて、立ち上がる。(日舞では常に右膝を立てていたっけね)

    ご挨拶の言葉

    まだいろいろ不確かであるが、

    お稽古初めの時は、茶道口の外で真のお辞儀

     「本日は盆略点前のお稽古をよろしくお願いいたします」

    茶道口を入る時は真のお辞儀

     「失礼致します」

    抹茶を入れるタイミングごろかに、お客様に首だけ傾け、でも目を合わせたりせず伏目がちに

     「お菓子をどうぞ」

    (歯を見せて笑って相手の目を見ながら「お菓子どーぞー」とかはダメなんだって。とぼん)

    お稽古が終わったら真のお辞儀

     「本日は盆略点前のお稽古をありがとうございました」

    盆略点前

    鉄瓶とお盆とお盆の中にあるものは先生が先にセットしてくださっている。いずれこれも自分でセットするべきなのだろう。

    最初に、帛紗を三角にして腰につけた状態で始める。

    1 セットされたお盆を両手で両脇から持つ。お盆の縁に親指をかけ、4本指で下から捧げもつ。

    ! 基本として、常に4本指を隙間なくくっつけて作業する。

    鉄瓶の前に一足半分くらい開けて正座し、鉄瓶と自分の間にお盆を置く。

    一旦退出し、左手に置く壺(名前を憶えておらぬ)を左手に持って入り、お盆の前に再び正座したら、膝頭より少し手前にその壺を置く。

    2 ものを清める。ものを清めるのは、棗→茶杓→茶筅→茶碗 の順。

    棗の清め方:帛紗の持ち方自体がまだ原理原則が掴めていないので、何の時にどうするのか憶えていない。いずれにせよ、棗を左手に持ち、右手の帛紗で、蓋の向こう側、手前、それから帛紗の二つ折りを開いて蓋全体。「清める」という言葉を使っていることからも、「拭く」意識でいてはダメなんだろうな。清める気持ちで手を動かす。

    茶杓の清め方:帛紗を左手に持ち、茶杓を右手に持ち、帛紗で茶杓を挟んだら、む〜とにかく何かルールがあって、先端から真ん中の節(ふし)になっているところとの間でどうにか動かして清めるのだ。むむむ。

    茶筅の清め方←これは「清める」じゃなくて「茶筅通し」というらしい:清めた茶杓を茶碗の右に斜めに、お盆の縁に乗るように立てかける。

    お茶碗から取り出し、向こう側に置く。

    お茶碗の中のガーゼを取り出し、向こう側へ置く。

    お湯を注ぐ。

    帛紗は一旦、お盆の左側の縁に立てかけるように置く。

    お茶碗の中で茶筅をさらさらと動かす。これにもルールがあって、動かし方や持ち上げ方や回数が決まっている。わ〜。

    お茶碗の清め方:茶筅を向こう側へ置いたら、お湯を最初に持ってきた壺に捨てる。それからガーゼを取り上げて茶碗の中におき、「い」の字「り」の字を書くように拭く。左手は茶碗の9時を持ち、ガーゼでしっかりとお茶碗を10時の位置で掴んだら、しっかり6時まで回す。これを3回繰り返すと、正面が戻っているはず。む〜。ガーゼの持ち方にもルールがあって、ガーゼの折りたたむ縁のどっちがわをどっち方向へどの指で持つ、とかが決まっている。わー。

    3 抹茶を立てる

    いざ茶杓を右手で持ったら、おもむろに、お客様に「お菓子をどうぞ」と言う。それにしても「お菓子」という単語って何時代から使っているんだろう?と、調べたら起源は中国の「果物」。そこから、甘いものを指すようになり、室町時代にお茶が始まった頃には、茶菓子を示すものとして使われ始めたらしい。なるほど。

    茶杓を持ったまま、棗を左手で持ち、茶杓を持ったままの右手で蓋を開ける。開けた蓋は茶杓があった場所(4時)の位置にお盆に立てかける、または伏せて置く。

    北側から手前に抹茶をすくう。山盛りにならないように。2杯。入れたら、お茶碗で、微妙に軽く、茶杓を「トン」して抹茶の粉を落とす。

    棗の蓋を閉める。ここまで、茶杓を持ったまま。

    蓋を閉めたら、茶杓を元の場所に置き、お湯を注ぐ。

    いよいよ茶筅を使って、お茶を泡立てる。← これを「立てる」というからね。このとき、お茶碗の支え方にもルールがあるのだが、む〜両手が必要なこと、4本指は揃えて使うこと以外に憶えておらぬ。

    4 できた薄茶を供する

    十分に表面が綺麗な泡になったら、茶筅を置いて、お客様の方向へ、2回ほどお茶碗を回して差し出して置く。お茶碗を回すのは客人にお茶碗の正面が来るようにするため。

    今日はここまでであった。

    あ〜帛紗の畳み方、捌き方からしてできないのが気になる。

    回したり拭いたりの回数や順序を作るのが大好きな日本人。西洋だと物事の遂行に回数や順序を厳格に決めるのは「おまじない」の世界、魔術をかける世界の話になる。あ、そうか、魔術を習っていると思えばいいのか。