和の素養に関して、やる気が出るまでの話

乗馬、日舞、茶道、と日々、三輪えり花、ここぞとばかりに演劇以外のことをやっております。で、実は、書道もやっています。

三輪えり花は和の素養がそもそも皆無でして、外国人並みに日本のことを知りません。でも墨絵が好きで、やってみたいな〜とずっと思っていたのであります。それで、筆使いの練習にまず書道かなと考えつつもどのような先生につけば良いのかわからず、演劇にひたすら時間がかかりますから(台本発掘、翻訳、企画立案、キャスティング、稽古、ご案内、上演、お礼状、次の作品。プラス指導案件)何かを「習いに行く」なんてことはとても無理でした。

それでも、シェイクスピア遊び語りシリーズをやるために、歌は習わなくては、と歌の時間は確保しました。レッスンがご近所の小学生時代の姉の友達が先生になってくれたこともあり、家にいる時間にちょいっと出かけられるのが良かったのです。

そんな中、明治大学グローバルビジネス研究科の私の授業(自己表現プレゼンス)の卒業生が、うちの会社でぜひ、と講師に呼んでくれたりする中で、たまたま国際的な大会社が外国人をたくさん招聘してコミュニケーションWSをしたいとのことで、それを担当しました。そのとき、外国人に書道の楽しさを体験してもらえるイベントがあり、そこに岩井笙韻という先生がいらっしゃいました。私も外国人に混じって書道体験をさせていただいたのです。先生のご自宅が西東京ということもあり、こうしてお目にかかったのも何かの縁と、まず岩井先生のところに通い始めました。

が、岩井先生のところでは、修験道修行がメインになっていき、次第に書道レッスンの数が減りました。また、コロナ禍時代に入り、通えないまま時間が過ぎていったのです。

そんなわけで、書道はやりたいと思いつつも、その他の和の素養については、相変わらず興味もなく、「そりゃ海外交流するなら、やった方がいいのはわかっちゃいるんだけど、全然食指が動かんのよね」状態は続きます。

ところが、なぜか、ほんとうになぜか、突然今年に入ってから、そうだ、踊りやろう!と麗扇先生のところに通い始めたのです。

麗扇先生は、姉の茶道の先生で、私もお茶会に遊びに行ったり、姉に付き合ってお稽古を覗きに行ったりはしていました。お茶をやる気はなかったのですが、日舞も教えてくださるとのことで、先生選びは迷うことなく、習い始めました。

この麗扇会は、お茶、日舞、三味線、お琴、華道、そしてなんと書道もやっているのです。要するに、昔の教養人が身につけるべきことを全部。

どうせ通うなら同時に学べる方がいいと、日舞と一緒に書道も再開しました。

で、日舞の前後に茶道のお稽古にみえるかたがたを見学するうちに、本当にはとても無理とは思うのですが、まあ何も知らないよりはいいかな、と日舞を一つ仕上げたところで、茶道を始めることにしたわけです。

茶道奮闘記は別途ブログに書いています。
書道は、筆の運びやバランス感覚など、すごく面白いので、また改めてブログにしてみようかな。

人生58年目にして和に目覚めることに、我ながら新鮮な驚きを憶えています。

みなさんは、どんな新しいことを始めていますか?


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