2024年2月28日 ゼロファイター。
前回、ミホノブースターで、おそるおそるでも、正反動での輪乗りまでできたのだが、今日はゼロファイター。
道路が空いていて、レッスン時刻よりかなり前に着いた。ので、馬場のみんなのレッスン風景を見学。
Wさんは足の指を骨折した(先々週、馬に踏まれた)のにきちんとミホノブースターに乗っている。が、正反動から駈歩をどうしても指示できないようで、彼女に難しいなら、やはりミホちゃんはかなり難しい馬なんだな。
というわけでミホノブースターはすでに運動したので、わにあてがわれたのはゼロファイター。毛足の長い、亡きダンツくんと同い年の馬。背中の肉が落ちてかなり痩せている。馬場から出たくなくて駄々をこねたので、やる気ないんだろうな。
そして馬場に入っても、たらたらして、ようやく軽速歩になっても、わの言うことを聞いているのではなく、安沢先生の顔について行っているだけなことは明白。安沢先生が一緒に走ってくださっているのだ。
わとしても、常歩から軽速歩にする時に、駆け出しやしないかとの不安がまだある。というのは、ゼロが先生の持つ長い鞭をみつめて、どうにも、横後ろ横後ろへ進んでしまうから。こりゃ、なにかあったら一気に飛び上がるタイプやなと、感じていた。
一方、わの乗り方もまるでダメで、何度も安沢先生に、体重はうしろ、と声をかけられる。軽速歩で身体が上がっているときも。そして、何度もお尻が鞍に直接バコンバコンと当たる。つまり、良いところに降りていないということだ。
徐々に警戒心が、わもゼロも溶けて、なんとなく良い感じで乗れるようになってきた。が、まだ、どのように動くのかよくわからないときもある。昨日の雨風でぬかるんでいるところもあり、そこに足がハマってカクンとつまづいた感じになるときもある。あと、軽速歩のスピードが速い。それまでアンダンテでやっていたのが、この馬はアレグロでアップダウンしなくてはならない。でも、それが掴めてからはリズムに乗れるようになった。アレグロに感じられるけど、先生には「まだ速いと言うほどではない」そうで・・・。
そんな感じで軽速歩をなんとか左右できたので、正反動もやってみます。右回り、左回り。竹藪に近づくと止まってしまうので、先生が「ほらがんばれ」と追い立てる。このとき、追い立てられて走っちゃうんじゃないか、と、びくつく、わ。
そして予感的中!
なんとかうまく行っていた後、常歩からゼロが自ら速歩を始めたときがあった。わの指示ではなく、勝手に。もちろん、竹藪のあたりで止まる。でもちょっとエンジンがかかっているような感じであった。で、もう一度正反動でいこうとしたら、いやっほ〜い!と出口に向かって駆け出したゼロファイター。おいおいおい、走るんかい。ゼロはわを振り落とすつもりはないのは感じられ(ミホの場合は、振り落とすような首や腰の捻りが入る)、おかげで、焦ることもなく、あ〜走りだされちゃった、的な気分であった。鞍に座ることはできずに、お尻を浮かせて鎧を踏み締め、そうだ、スピードを落とすには、手綱を左右に動かす、車のハンドルみたいにと思い出し、立ったまま、やってみた。それをする気持ちのゆとりもあった。入り口の扉近くになったとき、どこで止まるかなあ〜と思っていたら、鏡の近くで止まった。
あとで安沢先生は「扉が閉まっていてよかった」とおっしゃったので、扉が開いていたら、出て行ったのかもしれない。もっとコントロールできるようにならないとダメだな。そちら側で乗っていたおばさまに「ちゃんとコントロールしないと」と叱られました。ふえ〜ん、それができないから苦労してるんですよ、あなたさまのように最初からうまくはできないのです、と心の中。
その後、もう一度正反動をと安沢先生に指示され、「え〜もういいです〜涙」と言いましたが、「ここでやめると癖になるから」と言われ、そうか〜と頑張りました。あまりまともにはできなかったし、軽速歩にしまして、なんとか数回周って、おしまい。
その後、お手入れはWさんとKさんがあれやこれやと教えてくれまして、結構長くたっぷりお世話しました。ゼロくんは走っちゃったことをちょっと反省しているみたいで、しばらく目を伏せて首を下げていて可愛かった。でも「俺様くん」と呼ばれているようで、たしかにダンツくんのように、上からわを睥睨するときがある。
腹帯の「まるたん」を外し、頭絡をはずし、無口をかける。
鞍を外す。
そこで乗馬ブーツを雨長靴に履き替える。
顔を拭く。ゼロは毛足が長いので、先にたっぷりブラッシングする。
絞ったタオルで拭く。
下腹部は、うしろあしの膝のあたりからゆっくり登っていく感じで拭き、嫌がったらやめる。(でも最終的にはやらなくちゃいけないんだけどね)
蹄が砂でべったりになっている時は、蹄かきではやりきれないので、水で洗い流す。毛が濡れないように。
蹄油(ていゆ)を全体に塗る。毛に触れないように。
今日は、馬をしまったあと、鞍と頭絡と手綱をしまうのを失念して帰宅してしまった。次回は気をつけなくては。
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