乗馬 Day 67: たくさん進歩!

2023年10月17日 朝9時の乗馬。まずダンツくんの厩舎仏壇へお参りしてから、洗蹄場へむかうと、今日は見たことのないお馬さんです。サウスウィンドじゃないよね?

初めてのミホちゃん

 「ミホちゃんです」

と言われ、てっきり女の子だと思って話しかけていたら、センバ(去勢馬)でした。競馬を走っていた頃の名前は、ミホノ・ブースター。おお、Booster! 速そうですね。でもなんておっとりした可愛いお顔なんでしょう!

安澤先生が、乗り込む際に
「そっとね、そっと。反動をつけないで、そっと。敏感な馬なので」
と、おっしゃる。

これまでも馬の背中に負担をかけないようにそっと乗ってはいたけれど、そんなことは言われたことがなかった。
えっ、この穏やかそうな顔で、もしかして乱暴者? 

初めての馬だし、今日は調馬索かな、と思ったのですが、常歩で馬場半分をつかって歩き、わりとすぐに軽速歩の練習。どうやら調馬索なしで行うようです。

進む進む

軽速歩であれよあれよ、と何周もします。1周でとまってしまうダンツくんや2周でとまってしまうサウスくんとは大違い。

これは馬が進みたがり屋なの?
それとも私の乗り方がうまくなったの? 

軽速歩を止めないまま方向を変えたりも、できた! 

腰を落としたときにお腹を抱え込み、跳ね上げられた時にヒョイっと浮かぶ。
腰を落とす時も振動をつけないように吸い込まれるように座ろう、そんなことに注意しながら進む。

行ける限り進もうと軽速歩でぐるぐる回っているとさすがに先生の方が心配されて

「止まる指示を出してみましょう。手綱じゃなくて後に体重をかけることで」

おお、これも素直にすっと止まる。
どうしてダンツくんやサウスくんではできなかったんだろう? そういえば、今回は、止まるときに自分の脚がやや前方に張った。そのせいだろうか。

次は正反動に行ってみます。
もうホルダーを掴みたいという気持ちはなく、そのままスタートします。これは軽速足がとても上手くできて、上下の揺れの感じなども掴めたせいかもしれない。

正反動も、後傾がうまくいっているせいか、ほとんど跳ね上げられずに進める。後傾して座っていることにあまり意識を向けなくてもできているから、脚で馬のお腹と接点を持つことを感じられる。これまでのようにひとつ意識を向けると他のことがバラバラになってしまうことがない。

初めての輪乗り

正反動のまま、方向転換をするのもスムーズだったおかげか、新しい技に挑戦させる安澤先生。5メートル直径の輪乗りです。

常歩や軽速足でも輪乗りはしたことがありません。
が、ミホくんはとってもスムーズに回ってくれます。

輪を真円にするためにちょっと手綱を動かすと素直にそちらへ向かってくれるので綺麗な輪ができました。何度もやって練習します。逆方向も。

初めての8の字ループ

ついで、正反動のまま、8の字を描きながら方向転換を繰り返します。8の字は、右手前(左手前)で方向転換とも違って、ループを作るのです。で、8の二つの円をつなぐ真ん中を行く時は、馬場に対して直角にまっすぐすすみ、ぎりぎりで次の円を作り始める感じ。

なんか、どんどんできて、「乗り始めて今日は初めて楽しい!と思えますっ!」と馬の上で喜びの声をあげる三輪えり花。

ほんとうにたのしくてたくさん乗れて嬉しい日でした。

ハミ受け

「馬の首がね、下がっているでしょ。これがいいんです。ハミ受けと言ってね」

ハミ受け。聞いたことはありますが、これがそうなんですか・・・。手のひらにハミ受けの感触が伝わる、とも聞いたことがありますが、とくにそうとは気づかず、普通にいい感じで乗れてるなあ、と思ったら、それがハミ受けしていて馬も気持ちよく動いているということでありました。

ちなみにサウス・ウィンドくんは、前回、会員さんに「よく人を落とすよね」と聞きましたが、そのせいか、調教師さんを入れて、馬場の半面でいろいろ乗り方調整されていました。

汗拭きと裏掘り

お世話をしていると、これまでも馬の手入れについてなにかと詳しく教えてくださっている加納さん元ジョッキーが、今日も汗拭きの方法を教えてくれました。

汗で濡れたところを、乾く前にゴシゴシして乾く前にバスタオルとブラシを使って毛並みを整えて乾かす。

今日はお手入れでも進歩があり、初めて、蹄の「裏掘り」をしました。君管やインスタ動画で見たことはありましたが、馬の脚を持ち上げるなんてとても・・・と思っていましたが、なんとか3本、できました。

裏掘りする時は、脚は後方に持ち上げること。

蹄油(ていゆ)は爪全体に塗ること。

ミホちゃんはにんじんが嫌い

最後に動画と記念撮影をするとき、人参をあげたのね。欲しがって唇を突き出して食べ始めたら、そのとたんに、えっ、ぺっ???
あ、ぺっぺっ、て君、人参、嫌いなの? え?

間違ったのかなあ、と再び挙げてみたけれど、今度は匂いをふんふんして絶対に食べようとしなかった。

にんじんがわるいわけじゃない。だって、そのあと、厩舎でゼロファイターが美味しそうに食べ尽くしてくれたもの。ミホくんはにんじんがきらい。次回はバナナを持ってこよう。やれやれ。


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