東北学院大学で講演

古くからの友人で、東北シェイクスピアと言えばこの人!と言われる下館和巳(しもだてかずみ)先生の授業に呼ばれて、三輪えり花が三輪えり花になる失敗過程物語をお話してきました。

仙台、東北学院大学にて。

250名もの履修者で熱気に満ちた、良いクラスでした。
この授業は選択の教養科目のひとつで、東北学院の徹子の部屋、と言った感じで、下館先生が、各界の著名人を招待してそのお話をインタビュー形式でうかがうものです。

前期15回の中には、新聞社やテレビ局、あるいは作家など様々なかたがいらっしゃったとか。でも仙台の人間でないのは私が初めてだそうです。しかも、今日は15回目、そう、最後の授業を担当することになりました。

下館和巳氏との出会い

下館和己さんと出会ったのは、1995年の英国演出家組合 British Directors Guild の2週間の演出家ワークショップでのことでした。

私は、文化庁の心身芸術家海外派遣研修員制度の演劇部門としては初の2年派遣に選ばれ、英国王立演劇学校 Royal Academy of Dramatic Art へ向かうところ。British Council から連絡があり、せっかく英語ができるんだから行ってはどうかと勧められたのです。おもしろそうなので行くことにしました。この演出家ワークショップは私の人生の転機になったものなのです。これについては、いつか詳しくご紹介しますね。

それ以来、下館さんとはずっと連絡を取り合い、彼が東北弁シェイクスピアを上演したり、早稲田で講演がある、など上京なさるときにはお目にかかり、彼もまた、私のシェイクスピア遊び語りシリーズを見にきてくださったりしました。

この講演でお話ししたこと

下館さんの担当するこの授業の目的は、学生たちにこれからの未来や人生を進んでいくにあたり、迷いや困難を乗り越えて今がある大人たちの話を聞かせ、人生は怖くないと思ってもらうことにあります。三輪えり花のこれまでの人生は、ピッタリですね。
他者とのコミュニケーションが取れなかった小学・中学時代、全部不合格だった高校受験、ミュージシャンになりたくて大学なんて行くもんかと思っていたところからの大学浪人、浪人時代の大いなる転換、大学合格と留学、そして演劇との出会い、のお話をしました。

実は私、この話はいろいろなところでお話しています。この記事をお読みの方も、私のこの話を聞いたことがあるかたが多いのではないかしら。ちなみにYouTube でもお話しています。

三輪えり花の勇気が出る人生YouTube

小学生の三輪えり花

中学生の三輪えり花1

中学生の三輪えり花2

高校は全部落ちました

高校生の頃

大失敗の大学受験

偏差値48から78へ

最低点からのカナダ留学

カナダ留学で学部を選んだおバカな理由

運命を変えたシアター・イン・エデュケーション

ここで私が演劇にやっと進んだわけです。演劇を目指す人って、子供の頃から舞台に出るのが好きで・・・というパターンが多いと思うのですが、私はまるで違っていたのね。

などのお話をしまして、たくさん質問をいただき、嬉しい感想文を山のようにいただき、講演は無事に終了。もちろん、現在の私の演出家・俳優としての活動の写真をお見せする時間もありました。

私の話が、一人でも多くの学生の心に響き、人生って何が悪かわからないから素晴らしい、いま決めなくても自ずと道はひらけてくる、それを信じよう、そんな気持ちになってくれることを願っています。

授業の前後にも二人で、その時のことを思い出したり、人生が奇跡と出会の連続であることを語り合い、たいへん楽しい時間を過ごしました。

下館さん、ありがとうございます。また近いうちにお目にかかれますように🛍️


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