乗馬 Day 42: アン 2/4

2023年2月15日水曜日、アン乗馬クラブで2回めのレッスン。

指導は安澤先生、パートナーはダンツキャストくん。黒い立派な馬です。かっこいい!

 そしてなんと、生まれて初めて、拍車なるものを装着しました!

拍車にもいろいろありますが、今回使ったのは、2センチほどの長さの丸棒がついているものです。


先生「動かないんでね」

うーむ。私が脚だけで動かせればいいのでしょうけれども・・・。拍車をつけても、まだ脚自体をどう使うかもまるで自分でコントロールできていないんですから。

 今日も、左足先前向きで、鞍の向こう側の前側を掴んで、またがることができました。うむ。これはできるようになってきた感じです。

乗馬ポイント:拍車の使い方

「拍車でね、ちょいちょいっとすると動きますから」

なるほど。キックほどではなく、お腹をくすぐる感じのようです。しかし、拍車が馬に触るくらいという加減がよくわからない。安澤先生は、私の脚を私が思うよりやや後ろ寄りに持っていき、ここでちょいちょい、っとする、とおっしゃいます。なるほど。

乗馬ポイント:常歩をリズムよくするには

最初の常歩。の・・・のろい。キャストくん、全くやる気なし。

「下手なやつ乗せたな〜あ〜しんど〜」
というキャストくんの心の声が大声で聞こえます。

「常歩ももう少し早くしましょう」

はい。ですよね。それができないんですよ。

「脚を左、右、左、右、と交互に当てて、お尻で前へ押してやる感じで」

はい。ですよね。理屈はわかるんですよ。

そうこうするうちに、キャストくんも少しやる気を出してくれて、多少早めてくれた。

乗馬ポイント:速歩の出し方

「速歩いきましょうか」

はい。ですよね。それができないんですよ。

「拍車を両方いっぺんに使って、繰り返してね。それでお尻で前へ押してやる感じで」

はい。ですよね。理屈はわかるんですよ。

しかし・・・

惨敗。

安澤先生がそばへやってきて「ほいほいほい!」と声を出すから、キャストくんは「はい、わかりましたよ、やりますよ」と速歩になってくれたに過ぎない。

まだまだだなあ。

しかも軽速歩で立つ時になぜか前につんのめってしまう。足が後ろへ取られる。拍車をつけたせいで足裏のバランスが崩れたのかもしれない。

しばらくやるうちにだんだん調子が出てきた。しかし、キャストくんは、3周もするとピタッと止まる。そういえば前回のエンジェルちゃんも、3周でピタッと止まった。「きみはこれくらいで」と馬に言われています。安澤先生は「止めるな止めるな、進めて進めて!」と優しい声でおっしゃるのですが、私の拍車にはびくともしません。

なのでやはり調馬索をつけていただきました。

乗馬ポイント:正反動

そして正反動の練習。前回よりも様子がわかってきました。後ろに寄りかかってお尻が鞍に吸い付き続けるようにする。鞍の前についているホルダーをまだ両手で持っていますが、前回のように必死で握りしめるほどではない(と思ったのはただの勘違いで、帰宅した次の日、見事に両腕二の腕筋肉痛)。この、握りしめなくてもお尻が浮かなくなれば、ホルダーから手綱へ切り替えられるのでしょうなぁ(遠い目)。

それでも、鎧に体重を逃す、と安澤先生がおっしゃることを試してみる余裕が生まれてきた。

「そうそう、その調子」

乗馬ポイント:手綱の絞り度

それにしても、キャストくんは調馬策をつけてなお3周でぴたっ。そして、手綱をぐいっとひっぱります。その手綱に引っ張られて私の体も馬の首の方へ。

どうやらキャストくんにとっては「3周走る。休む。休むときはハミを感じたくない」ようです。

「手綱をぽとんと落として緩めてあげて」と安澤先生も。

手綱を緩めたら好き勝手に走り始めちゃうんじゃないのかしら、と怖いのですが・・・。

それにしても、乗馬クラブによって、馬の首をどうしておくか(手綱をどの程度絞っておくか)の考え方はいろいろあるのだなあ。最終的な到達点は同じものだろうと想像するが、初心者のうちにどう教えるか、がかなり違う。

おもしろいことに、キャストくんは、その垂れた手綱を私がもう少し集めようとすると、「は〜い!」と速歩を始めてしまう。めっちゃやる気あるやんか。まだ手綱をしっかり持たないうちにがんがん速歩を始めるので、焦ります。

乗馬ポイント:軽速歩のときの脚

立つとき、鎧をふんばってはいけない。座るとき、馬体を両脚で抱え込むようにする。そうすると、スピードの維持、速歩の維持ができる。

らしい・・・。

そしてなんと私も少しずつ感覚がわかってきました。座る時に抱え込む、という感じ!


30分のレッスンでしたが、今日もたっぷり「馬に乗ったなあ」の充実感でした。

乗馬ポイント:お世話:脚を拭く

終わってから、なにかお手伝いすることはありますか、と尋ね、ハミの鉄部分を濡タオルで拭くのと、洗い流した脚を拭く、の2種類を手伝いました。

キャストくん、口からたくさん涎が出ています。たくさん走ってくれてありがとうね。

人懐っこいというのとも違うのですが、度胸が座っているというか、私に撫でられても嫌がりません。お鼻がぷにぷにしています。鼻面が長くてツヤツヤです。

脚を触るのは生まれて初めて!ハミを拭いた濡れタオルは洗ったので、それで拭いていたら、隣でおそらくご自分の馬を手入れしていた女性が「濡れたままだとおできになるから。乾いたタオルで」と。なるほど。それで新たに乾いたタオルで拭きます。脚が・・・暖かい!!!気持ちいいね〜。後ろ脚のとき、手前を拭いてから、そのまま奥の脚を拭いたけど、おそらく、この体制は非常に危険だ。奥の脚を拭いている時手前の脚を蹴り上げられたら一巻の終わりだろう。次は、ちゃんと場所を変えておこなおう。

面白いことに、話しかけながら、少しだけどお世話をしてあげたら、キャストくんも私に少し心を許したようで、GoProセルフィーするとき、顔を寄せてくれたり、ふがふがしたりしてくれました。あ〜楽しかった!やっぱり動物はいいなあ。


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