乗馬 Day 43: アン 3/4

2023年2月21日の火曜日、アン乗馬クラブへ。

指導は安澤先生。パートナーは前回乗らせてもらったダンツキャスト君。私を憶えているかな? 今日も呑気で気立てが良さそうな感じの顔をしています。

ハミ近くの手綱を取って馬場へ。

A先生「前を歩いてね、踏まれないように」


なるほど。


今日の馬場は誰もいなくて、広く全面を使うようです。
これまでは、半分の大きさでした。

まずは常歩で2周します。キャストくんはのんびりで、全然スピードをあげてくれません。もうちょい速くなってほしいなあ、とお尻で送ったりしますが、全く効きません。


2周すると、先生が拍車をつけてくださり、拍車で速歩を出す練習です。

全然ダメです。


先生がキャストくんのお尻をペチペチ叩いて「ほらいけ、そらいけ」と掛け声をかけてもダメです。


ごめんなさいね〜。私のおっかなびっくりの心が伝わってしまっているんだと思う。


安澤先生は、鞭を持ってきました。

「ちょちょいっとね」


それでなんとかやっと速歩になってくれまして、軽速歩の練習。今日は割とスムーズにできました。過去2回、調馬索に頼っていたので、ほんの少し恐怖心が生まれましたが、前を向き、しゃがんだ時に馬を抱え込む、ことができるだけのゆとりが生まれていました! びっくり。少しずつだけど進歩を感じる。

今回の進歩は、まずこれ! 
しゃがんだ時に馬体を抱え込む。
これが「まったくわからない」から「こんな感じかな」へ進歩しました。

左回りはなんとか。でも右回りはまだまだです。


そしてキャストくん、入り口近くで「はい、ここまで」と自らストップをかけてくる。いや〜、まだまだ私が指示を出しているというよりも、「ここは速歩ですよね。この辺まででオーライ」とキャストくんの気持ちで「乗せていただいている」感満載です。

10分ほど軽速歩をした後は、正反動へ。調馬索なしの正反動です! 

鞍前についているホルダーに捕まります。

が、方向を指示するために、左手は離し、手綱で指示します。

左手に鞭を持っているので、それがひらひらするためか、キャストくん、ぐいぐい飛ばしてきます。

わお!これまでの速歩の中で、最速かもしれぬ。

恐怖心を感じるたびに、「落ち着け。怖くない。大丈夫」とこころにつぶやき、お尻が鞍と密着するように「人馬一体。馬のお尻の動きと一体化する」と感じてみた。すると、なんとなくうまく行く。上手くいく。馬く行く。笑。


今回の進歩は、

・左手をホルダーから離すことができた

・その手で方向を指示することができた

・速歩のまま、カーブすることができた。

・馬が止まりたいところで、進ませることができた。

・踵で弾みを抜く、ということがどういうことなのか、少し試してみるゆとりができた。(もちろん、しかし、まだ全くわからぬ)

です。


最後に、常歩のまま、ゆっくり2周。キャストくんは手綱を張ると走るように調教されているらしく、ゆっくりの時は、手綱ぷらん、です。そういえば、映画なんかでも、ゆっくりの時は手綱ぷらん、ですよね。手綱が緩いといくらでも走れるから絞っておくほうがいい、という考え方と、手綱ぷらん、のほうがのんびり歩く説と、両方あるようですね。馬場馬術では馬の首を立てておくと点数が高いのです。つまり、馬の首を立てておきながらなおかつ速さをコントロールするのは難しいから、なのでしょうね。

ところで今日の最高の学びはこの最後の常歩にありました。

鞍に吸い付くように骨盤が前傾と後傾を繰り返す。

これはこれまでの先生方の乗り方や、君管で観てきて、「きっとそうなんだろうな」と思いつつ、自分では全くできなかったところです。

それが、今日、最後の常歩のときに、わお、骨盤が馬と一緒に動いている!というのがはっきり感じられました!!!

めちゃくちゃ嬉しいです。

30分は短いようだけれど、ひたすら速歩をれんしゅうすると、私には十分な長さです。


終わってから、馬体を拭きあげて、馬着を着せて、糞を集める、という、これまた3種類、初めてのことをやりました。


馬体を拭くのに、まず頭から始めました。

キャストくんは、「お願いしまーす」という感じで頭を低くしてこちらへ寄せてきて、可愛かった。

なのに、左耳を拭いたら「ちょっと、あなた、耳を拭きましたね!」と憤慨して首を上げてこちらをみるのです。

そして右耳は決して拭かせてくれませんでした。

「耳を拭かれた!」の顔が面白すぎる。可愛い。

それから、鞍が乗っていた部分から全体、それから脚。今回は、ちゃんと蹴られない方向へ移動しながら拭きました。

それからGoPro で記念撮影ですが、どうやら、目の前に置いてある人参がご所望のようで、でも安澤先生はいないし、勝手に人参をあげてはダメだろうと思うし・・・。キャストくんは、明らかに「にんじんをね、くださいよ」と私の袖を噛もうとします。


と、そこへ安澤先生が、敷き藁を運び込むトラクターを運転してやってきました。人参をあげてもいいか尋ねようとした矢先、

「そのばしゃくをおねがい」

は?バシャク?柄杓ひしゃく? 

「そこにかけてある、それ」

え?なにバシャクってなに?

 どうやら、馬にかける着衣のことのようです。

「初めてなので、何がどうなっているのかわかりません」
「右手に今持っている部分を首にかけて、そうそう」

あ、なるほど、ロゴが横に来るようにね。

これが「馬着ばちゃく」。ばしゃく ではなかった。

で、これを着せている間にキャストくんはリラックスしたのか糞をしまして、これは先週、先輩ライダーが片付けているのを見ていたので、その通りにしました。そしてめでたく人参も上げて、今日はおしまい。

ありがとうございました。

どれも二重顎なのが気になる三輪えり花です。


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