大田区オペラ・プチコンサート

ステージ・ムーブメントのお手伝いをしました。

この企画は、大田区文化振興協会が主催する、大田区民と子供たちのためのものです。
オペラを歌ってみたい方たちがオーディションで20名集まり、4月から研鑽を積んできました。
三輪えり花は、ステージ・ムーブメントを担当しました。

当初は、舞台袖からステージの中心まで歩いてお辞儀する練習をお願いします、とのことでしたが、実際に舞台でオペラを演じるときのステージの使い方も教えました。

でも一番大事なのは、
・ニュートラルに立つこと
・最も効率的で(=美しい)座り方と立ち上がり方
・歌を支える歩き方
です。

1回目を教えたところ、そのときに面倒を見てくださっていた大田区民文化振興会の方々が、これは周りのみんなにも知ってもらいたい、と仲間を連れてきて、後の2回は受講生と一緒に、それらの動きを学んでいらっしゃいました。

本番後にも、振興会の課長さんのご挨拶で、2度もステージ・ムーブメントの重要さに触れてくださり、日常生活からオペラまでつながっていますね旨おっしゃってくださいました。こうして、いわゆる経営側・ビジネス側、お財布側のかたがステージ・ムーブメントの重要性に気が付いて下さるなんて、本当にすごいです。やはり芸術が好きで、理解があるかたにはわかるものなのですね。

本番では

当日は朝10時からのゲネプロにも立ち会いました。
最初は、まるで断頭台へでも向かうかのような緊張ぶりでしたが、周りの先生がたに励まされたおかげか、本番では全員がじつに生き生きと舞台に登場し、それぞれ持ち味の良さを無理・無駄なく発揮していらっしゃいました。

みんな、ステージ・ムーブメントが役に立ったと喜んでくれて、笑顔で挨拶してくれたのが嬉しかった。
みなさん、本当に素敵でした!
これからがますます楽しみですね!!

ちなみに、ステージ・ムーブメントという時間を設けて三輪えり花を呼びたいと言ってくれたのは、新国立劇場オペラ研修所(と、その前に芸大で)学生だった鷲尾麻衣さんです。すばらしいソプラノに成長していらした。
その横には、同じく新国立劇場オペラ研修所での学生だった、バリトンの近藤圭さん。
そして、今回の受講生たちの二重唱を手伝ったのは、芸大(と院)での学生だった、中尾圭五さん、西山詩苑さん、山下裕賀さん。
私は大学でも研修所でもセリフの演技を教えるので、なかなか彼らが歌っているところを見る機会がないので、この5人の歌が聴けたのもほんとうに嬉しかった!
ちゃんと表現力があって、魅力的で、思わず見とれてしまう歌手たちです。
もちろん、もうひとり、初めてお目にかかった大沼徹さんも。

あと、ピアニストの原田園美さん。
「王真紀さんをご存知ですか?」
「芸大の博士号取得公演で『キャピュレっティ・エ・モンテッキ』を演出しました」
「やっぱりそうですよね!、私、あのときのピアニストです」
「ええええっ!」
の再会もありました。
嬉しいなあ。オペラのおかげでどれほど私の人生が豊かになっていることか!

そして今回の企画をグイグイ推進しているのが、ピアニストでプロデューサーの吉田貴至さん。
才能と情熱のある素晴らしい人です。

近いうちにみんなと舞台でご一緒できますように!

そして、私の次の出演は、マクベス夫人です。
10月1日、ルーサーさんのリサイタルで、プチ・シェイクスピアをやります。
遊び語りがコロナ禍でなかなかできないので、今回は久しぶりの三輪えり花のシェイクスピアですぞ。
ご来場、お待ちしております。

詳細はこの文字列をクリック


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