心の動きの専門家になる

【Action 目的】
自分以外の人間の心理を知る

【How 方法】
19世紀の文豪の小説を読んでみましょう。

キーワードは「心の動き」です。

【Live Interaction】
19世期の文豪の小説は、人間が人間の心の動きに客観的に光を当て始め、どうしてそうなるのか、それでどうなるのか、を追求したものがとても多いのです。

20世期ももちろんですが、私は先に心理分析の萌芽期である19世期ものをお勧めします。

私はシェイクスピアもやっていますから、シェイクスピアが人間の心の動きを驚くほど鮮明に描いているのを知っています。
が、19世紀の文豪たちは、それを喋る台詞ではなく、地の文によって解明することを試みています。それは心理学、心理分析、行動分析に通じますね。

芸術が、ある事象を描写する行為だとしたら、研究は、それらの事象を分析してデータをとり、その動きを調べるものです。
それは、次回(未来)においてどうなるかを予想し、それに備えるためのもの。

これは、俳優がキャラクターの心理を掴む過程と全く同じですね。

つまり、俳優は研究者であらねばならないのです。

で、一から一人で研究するのは大変。そこで役に立つのが、19世紀の文豪の小説というわけです。

夏目漱石、森鴎外、志賀直哉。
彼らは短編も書いていますから、ぜひ今日買いに行ってください。

世界なら、トルストイ、ドストエフスキイ、プーシキン、ゴーゴリ、チャールズ・ディケンズ、ジェーン・オースティン、ビクトル・ユーゴー、スタンダール、デュマ・・・
世界は広い!
読みたい作家の名前がずらずら出てきます。

本が苦手な人は、映画になったものから読むのも良いです。

慣れないと、ストーリーを追いたくて飛ばし読みをしがち。

心の動きに着目して読みましょう。

心を科学する。

この貝、サンゴ礁にいるとっても危険な貝。踏むと隠し持っているトゲに刺されて全身痙攣して死に至ります。
この貝の気持ち、心の動きって、なんでしょうね? 
キャラクターとしてはまるでシェイクスピアのリチャード3世のようです。

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