今までの知識や想像を演技に置き換えるには?

コ・コロナ時代のインタラクションで、離れていても交流を豊かにしていきましょう。

俳優訓練(アクター・トレーニング)は、日常にも教育にも、仕事にも、とても役に立ちます。

先日、ロシア(モスクワ)の国立大学の心理学の教授と話をする機会がございました。
心理学教授ですが、演劇の専門家であります。

バレエもオペラも演劇(映画)も
物語に登場するキャラクターを「演じる」となれば、
それは「アクター」である。
表現する心がなければ、
ただのテクニカルスキルを見せる競争でしかない、
と断言しておられ、
私はそこに興味を持ってオンラインで話をしてみることにしたのです。

ヴィクトル。
彼は私が演劇を日常生活やビジネスにも応用する方法を伝えていることを既に調べて知っておられ、
「それは本当にそうですね、確かに必要です」
とおっしゃいました。

私は少し驚きました。

だって、日本人はシャイで心を表に出すのが苦手ですから、私の伝える英国の演技術はとても役に立つと思って教えておりますが、ロシア人のように意思や主張をはっきり出す国民性では、わざわざ演劇を日常に、なんてことは必要ないと想像していたのです。

それを彼に正直に申しますと、ヴィクトルは
「日常で普通にしているときはそうですが、プレゼンテーションなどの大勢に観られる状態での発言などは皆苦手です。心理学の教授たちにも、頭脳明晰で素晴らしいのに、学生たちへの講義はしたをむいてぼそぼそと原稿を読み上げるだけの人たちもたくさんいます。ヴィクトル、どうすればうまく表現できるのか教えてくれ、と頼られますよ」
とのこと。

安心いたしました。
人間はみんな同じなのね、と。

人間は、安心している状況で、はっきりものを言えるか遠慮するか、は国民性があるかもしれませんが、緊張する場で緊張していつも通りの自分が演じられなくなってしまう。
それは、世界共通なのですね。

というわけで、演劇・俳優訓練は、あなたにもきっと役に立つと信じて、初心者の俳優たちへのアドバイスならどんな人にもわかりやすいだろう、とこの投稿を続けます。

これまで「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ」を調べるのが演技に必要だと申してまいりました。

【WHAT 目的】
「なぜ」がわかったところで、それを演技に置き換えたい

【OBSTACLE 障害】
「なぜ」は原因だ。原因は、いまここにはないのだから演じるのは不可能だ。 ど、どうすればいいのだ?

【HOW 方法】
「どうやって」演じるのかを思いつけばいいのです。

・・・はぁ?

【Live Interaction】
「なぜ」は なぜ 必要でしたか?

目的の「なにをしたいか」を深めるためですよね。

ですから、その目的を達成するために、どうするのか、を思いつくのです。

次回の記事でもう少し深く解説しますね。

キャラクターの内面「なぜ、なに」を使う演技ワークショップを7月に3回行うので、よかったら一緒にやりませんか?

下記の日程のいずれかをお選びいただけます。
複数回の参加ももちろん大歓迎!

7月8日(水)11:00~13:00
7月14日(火)11:00~13:00
7月18日(土)11:00~13:00

詳細はこちらをご覧ください。
https://club.elicamiwa.com/ws/93/

豆の花が綺麗に咲きました!

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