夏至の話と日蝕の話

宇宙には、生命の記録が少なくとも36は見つかった、それが今もあるのか、それともはるか昔に終わっているのかはわからない。

・・・そんな発表が、英語の宇宙研究サイトからわたしのツイッターに入ってきました。

不思議ですよね。

だって、カルシウムと酸素と窒素といろんな原子が、どう、ぶつかり合えば、生命になるんですか?

しかも、それが人間って180センチくらいの大きさになっちゃって、しかもこうやって考えたりしてるんですよ?

これを思うと、宇宙には、神秘のパワーがあるよなあ、と考えずにはいられないのです。

よって、三輪えり花は、祈り、エネルギー、気、パワー、意志、思い、波動などの、目に見えない(物質とは現代界ではみなされない)ものが大好き。

その大好きが三つも重なるのが、本日の夏至です。

新月のパワーについては、昨日の記事で申しました。

今日は肝心の夏至のお話を。

太陽が地平線の上にいる時間が1年で一番長い日。

「一番」という形容詞がつくだけで、もう特別感満載ですね。

はい、特別なのです。

もちろんキリスト教よりずっと古い。

キリスト教は、北ヨーロッパに布教していく際、土着の太陽信仰や動物信仰、妖精信仰などを尽く破壊したかったのですが(一神教なので、ほかのものをあがめさせてはダメと考えていた)、夏至と冬至、春分と秋分、この四つに関しては、どうしても壊せなかった。

そこで、
冬至はクリスマスということにし、
春分は復活祭ということにし、
夏至は、洗礼者ヨハネの日とした訳です。
(秋分の話はまたいずれ)

なぜ夏至が洗礼者ヨハネの日かというと、キリストが生まれる6ヶ月前に、ヨハネが生まれたとルカの福音書に書かれているからです。

洗礼者ヨハネは、キリストを洗礼した人ですから、彼がいなかったら、キリストはキリストになれなかったわけで、とても重要な人物なのですよ。

ちなみに、ヨハネの英語発音は John。
英語の名前にジョンが多いのは、それほどに大事な名前だからなのです。納得ですね。

そう、つまり夏至は、これから来るべき実りをもたらす時。

わたしたち俳優など芸術関係者は、スピリット(気持ち・精神・思い・魂)が天から降ってくるのを待ち望むのが職業病のようなものですが、そんな私たちにぴったりなのが、夏至なのです。

コロナで身動きがとれず、これからの芸術活動はいったいどうなるのか、と暗澹たる思いに包まれている私たちですが、そんな今だからこそ、はい、神頼み

・・・という気持ちで、私は夏至のスピリットを享受するつもりです。

どうするかというと、
欲する状態をよく思い描いて、瞑想します。

瞑想は、走っていてもできますし、座っていてもできます。

アーティストの皆さん、神秘のパワーを信じているかたは、ぜひ、一緒にやりましょう。

そうそう、さらに大事なのが日蝕。
本日、夏至の夕方、4時から6時にみられるそうです。

月が太陽の前を通過するのです。太陽が生きているのに一旦死んで、そしてまた輝き出すのです。わー特別!!

前回の日蝕は2009年でしたね。

私は上海まで日蝕を見にいくツアーに乗りました。

太陽が欠けていこうとすると、温度が一気に下がるのです。
あれには驚きました。
雲でかげるどころではなく、寒いほどに温度が下がるのですよ。
すると、急激に冷やされたところに風がどこからともなく吹き込んできて、周りは一気に物凄い雷鳴と稲妻と大雨の大嵐になりました。

まさに Tempest。

驚きました。
みんな、外で眺めようと陣取っていたのに、この大嵐では大変。右往左往して建物と木陰へ逃げ込みました。

しばらくの間、あたりは真っ暗闇。
これも驚きました。

太陽がいないって、すごいことなんだ
・・・寒くなり、稲妻・雷・大雨・大風、
そして真っ暗闇。

これは昔の人は、恐怖したよね、です。

今回の東京は、部分日蝕なので、そこまでのことにはならないと思いますが、悪天候には念のため注意しましょう。


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