鳩の雛が孵りました!
八月末の蜂退治の次の日、庭の夏みかんの木にパラパラと小枝が載っているのを発見し、これは、さっき来ていた鳩の巣かしら、と思っていたら、次の日には鳩が座っていました。
それからちょうど3週間。
朝8時。
鳩がポッポーと鳴くのでもしやと思って見に行くと、いつもは巣の上に覆い被さるように座っている親鳩が、身体を巣から半身ほどずらして巣を眺めている。
相変わらず瞬きをしない、赤い縁どりのある丸い目をして。
するとその足元で微かに動きが!
動いては止み、また動いては止み。
そのうちに、おや、あたまが出た。
濡れてツンツン立っている産毛が光る。
微かにチーチー言う声も聞こえる。
朝の清浄な陽はキラキラと木を照らし、
そこへ目白のつがいが飛んできて、
その巣のかけてあるオレンジの木に止まり、
ピルピルと美しく楽しげに囀る。
足元には胡麻塩の小さな蝶が飛び交い、
大きな揚羽までやってきて
ゆらありゆらりと優雅に漂う。
まるで物語の一節のような、
神聖で美しい場面でありました。
『ライオンキング』でも童話でも、何か神聖なものが生まれると、あたりの鳥たちが一斉に歌い、蝶が舞い、誕生を祝福しました、みたいな場面がありますが、
まさにそんな感じで、実に驚きました。
無事に育ってね!
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