Antonio is a good man. is he?

After a meeting for my new book, I slided into the last 10 minutes of Bella Reine Workshop.

This 3 day basic course on Bella Reine System focuses on the words within.

What you think is different from what you say.

Shylock of the Merchant of Venice says;

“Antonio is a good man.”

He has been suffering physical and spiritual violence from Antonio.

And still says this?

What was there actually in his heart?

What was he saying within?

++ Live Interaction of the Day ++

Think of a person you dislike, and say “He is a good man.” or “She is a good woman.”

Let me know what you feel.
What kind of effect you get after uttering this?
What kind of mind set you need to prepare in saying this?

心の中の言葉

メールレッスンへの感想や『ヴェニスの商人』に関するお便り、ありがとうございます。

ひとりひとりになかなかお返事できませんが、ちゃんと拝見しております。

とても励みになります。

^_^

長期にわたるプロジェクトの打ち合わせをひとつ済ませてから、昨日もベラ・レーヌWSへ出かけていきました。

とはいえ、打ち合わせが長引いて、ラスト10分に飛び込んだだけなのですが。

三日間にわたる、ベラ・レーヌ初級WS最終日は、ある職業を持って、ひとり、打ち捨てられた山小屋へ入る即興のエクササイズです。

選んだ職業がきちんと表現できるかどうか、心の中の言葉がきちんと流れるかどうか、を練習します。

『ヴェニスの商人』敵役のシャイロックは、借金の申込みをされた際、次のように言います。

“Antonio is a good man.”

「アントニオは良い人だ」

アントニオにいつも足蹴にされていたシャイロックが、アントニオのことを良い人だ、と言うのです!

いったい、どんな言葉が本当は心の中にあったのでしょう?

【今日のライブインタラクション】

嫌いな人のことを思い描きながら「あれは良い人だ」と言ってみましょう。

嫌味になっても良いですし、カモにするにはちょうど良い、と思っても良いのです。

また、「良い人だ」と口にすることで、嫌いだという思いが強くなっても良いし、逆に、「そう悪い人ではないかも」とポジティブに考えられるようになるかもしれません。

やってみて、どうだったか、感想をお待ちしています。

Bella Reine System, French Acting Technique

I enjoyed Bella Reine System acting workshop held by a Chevaliere Masako Okada.
In The Merchant of Venice, Shylock says;
”Three thousand ducats for three months, and Antonio is bound.”
Antonio will be in trouble by this.
In Bella Reine System, what Shylock utters is above, but what he thinks is another matter, so actors should be able to say what really he was thinking in clear words.
In English theatre, we call it as “subtext”.
++ Live Interaction of the Day ++
Put your mind to your subtext.

心で本当に考えていること

昨日はこちらで、フランス演劇の大家、岡田正子先生のワークショップ「ベラ・レーヌ・システム」へ、Lutherヒロシ市村さんと参加してまいりました。

愛らしい岡田先生!

ベラ・レーヌ・システムについてもう少し詳しく知りたい方は、こちら(国際ライブインタラクション研究所のページ)

昨日のワークについて詳しく知りたい方は、こちら(私のブログ。お写真あり)

さて今日の『ヴェニスの商人』からの英語台詞は

”Three thousand ducats for three months, and Antonio is bound.”

「3000ダカットを三ヶ月間、保証人はアントニオ」

ダカットはシェイクスピアが生きていた当時のイタリアの通貨。

おそらく、今でいう3億円程度かと思われます。

保証人という原語は、be bound。

これは、その人が「縛られている」つまり、その人に責任がある、という意味ですね。

このおかげでアントニオさんはひどい目にあってしまうのです。

怖い怖い。

これをベラ・レーヌ・システムを使って演じると、

言葉ではそう言いながら、頭の中ではまだ別の台詞が流れている、それを具体的にしましょう、

となります。

英語では、「サブテキスト」と言い、表の言葉の下に潜っている、頭の中で考えていること、という意味です。

「暑いね」と言いながら、心の中で「誰か冷房のスイッチ入れてくれないかな」と思っているようなもの。

【今日のライブインタラクション】

サブテキストを使って喋っている瞬間を意識しよう

岡田正子のベラ・レーヌ・システム

フランス演劇の演出家、岡田正子先生のなさる、ベラ・レーヌ・ワークショップへ行ってきました。

*ベラ・レーヌについてもう少し知りたい方はこちら

ベラが最も大事にしているのは、「心のせりふ」です。

いつも、それがとても具体的に心に流れていなくちゃいけない。

演者が「次は何をしようかな」と心の中で言おうものなら、それは即座に表に出てしまうのです。

セルクル Circle

それをベースにして、演技の領域を広げ・深めていくのが、circle (フランス語発音で「セルクル」)

日常的な軽い、悩みのないせりふが第1セルクル。

何か対象物があって、それに向かって、あるいはそれについて、考えたり喋っているときが、第2セルクル。

その対象物に触発されて、思い出や「そういえば」と夢など、今現実・現在ではないところへ意識が向かうのが、第3セルクル。

第3セルクルから触発されて、何かべつのことに意識が向かうのが、第4セルクル。

今日のテーマは第3セルクルでした。

日常から、
外部の非日常的できごとに気づき、
それに触発されて、
思い出や夢に意識が向かい、
またも外部からの刺激(音や匂い)で
現実に引き戻され、
そのときには、最初の日常とは異なる、

現在抱えている問題に直面する、

というシナリオを先生が与えてくれて、私たちは即興でそれを練習するのです。

(細かく書くと、言葉が足りずに、先生の教えとは、ずれる点もあるかもしれないので、わざと、ざっくり書いています)

日常を軽くするのがまず日本人俳優にとっては難しい。

先生から、現在抱えている問題を提示されると、つい、その問題をどう説明して見せようかと言うところに意識が行きがちで、日常があっという間にどこかへ飛んでしまう。

たいていは、伸びをしたり、首を鳴らしたりあくびをしたりして、退屈な日常を説明しようとしてしまう。

次の問題は、気づきを表現すること。

日本人は、気づきを「はい、気づいた」と心の中で呟くだけ。

それじゃだめなの。

大げさに演じろ、と言っているわけではないのです。

日常ではそうやって心の中に収めてしまって気がつかないふりをしている。

それが自然。

それが、習慣になってしまっている。

でも、子供の頃のように、あるいは犬や猫のように、何かに気が付いた時に背骨が反応する、あれをちゃんとできなくちゃいけない。
ベラ・レーヌは、日常で0.1秒で過ぎ去る「あ」という気づきを、30秒くらいに引き伸ばしてしっかり表現できるか、の練習なのだと私は解釈しています。

わざとらしいテレビドラマやコマーシャルみたいに「あー美味しかった!」と、美味しいふりを大げさにやるのではなく、「あら、美味しい」と心の中で本当にエンジョイしたとき、あなたの瞳は、口元は、心の中は、どうなりますか? を追求していくのです。

久しぶりに、RADA通訳時代のお友達に会えました!