恋する相手にユーモアで答える。『ヴェロゥナの二紳士』からシルヴィア。
🎭 Sir Valentine, and servant, to you two thousand.
「ヴァレンタイン様、召使どの、お二人に二千回」
【演じ方】
前回の投稿を憶えていますか? ヴァレンタインが、恋するシルヴィアに「奥方様ご主人様、朝のご挨拶を一千回」と挨拶しました。それに対する彼女の返答です。彼が使ったのと同じ構文を使って、でも目の前に二人いるので、二人分だから二千回(の朝の挨拶)、というわけです。ユーモアのセンス、抜群ですね。
シルヴィアもヴァレンタインに恋しているのですが、ここではまだそれを隠しています。ですから、首(こうべ)を高く掲げてプライド高く、にこりともせずにこれを言いましょう。
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