2023年11月24日、12月15日、12月22日と茶道のお稽古へ。季節が替わり、11月からは「炉」のシーズン。炉を用いての平点前のお稽古です。
わたくしが理解、或いは考えたことをここにメモします。間違いもたくさんあると思うゆえ、決してここに書いてあることを真似したり信じたりしないでくださいませ。
風炉と炉の違い
風炉(ふろ)は畳の上に火鉢を置いて、そこで茶釜でお湯を沸かします。北に風炉を設置し、お客様は東に座ります。(人数が多ければ、風炉の正面を避けた東側の北に正客)
炉は、所謂お茶室の中央に、畳をくり抜いたような感じで畳面よりも下に火床があり、よって茶釜は半ば埋まった感じで置かれる。主人(茶を点てる人)は茶釜の西に座し、茶は北に向かって点てる。客人は茶釜の東に座す。なるほど、冬は寒いから炉が客に近いのが思いやり、夏は暑いので火床を客から遠ざけてあげるのが思いやり、そんな感じ?
炉の平点前 運び込みからお湯扱いの前まで
歩の進め方、茶道具の基本的な運び方、運んだ後のお茶の点てかたは同じ。異なるのは、場所です。場所さえ納得できれば良いのだな。
水差が中央に来て、手前側二等辺三角形で左に茶碗、右に棗。
建水を置く際に、炉の北西の角に向かって斜めに座す。
建水の上の柄杓を構え、建水の中の蓋置を取り、炉の南東の角の畳に置く。柄杓をそこにポトンと置く。
ここで「今居を正す」=着物の裾をきちんとさせて、準備できました〜の心になる。
膝と炉の間に茶碗、茶碗と膝の間に棗を置く。
棗を清め、それを水差と炉の北西の角を結ぶ斜めラインにちょいと置く。
茶碗の上の茶杓を清め、棗の上に。
茶碗の中の茶筅を取り出し、棗と炉を結ぶ斜めラインの炉寄りにちょいと置く。
炉の平点前 お湯を扱う段取り
ここからお湯系。
柄杓を待ち、茶釜の蓋を蓋置へ。柄杓は釜の蓋に掛ける感じで置く。
茶碗の中の茶巾を蓋置へ。
お湯を茶碗の中へ。このとき、柄杓は上から
茶筅を清め、戻す。
茶碗のお湯を建水へ。
茶碗を茶巾で清め、茶巾を蓋置へ戻す。
炉の平点前 いよいよお点前
ここからお点前。
茶杓を取り、「お菓子をどうぞ」。
以下、いつも通り。
点てたお茶は、窯の蓋の横に並べる。
おしまいの段取り
お茶を
正客が一口飲んだところで、帛紗を腰に着ける。
茶碗が戻ったら、お湯でお清め。
❗️ここで、建水にお湯を空けてまだ左手に茶碗がある状態で、正客から「おしまいください」と言われるのです! そしたら、左手に茶碗、右手で草の指先で受けてから、茶碗を右手に持ち替えて、一旦膝前に置き、「おしまいにさせていただきます」
えーと、次が記憶喪失。再びお湯を茶碗に入れて茶筅洗い?それとも茶筅通しはお湯じゃなくて水?
いずれにせよ、
茶筅通し
→ 茶筅を畳の元の位置に置く
→ 茶巾を茶碗に入れる。ちょっと向こう側に置いてあげるとそこに茶筅の頭をよりかからせることができるよ。
→ 茶筅を茶碗に入れる→茶杓を清め、茶碗に伏せて置く。
ここで帛紗を建水の上でパタパタし、腰に着ける。
えーと、棗と茶碗を水指の前の二等辺三角形に置くんだっけ?
水差の水を茶釜に入れる。
柄杓は心の鏡位置のまま、茶釜の蓋を閉める。
柄杓は空いたさ蓋置に。
水差の蓋も閉める。
なるほどなるほど、徐々に納得してきたぞ。
茶釜も水差も蓋をしたところで、おしまい!
お道具拝見の段取り
ここで客からお道具拝見依頼が来る。
柄杓を取って建水の上に。
蓋置を建水の手前裏、柄杓の柄の下に。
茶碗を「勝手付け」に。
棗を清め、さっき蓋置があったあたりへ置き、茶杓も並べて置く。
この一連の動きの時、お膝でずりずりと向きを変えること数回。
茶杓まで並べたら、他の道具をしまい始めるよ。
先ず、柄杓、蓋置を右手に。建水を左手に。客に対して裏周りで水屋へ退場。でも襖が閉まっているので開けるために一旦座り直す。
えーと、建水は膝前。柄杓は、この状態だと、横置きかな。ふたおきはどうするん?
茶碗を下げる。
水差を下げる。
このとき、出たら襖を閉めるよ。
お道具拝見の問答
次は棗たちが戻っているかを確認するので、襖を開けるよ。道具が戻っていたら、道具を挟んで客と対峙して座る。
お棗は?
六瓢梨地(むびょう なしじ)の金蒔絵でございます。これは今使わせていただいているもの。黒地に細かい金の粒があるのを梨地と言うんだって。
お茶杓は?
ざぼうさいおいえもとの作にございます。これは今使わせていただいているもの。
お銘は?
霜降る夜でございます。とかなんとか季節の季語を入れたりして銘を申す。
棗、茶杓を持って下り、襖を閉めて、ホッとする。
伸び代があるね〜
で!
柄杓を持つ時、お湯か水かとか、置くのか運ぶのかでルールがあるし、物をおくときも畳何目くらいの位置、とかあるし、むむむなことがたくさんあるのし。
大雑把な順序を先ず把握する、と。
次回も楽しみ。
ただ、本業の合間なので、書道の稽古の時間が取れない。家でがんばりましょう。
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