silhouette of person riding horse on body of water under yellow sunset

乗馬 Day 69: 坐骨が違った!

2023年11月7日、ミホノブースターで、大変よく乗れました。

坐骨で座る!

しかし、坐骨といっても、あの小さな骨なのに、どのポイントに座るか、その箇所がたくさんあるのだ。

実は、この4月あたりから腰痛に悩まされていた。年齢のせいなのか、ビタミン不足なのか、いろいろやってみたが、一時的には良くなっても、結局また痛む。数日前に、なじみの鍼灸治療師の予約が久しぶりに取れたので、診てもらった。すると

「えりちゃん、反り腰になってる」と言われた。

反り腰?
姿勢を良くしているだけだと思うが。しかも今までとはあまり変わらないはず。これまでの長い人生で。

が、思い起こせば4月からといえば、和室で床に座りながら作業することが多くなったことと、今のアン乗馬クラブに本格的に通い始めた時期なのである。つまり、馬に乗るんだから姿勢を良くしようとか、和室で床座りだから背中が丸くならないように立てていようとか、そういう「しっかり頑張ろう」との気持ちがおのずと反り腰を作ってしまっていたようなのだ。

英国王立演劇学校(ラダ)のムーブメントの授業で(主にアレクサンダーテクニック)、しゃがんだり座ったりする動きの時、膝から先に動き出す、膝から先に動かし、すると股関節が緩んで、上半身が前にお辞儀していく、と習った。考えてみると、確かに膝を前へ出していこうと思うと、すっと背中の下の方が緩んで、それから股関節が大きく曲がり始めることがわかる。太ももの裏側から膝方向へ向かってお尻が落ちていくような感じ。

腰椎から下が坐骨に向かって座るときに伸びていったとしても、腰椎から上、つまり胸椎から頸椎にかけて内側へ丸くなる必要はなくて、僧帽筋や脊柱起立筋で立てておくわけです。

そして気がついたのは、この姿勢は、正反動を座るときの姿勢と大変似ている! もしかしてこれで乗ってれば良いのか?

なので、今日の乗馬ではそれを試してみたくてワクワクしていたのです。前置きが長くなりました。

坐骨のどこに座るかがポイント

で、そのように座るとはつまり、坐骨の中程に座ることになるのだ。これまで、反り腰であった時は、坐骨の前の方に座っていた。

座骨というのは、いわば橇🛷のような形をしていて、あるいはロッキングチェアの脚のような形をしている。それで前後へ動けるのだが、前方に座ると坐骨のある骨盤が前傾し、その上にある腰椎は上に押し上げられるような感じになる。これが「頑張って立てておこう」とするとえらく圧力がかかり、上からも下からも脊椎を圧迫することになり、従って、痛む。私のように姿勢を良くしようという意識を持ちすぎると、普段でも腰椎をリラックスできず、夜遅くまでずーっと圧力をかけっぱなしになる。そりゃ傷むわな。

そこでバランスボールで練習してから乗馬に行ったわけです。

すると馬も驚くほどよく走った。まるで止まらずにとっとことっとこ。よほど機嫌がいいのかと思った。ところがそうではなくて、わの乗り方が変わったためだった! 

これまで手綱捌きで馬を止めちゃっていたのだと思っていたが、座りの坐骨の位置の問題だった。わがバランス取れているか否かではなく(バランスは取れている)、坐骨のなかほどにいることで、馬の背中とピッタリ合うのだ。それが推進力となって馬も気持ちよくスイスイ動けるのであった。

手前方向転換も輪乗りも八の字も正反動でペースを崩さずできて、あー気持ちよかと!な日でした。これからもっと進歩できそう。

❗️なんと写真を撮り忘れましたっ‼️


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