茶道奮闘記 2 盆略点前1


* この茶道奮闘記は、全くお茶を知らない三輪えり花が一から受ける、その日のレッスンの記憶メモです。曖昧なところ、不確かなところ、誤って憶えていること、多々あります。お読みになる方は、参考になさらないようにお願いいたします。また、まるで異なる文化に接している子供のような感覚で綴っておりますので、表記も専門のかたには不躾・無作法と思われるところも多々あるかと思いますが、お心広くお許しくださいますよう、お願い申し上げます。

2023年6月16日 麗扇会にて

書道を90分ほど行ってから茶道。書道は、前回のレッスン後にがんばって、自宅で書く時間を増やしたので、それが後を奏したのか、先生に褒められました。自分では違いがわからないけれども、先生には違いがわかるのだと知り、むしろ驚いた。

お客として一服頂いてからレッスン。

お客として一服いただくのも、まだです。前なのだが、すでにお辞儀等々の茶道所作段取りは本当は始まっているらしい。

私は大先生に呼ばれるままにトコトコと入ってちょこなんと座ったが、後からいらした先輩は、きちんとお辞儀をして茶室に入り、扇子を背後に置いてお座りになった。なるほど。

今日は、「盆略手前(ぼんりゃくてまえ)」とか申されるものを練習したのだが、その前にここでお客様作法を攫っておこう。

お客様の作法

1 茶室に入る

 ? 茶室?茶席?座敷? 違いがわからぬ。のちに先生にお尋ねしよう。

襖が開いている状態での練習です。茶室の外、躙口(にじりぐち)で正座。(お客様として入る場所が躙口。点前をする場所へ入るところは茶道口(さどうぐち)と言う。)

扇子の要(かなめ。持ち手のほうね)が右、親骨が上下で膝前に置く。扇子と膝の間に両手をついて真のお辞儀。

茶室に扇子を進め、前回書いたとおり、ゲンコツを傍について正座を浮かせてぐいっと入る。すでにいる方にお辞儀をする。

立ち上がって、畳の縁(へり)を踏まぬよう、半畳を2歩で進み、向きを変えて座る。

2 お菓子をいただく

まずお菓子が出せれる。「お菓子をどうぞ」。この人もお辞儀してくるので、それに対して同じようにお辞儀する。

左隣の人に「お先に」とお辞儀。

 ? これは草のお辞儀で良いのか?さすがに真ではあるまい。草だと簡単すぎるから、行かな。

お菓子はお茶の前に食べてしまうこと!わー。お茶と一緒じゃないのか。わー。

お菓子は縁の外に置いてあるので、そのお皿を両手でふわりと挟むように持ってちょっとだけ浮かせて、お菓子に一礼。なるほど、いただきます、の気持ちだな。また同じところに置く。

縁の内、つまり自分の膝の前に懐紙を置く。

 ? どっち向き?わからん。

左手をお皿に添えて、添えられているお箸でお菓子を持ちあげ、懐紙に運ぶ。なるほど、懐紙をお菓子に運ぶのではないのだな。

 ? そういえば、お皿を持ち上げてお菓子に挨拶している時、お箸はどこに行くのだ?

お箸の持ち上げ方も、そういえば、あったな。お味噌汁をいただくときのお箸と同じだったかと思う。右手でお箸を上から2本同時に持ち上げ、左手で受けるようにしてから、右手を下側に入れて、お箸をきちんと持つ。

お菓子を運んだお箸を懐紙の縁でちょちょいっと挟むように拭く。お皿の上にお箸を戻す。

懐紙ごとお菓子を左手で持ち上げ、懐紙に挟んであった楊枝で、4等分になるかな〜くらいに一切れずつ切っては口に運ぶ。隣にお客がいる時はぐずぐずしないで、わりとパクパク食べる。く〜。味わいたいのに!

食べ終わったら、そのお菓子が乗っていた懐紙を畳み、楊枝を挟んで、さらに懐紙の束にそれを挟んで胸にしまう。

思い出しメモを書くとわからないことが明確になりますね。

たしかいちいち左手を添える、などもあったような気が・・・。そのあたりは「日本人的」な癖でやっていたりするからちゃんとルールとして憶えるべし。

お菓子が終わるとお茶たいむ。

3 お客様としてのお茶のいただき方。

お茶を出されたら、真のお辞儀。

「頂戴いたします」

茶碗を右手で持ってから左の掌に乗せる。

そのまま、右手で45度くらいずつ2回、時計回りにまわすと正面が反対側になる。そのようにして茶碗の正面を避け、両手で持ったまま飲む。最後だけ音を立てて最後の一雫まで啜るつもりで。なぜなら、そうして茶碗の底まで見える状態になってから、次は、お茶碗拝見をするから。

お茶碗拝見の前に、啜り終わったら茶碗の口元を右手の親指と人差し指でぬぐい、その指は懐紙で拭く。

そして茶碗を先ほどと同じ感じで持ち、反時計回りに2回45度回して、正面を戻す。

お茶碗を受け取りに人が来るので、真のお辞儀でご挨拶。

 ? 「ありがとうございました」と言うのか?

いよいよ今日の本題:盆略点前

躙り口前のお辞儀から茶室へ入って先生にご挨拶をして、またUターンして着替え場所に置いてある水を入れる陶器のツボ(名前不明)を持つ。左手で親指が上、4本指が下で、ガバッと持つ。やや低い位置で持ったまま、茶道口からお点前をするところまで進む。

 ? 茶道口でツボを置いてお辞儀するのか、どうするのか、さっぱり忘れた。

! お扇子は、お客様の時は必要だが、お点前をするときは不要。え、どこに置いておくの?帯に挟んだままでいいの?

もう朧げにしか憶えておらぬ。なので、憶えているところだけ・・・

お盆の上にはいろいろ載っている。棗(なつめ)という抹茶を入れる小さな塗りの壺と、お茶碗。お茶碗の中に茶筅(ちゃせん。お茶を混ぜる竹細工のもの)と茶灼(ちゃしゃく。抹茶を棗から掬う竹細工のもの)と、濡れたガーゼのようなものが畳んでおいてある。

1 帛紗の開き方、畳み方、畳んだ帛紗を三角にして左腰につけるまで

うむ、忘れた。

その腰の帛紗をまた開いて使用するための形に丸める。この丸め方がややこしい。上手くバランスがとれないとぐずぐずと形が崩れてしまう。

2 いろいろ清める

丸めた帛紗で棗の蓋を清める。向こう側、手前、それから蓋に丸めたのを一つ広げて全体をサラッと拭く。いや、清める。

次に茶杓を拭く。(棗は棗を左手で持ち、帛紗は右手で持つのだが、茶杓のときは、帛紗を左手に持ち、茶杓は右手で持つ)

茶筅を向こう側へ置き、中のガーゼもとって右へ置く。(以上、全てお盆の中で)

3 抹茶を入れるよ

右手に茶杓を持ったまま、左手で棗を取り、その蓋を右手で取る。茶杓を持ったままなので、どちらかというと、右手の小指・お姉さん指で茶杓を握っている感じ。

棗の向こう側(これを北というらしい)から手前に向かい、ふわっと茶杓に載せて茶碗に2度ほど入れる。

4 お湯を注ぐよ

右手に帛紗を持ち、鉄瓶の手を持ったら、帛紗を蓋に乗せて蓋が落ちないようにして、お茶碗にお湯をうーん、2センチくらい注ぐ。もちろん、鉄瓶を戻す。

5 泡立てるよ

泡立てるのではありません。「点てる」のです!

どうしていいか全く分からずにいたら、先生が代わりにやってくださいました。なるほど。泡立つ。

6 茶筅を戻し、お茶碗をお客様に差し出す

今日はこの順番まで!

もちろん、細かいことも一緒に教わりましたが、全て吹っ飛びました。とほほ。

また次回〜


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