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茶道奮闘記1基礎の基礎

三輪えり花、お茶を習い始めました。

欧米への憧れの強い家庭で育ち、また私の性格的な理由により、礼儀作法第一の和物はとても苦手で常に避けてきたのです。が、今年(2023年)に入り、「あ、やりたい」と思い、姉が茶道で師事している麗扇会というお教室では日舞や書道も教えているというので、やにわに通い始めました。先月まで、日舞の「祇園小唄」が一曲、どうにかこうにか上がったところ、先生が「茶道は全てに通じるからぜひ」と強く勧められるため、やってみることにしたのです。書いておかないと忘れるので、このブログで茶道奮闘記としてメモを残していこうと思います。乗馬に書道に日舞に茶道、クラシック歌唱とフランス語と、習い事三昧ができるのは本当に恵まれている。そもそも「やりたい」は宇宙の声だと私は信じているのです。「やりたい」は宇宙が「君、叶えてね」という信号。なので、できる限り、やる。応援よろしくお願いします。

記念すべき第一回は、2023年6月9日でした。

憶えていることを書き出す。記憶違いのところもあるかもしれないので、読者さんはこれを参考にしないようにね。

用意するもの

懐紙(かいし)、茶道用の扇子(せんす)、帛紗(ふくさ)、白足袋(しろたび)。

物は帯にはさんだり、和服の胸の打ち合わせに仕まうので、和服着用が必須です。が、私はお教室の二部式着物をお借りし、腰紐を帯の上場あたりで結んで帯代わりとしています。でも腰紐だと心許ないので、次回は伊達締め(だてじめ)を持っていこうかな。

アクセサリーと時計は必ず外すこと。

正座のお辞儀:真行草(しんぎょうそう)

正座して、首を伸ばし、股関節から45度前傾する。それより深くしない。

指をつく量で、お辞儀の正式さ加減が変わり、それを正式な順に、真・行・草 と呼ぶ。

真のお辞儀は、手のひらまで完全に付け、できるだけボディに近いところに置いて、お辞儀。

行のお辞儀は、指の第2関節(手のひらを浮かすとちょうど第2関節まで床に着いているはず)までで、お辞儀。

草のお辞儀は、指先から第一関節までで、お辞儀。

どのレベルのお辞儀にするかは、まず相手がどのお辞儀をしてくるかを観察し、それに合わせる。

畳の歩き方、立ち方、座り方、方向転換

お茶室への入り口のことを「躙口(にじりぐち)」と呼ぶ。

躙口の手前に扇子を、持ち手を右側にし、紙部分が相手に見えるように、つまり親骨(おやぼね)が床と上に来るように置く。真のお辞儀(お稽古開始なので先生に敬意を表す)。

襖の敷居(しきい)の部屋の中へ、扇子をできるだけ遠くに置く。正座を崩さず、立ち上がらず、両手をぐーにして体の両脇の床に突き、正座のままのボディをぐぐいっと部屋の中の扇子の手前に運ぶ。この動きを「にじる」と呼ぶ。一回で体を部屋に入れたら、扇子を先生のいらっしゃる左斜め前に右手で置き直し、にじりで方向を変え、ご挨拶。

「本日は、〇〇のお稽古をよろしくお願いいたします」で真のお辞儀。言いながら頭を下げる。

このあと、立ち上がって方向転換をして、お客用の位置へ移動する。

立ち上がるときは、正座から両踵にお尻を載せる。左膝を浮かせる。立ち上がる。(演技の「立ち上がる・座る」と全く同じ。体と頭と骨の仕組みのバランスを使えばスムーズ)

手は、何かを持っていない限り常に和服の前の太ももあたりに自然に付けておく。

方向転換は、左足を後ろへ引きながら内股に。それから右足を畳の縁(へり)ぎりぎりのところに爪先がくるように右へ向ける。それで体は180度回ったので、左足で畳の縁をまたぎ、半畳を二歩で進む。

座る時は、両足のかかとをつけ、そのまま膝と股関節と足首を折っていく。座った時に両膝の間が握り拳ひとつ分空いているように座り切る時に調整する。なるほど、男の座り方なのだな。

お客として座るときは、畳の縁から畳の目七つ分くらいのところに膝が来るように。扇子は、背後に置く。正客がいるときは、その方に扇子の先が向くように。

帛紗

む〜。胸にしまっているときは、帯を結ぶ時と同じで、輪が下にきて、その輪を右手に載せるつもりで、親指を上にして胸元に持ってくると、親指と人差し指で引き出せるよ。で? どないすんのや〜。とにかく三角にする。親指と人差し指で三角の両端を持ったら、帛紗の向こう側にあった残りの3本指を帛紗のこっち側に持ってきてあらためて挟む。左手を帯に伏せていくつもりで腋へ手首を持っていく。ついでに右腕は体の前で肘挨拶をする感じの位置にくるから、肘と一の腕が直角になるように。つまり、左手は「小さい前習え」で、それとボディで四角形の二辺を作っているとして、右腕の一の腕と二の腕で残りの二辺を作る感じ。そのあと、どうにかして縦三角になった布から左手を離し、右手でつまんでいるところから下へスライドさせながらタラタラしている三角部分を握ると、なぜか三角もう一段折った感じになる。そしたら左の親指で下の方で押さえて右手を被せていくと、なんだかくるくると丸くなる。右手人差し指で真ん中に横線を書くようにして滑らせて窪みを作ったら、小さな蛇腹に折り畳まれた感じになっている。それからそれをどうするかは全く記憶にない。

一日目はこうして終了です。どわ〜


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