アイルランド50代女一人旅 3:エティハド航空 機内

50代女一人旅、プーチンのせいでロシア上空が危険すぎて飛べないために、東京からアイルランドへ、アブダビ経由で21時間かけて向かいます。これから頻繁につかうことになるかもしれないエティハド航空。エコノミークラスの機内をご紹介しましょう。

機内配布物

袋に入って配られたのは、エンタメを視聴するイヤフォンの他に、お眠りグッズ。
歯磨き・歯ブラシ。アイマスク、防音いやプラグ。

あと、青い横長の袋に、COVID-19 対策用のマスクとアルコール消毒剤とお手拭きなど。

機内食

離陸して機体が安定するとドリンクサービス。それから機内食。機内食は、パスタかチキンかを選べ、私はパスタにしました。ほうれん草のクリームパスタです。美味しかった。それに量がありました。びっくり。パンだけちょっとパサつき気味でしたが、満足です。味付けは薄めなので、塩胡椒をちょいとふりかけて調整します。

機内エンタメ

機内エンタメは私の目には充実しているように思われます。面白いのは、メッカの方角を指し示すページがあることですね。さすがアラブ。私はというと、映画『ダウントンアビー』を観ながら食事。他にも、『トップガン』や『ジュラシック・ワールド』『ファンタスティック・ビースト』を観たかったのですが、食事の後は、歯を磨いて、寝ます。3席の隣が空いていたので動きやすくて良かった。ちなみに、結構、座席は埋まっていました。コロナ後の、海外旅行オッケーだよ、でヨーロッパ各地に行く人たちだと思います。

10時間のフライトでアブダビ空港には日本時間の朝方3時半ごろの到着。到着の1時間ほど前に再び食事がでます。今度はチキンの煮込みしか残っていなくて、脂身などが苦手な私はお野菜だけ食べました。

そうそう、寝ている間に、軽食でチョコレートマフィンが配られました。これはアイルランドでに到着してから万一の場合のおやつにします。と、リュックにしまう。

アブダビ空港ってこんな感じ

アブダビ到着は夜の10時半ごろ。気温32℃。窓が曇る。え?結構湿気があるらしい。砂漠の国だと思っていたが、さすがにペルシャ湾に面した街だけある。アラブ首長国連邦の首都です。

ダブリンへの乗り継ぎ便は3時間後の真夜中1時半。ダブリンにはその8〜9時間とび、ダブリン時間の朝6時半に到着です。こまめに睡眠をできるだけとって、ダブリンで疲れないようにしたい。

アブダビ空港の中は、ドバイよりもずっと小さく、高級品店街をくるっと回って終わり、という感じ。2階が食事処になっています。ピザとか、サンドイッチとか、インド料理とか、飲茶など、美味しそうでした。

搭乗ゲートの発表が1時間前なので、それまで誰でもいられるソファ式の椅子が運よく一つ空いていたので、そこで休みます。基本的にはコロナ禍対策で、椅子は一席おきに座ってね、と書かれてあるのですが、私のいた列にはその表示がなく、お隣に小太りの、お菓子ばかり食べている、足の小さな女性が座ってうんうん唸っていました。体が重くて唸るのだけど、食べずにはいられないみたい・・・。

ダブリン便:搭乗口の攻防

一眠りしていよいよダブリン行きに搭乗です。トイレを済ませてね。

搭乗ゲートに向かうと、さっきの便でお隣だった日本人女性も並んでいたので、ダブリンですか?と声をかけると彼女も同時に、フランスですか?と声をかけてきた。彼女の持っている紙の搭乗券にはこのゲート番号が記されている。が、私のオンライン搭乗券は、ゲート番号は記されておらず、搭乗前にチェックすることになっている。で、ここに並んでいる人は皆ダブリン行き。先に印刷された搭乗券のゲート番号が変更になったのだ。彼女は慌てて確認に行った。こういうこともあるので、搭乗ゲートは頻繁に確認しましょう。以前、エジプトに行った時も、搭乗ゲートが空港のデジタルボードで発表されてから、さらに二度変更になりました。気をつけて。

この搭乗口の係員は、すごく態度が大きい。客よりもステイタスを高くとろうとしてくる。(ステイタスとは、私が翻訳した『インプロ』に書いてありますが、他者との関係性のこと)。三箇所くらい通過ルートがあるのだが、叱りつけるように「Here!」と呼ぶ。パスポートもチケットも用意して待っているのに、パスポートを渡してからiPhoneのQRコードを見せようとしているのに、「チケットは?」とか威圧的に急き立ててくる。
日本人はオロオロする、のがデフォルトのせいだろうか・・・。係員が、自分は英語が得意だから偉いんだと思っているせいだろうか・・・。
私はそんなことには負けないから、「はいここですよー」と自分のペースとステイタスを崩さない。
彼がiPhone画面を機械で読み取ろうとするとうまくいかない。見るとクレジットカードの画面になってしまっている。彼はワザとのように大きく非難するため息をついて上から目線で私を小馬鹿にする。

私「あなたが画面を触ったせいでしょ」
彼「いいや、あんたが変にしたんだ」

ここで私はさすがにカチン!

「いいえ私ではありません」。

これら全て英語ね。
しかも私は上流階級英語発音を使ってステイタスの上を取った。
すると、彼はくるりと態度を変えて、「はい〜オッケーでーす。お気をつけて〜」。

むむむ、と思いますでしょ。私も思いました。
これがいまだに現実なんですよ。
私が1989年に初めてイギリスに行った時から変わらず、です。

相手の態度が悪い時、こちらがステイタスを高く持って上流階級発音を使ってやや命令口調にすると、係員・事務員・ウェイター、男女年齢関わらず、必ず態度を軟化させて召使ステイタスに戻り、サービスが良くなります。恐ろしや、刷り込まれた身分制度よ。

↑ これ、お芝居にできるなあ。

アブダビからダブリンの真夜中便では、離陸直後に、サンドイッチの提供。

これは水ボトルと一緒に袋に入れて配られますが、飲み物カートはやってきます。ワインを頼んでいる人もいましたよ。私はビタミンを摂取するために林檎ジュース。

8時間後にはトレーの食事が出ます。初めにベジタリアンなどの特別職の人に配食され一般人はその後。
言葉が聞き取れないと、なんで隣の人だけ食べ物が来るの?と不安になるかもしれませんが、大丈夫、待っていましょう。朝食はチーズオムレツ、ほうれん草、ポテト、クロワッサン。
ドリンクは、二度手間にならないようにと、オレンジジュースとミルクティーを同時にもらってしまうと便利。後でお茶カートが来ない場合もあるし、スチュワードを呼んでもなかなか来ないから。

そしてダブリンに到着しました。

つづく


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