アイルランド50代女一人旅 2:持ち物とスーツケースはどうしたらいい?

50代の女1人旅。やってみたいけれど、ひとつ勇気が出ないし、そもそもどうしたら良いかちょっとわからない。そんなかたの助けになれば嬉しい。

50代で女性で一人旅、となると、ご家庭を持っていらっしゃる方なら、子育てがそろそろ終わるころでやっと自分の自由な時間が増えてきたあたり。自由な働き方ができるようになった環境が、幸か不幸かコロナ禍で生まれたり。

気になるのは、言葉・荷物・交通・宿泊・服装。でしょうか。

言葉:

もうしかたない。一人旅!と思った時点で冒険が始まる。基本的には英語で良いでしょう。現場でハプニングやアクシデントが起きるのは織り込み済み。だからこそ、事前準備をしっかりして、可能な限り、「あ〜やっておけばよかった」を潰しておこう。

交通:

情報を様々な角度から集める。その場所を旅行してきた人のブログを読む。バスの乗り換え方法や、時刻表など。時刻表は、ネットで探せます。英語だけど、どうせ現地で探すのなら、今のうちにやってしまおう。そのためには、どこへ行きたいかをチェック。

そして、行きたいところについても、ネットで歴史を見ておくこと。
実際に見た時の感動が倍増します。

行き当たりばったりは、1ヶ月以上の暮らすような旅の時は良いけれど、10日くらいまでなら計画を立てるほうが、旅が面白くなる。

繰り返しますが、その場で調べてそれに時間を取られてお腹が空いて日が暮れるのと、しっかり調べておいてなお「まじか・・・」のハプニングがあるのとは、全く別物なんです。

トイレとロッカー:← 大事‼️

一人旅の場合、トイレに行く時、大きな荷物をどこに置くかがものすごく大きなポイントになります。空港なら、先に預けてしまう。そして、トイレに運び込める大きさの荷物で行動します。

が、空港以外のバスターミナルや電車の駅などでは、大きな荷物をどこに一時保管しておけるか、これも事前にチェックできることも多いので、調べておきましょう。とくに今は Google で探せるので。

スーツケース:← ひとりで階段を登れますか?

大きさを決める。

何日間?季節?場所?旅行の日中と夜の過ごし方、洗濯をするのかしないか、などを考えます。
旅程日数を確認。私のこの旅は、9日間の10月のアイルランド。

天候をネットで確認。
え、東京の1月くらい!
ということはダウンジャケット必須。ブーツ必須。
だが東京はまだ25度から27度という異例の厚さ。
自宅を何で出ればいいのか、アイルランドの空港に着いた時に上着を羽織れるようにしておくにはどうするか。

そうしたことを考慮して、

四輪が動く箱型のハードスーツケース(LIMOWA の78L)と、四輪が動く箱型のソフトキャリー(無印。機内持込最大サイズ)の2個、そしてリュックと斜めがけショルダーを持ちました。

なぜなら、リュックは、旅行中に両手が開くから、スーツケースを持ち上げなければいけない時も、外さなくて良いので安心です。

箱型スーツケースの便利なところは、上にものを楽に置けること。
ちょっとした飲み物も一時的に置けるので、断然おすすめです。

車輪付きは四輪がおすすめです。

でも階段は持ち上げて運ぶので、とにかく軽くする。
もともと軽いスーツケースを選ぶこと。
機内持込も同様で、実はリュックも機内用のソフトキャリーの中にいれて持ち込みたい。

元はもうひとつ小型の、サムソナイトのシェル型にしようと思ったのですが、お土産の量を考えて、手持ちの最大サイズのスーツケースにしました。なので、行く時は、半分の量しか荷物は入っていません。

注意!ハイソサエティなブランドバッグで旅行したい方へ:

あと、ルイ・ヴィトンなどのハイソサエティブランドで移動したい気持ちはわかりますが、それは2人以上の旅行のときに。女1人だと、金持ちだと思われて、盗難どころか、誘拐や脅しのターゲットにされる危険も考える。どうしてもブランドバッグで移動したければ、空港までハイヤー、空港からは高級ホテルまでハイヤーにしましょう。

帰りも含めて荷物が多いなら、航空機のドア to ドアのサービスを利用するのも一案です。

衣類を考える:

日程は限られているので、できるだけ効率よく回す。

たとえ50代といえど、女1人なので、いつオシャレをしたいのか、むしろオシャレしない方が良い状態はどれくらいあるのか、をよく考える。

私の今回の旅程は、

10月4日の昼に自宅を出て、10月5日の朝にダブリンに到着する。帰りは10月11日の早朝にダブリンのホテルを出て10月12日の昼に成田に着く。

ということは、実際の活動中の日数は6日分。あとは飛行機機内用&移動用の服装。

活動予定は、

10月5日:
早朝のダブリンからゴールウェイまでバスなので、まだ移動の格好のまま。ゴールウェイのホテルチェックインは夕方なので、荷物だけ預けて、移動の格好のまま、レディ・グレゴリーのお墓参りと市内観光。明日からのバスやレンタカーなどの場所やチケット受け取り場所やロッカーの場所などをこの日のうちに確認。
夜はオイスターを食べたい。

10月6日:
早朝からバスで夕方までツアー。岩がちなところを歩くので、ハイキングの格好で。
夜はオイスターを食べたい。

10月7日〜8日:
早朝からレンタカーして南の方で1泊して次の日にゴールウェイに戻る。
レンタカーだから誰にも会わないし、救貧院などを回るのでシンプルな格好で。
ただし、この日の宿泊は地方のカントリーハウスという貴族の邸宅!
ディナーも予約したから、ディナー用のハイヒールとドレスとミニバッグは必要。
8日にゴールウェイに戻ったら
夜はオイスターを食べたい。

10月9日〜10日:
フェリーでイニシュモア島へ渡り、1泊。岩がちなところを歩くので、ハイキングの格好で。
フェリーなのと、船着場からキャンプ場のようなところへ行って宿泊するので、スーツケース移動は無理。
リュック一つで行けるようにしたい。

10月10日:
イニシュモアからゴールウェイに早朝に戻り、預けておいたスーツケースを引き取って、即座にダブリンへバスで向かう。午前中にはダブリンに到着できるので、ホテルに荷物を預け次第、市内観光。
夜は友人とアベイ劇場で観劇。だけどロンドンでの観劇とは違う客層やコンセプトのはずなので、カジュアルで。
次の日は早朝に空港へ。

アイリッシュ・オイスター©️ELICAMIWA

と、なりました。

つまり、わずか1回のディナーのために、ドレス・セットをひとつ持つわけです。しかし三輪えり花、ここは欠かせません。

が、ほかは全てハイキングか街歩き用のカジュアル。しかも東京の1月の気温。
というわけで、セーターを色違い2枚、ズボンを色違い2本、部屋着、小さくなる携帯ダウンジャケット、アウトドア用のジャケット、で決まりです。同じ人に会うことはないので、ほぼ同じ格好です。2着ずつ持つのは、万一雨に濡れたり、転んだりしてもう1着持ってくればよかったな、と思わないで済むためのようなもの。

これで下着と靴下系も決まりました。ホテルで洗濯をして下着と靴下を着回す派なので、それらは3着ずつ。

基本の荷物を確認しよう:

これはもうどこの旅行本にもサイトにも書かれていることですが、三輪えり花がそれらをどうやって持っていくのか、おつたえしておきます。

斜めがけのショルダーバッグの中に:

お財布・パスポート・鍵・ハンカチ・スマホ(スマホにチケットが入っている)・アルコール消毒ジェルかスプレー。

リュックの中に:
機内用のスリッパ(機内トイレのフロアは最悪の衛生状態であることを覚悟して、使い捨てのつもりで)。
エア枕・目隠し・マスク・耳栓・ハンドジェル。
スマホ充電用のコード(USBで機内充電できる。バスなどにもそのリュックのまま乗るので、コンセント部分も持つ)

そのリュックは、機内持込キャリーの中に入れます。
入れなくても大丈夫な航空会社や座席クラスもあるので、機内持ち込みの数を確認しておこう。

いずれにせよ、機内キャリーは座席の頭上ロッカーにしまうので、上記したような、機内で必要なものを出し入れするのにいちいち上を開けなくてはならないので大変に面倒だから、機内キャリーを持ち込んだらシートベルトをする前に、座席で当座使うようなものをバッグ状態で出せると便利。しかも、前の座席の下に置くと、足乗せクッションの代わりにも!これがめちゃくちゃ楽!!

機内キャリーの中に:
上述リュックのほかに、パソコン、スケッチブック、カメラなども入れておきます(三輪えり花はGoPro)。
靴下とパンツとカーディガン(万一、大きなスーツケースが迷子になっても一晩は過ごせるように)。50代だともう生理用品が要らないのでそこが楽!
小さめのタオル。
空のジップロック(ちょっとしたものやお菓子や濡れたハンカチなどを入れるのに便利)。

櫛と髪ゴムと基本の化粧品。
私は普段でも、舞台に立つとき以外はアイメイクしかしないので、肌からメイクを落とす必要がありません。なので液体系やジェル系のものは、マスカラやアイライナー程度です。が、それらも含め、液体は、たいへんに厳しい規制があります。液体類は全てひとつにまとめて透明なA5サイズくらいの袋に入れて荷物検査で見せる必要があります。なので、マスカラ、リキッドアイライナー、リップクリーム、保湿クリームをまとめておきましょう。この規制に関しては、必ずご自身で、液体を機内に持ち込む方法を他のネットなどでも確認してくださいね。

Bring-in Liquids ©️ELICAMIWA

大きなスーツケースの中に:
衣装のほかに、靴。ドレスがあるので、ハイヒールと、ハイキングにも耐えうる冬用のショートブーツ。

街歩き用には、PUMA の柔らかいスニーカーで、これは出発から履いていきます。

洗濯用品。
私は「ウタマロ」の固形石鹸と小さなゴム製の洗濯板(めちゃかわいい)をジップロックに入れて持っていきます。そして洗濯バサミをいくつか。針金ハンガーも2本ほどあると便利な時があります。重くないしね。

医薬品。頭痛薬、胃腸薬、傷薬、絆創膏。予備のマスク。

ハンカチとティッシュも。

私は髪の毛も櫛で梳かすだけでドライヤーもカーラーも使わないのでもちろん持たないけれど、みなさん、電圧が必要なドライヤーは、いまやユースホステル以外のホテルには完備されています。どうしてもホットカーラーが必要かどうか、女一人旅で使うタイミングがあるか否か、など考えて決めましょう。電気系は、ちゃんと240Vと120vの両方で使えるかどうかを確認。240vが使えないじゃん!となったた、大変に重い、かさばる変圧器を持たねばならないのです。
ドライヤーやカーラーを購入する時点で、海外対応と謳っているものを選びましょう。

荷物の全体像が掴めたら

これくらいかなぁ。めちゃくちゃ荷物が軽い。むしろ機内ものの方が充実している・・・。

と、ここでスーツケースを小さくしてもOK!

ただし私は今回の旅では、レディ・グレゴリー関係の資料や、来たくても来られない俳優たちのためにお土産を買いたいので、その分のゆとりを持って、大きなスーツケースにしました。

で、実は、そのおかげでなんと、行きの際は無印良品のソフトキャリーが、LIMOWAのスーツケースの中に収まってしまいました!!機内持ち込みはリュックのみに。動きやすくて最高でした。そして復路は、そのハードケースにもソフトキャリーにもお土産、という状態となりました。めでたしめでたし。

Pack Eonomically©️ELICAMIWA

とっても長い記事になってしまった。

50代で女一人旅をしたい方の役に立ちますように!

次回こそ、機内の様子を書きます。


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