2022年7月20日、雨続きで全く行けなかった久しぶりの乗馬。
前回が6月28日だったので、3週間ぶりです〜大丈夫かな〜(おろおろ)。
夏用のヘルメット、夏用のジョッパーズを手に入れたので、着用が楽しみ。
今日は、夏ファッションと、今日の学びをお話しますね。
今日は特に、鎧の調整、騎乗方法などの実に基本的なことばかりですよ。
夏の乗馬服えり花流
1枚で着られるタンクトップ。ブラパッド付きのもの。
ブラジャーという物質はものすごく暑いので、前面だけを保護するブラパッド付きタンクトップは人間的に正しい。直射日光を避けるため、水泳用のラッシュガード。日焼け防止だけでなく、熱中症予防にもなる。長袖なので暑く感じられるかもしれないが、水泳用は案外涼しい。涼しい薄手の長袖シャツもいいですね。
ジョッパーズは
薄手でかつ騎乗部にクッションが付いている。うまい人はクッションなしでもちろんいいのだが、馬に当たる部分が別布なのは乗馬っぽくてかっこいい。ちなみにえり花の冬用ジョッパーズは、騎乗部は皮革です。
乗馬ブーツは
えり花は3本持っています。いずれもロングブーツ。ひとつはウィーンで手に入れたBALLYのサブブランドのもの。街歩きにも使いますが、ロンドン在住時はこれで乗っていました。ひとつは、ロンドンからの帰国時に奮発して手に入れた、W & H Gidden の、ドレサージュの大会にも使えるほどのピカピカのもの。実は、大切にしすぎて、帰国してからの25年間、使っていなかったので、表のピカピカコーティングが乾き切ってバリバリになってしまいました(とほほ涙)。去年日本で乗馬を再開した時に気づき、そのコーティングを全部剥がしてフツーの皮ブーツ状態で使っています。3本目は、去年乗馬を再開した際に、泥の馬場や雨の時に使うために Hunter のラバーを手に入れました。今日履いているのはドレサージュ用のものです。
夏用のヘルメットは
Equliberta の、通気口の数が一番多いものにしました。
軽いしホールドがしっかりしていて、とてもいいです。
手袋も W & H Gidden で帰国前に買いました。
手綱を握る親指根元と小指の根元の二箇所を補強してあるタイプでものすごく気に入っています。
そして・・・
乗る直前に、長めのハンドタオルを冷水に浸して、軽く絞って(水滴が滴らないけどタオルには水分がたっぷり含まれている状態)ラッシュガードの下、首に直接かけ、タオルの両端はラッシュガードの下の胸元に挟み込む。汗をかいたらこれで拭くし、水分が蒸発するのと汗が入るのとの両方で涼しい効果倍増です。
今日はブラウンシュガー
本日のパートナーは、Brown Sugar.
小高先生に指導していただきました。
10時からのレッスン、15分前に到着してブーツを履いたりの準備をしますが、まだ馬は準備ができていない模様。
何もわからないので、うろうろしていたら、典子先生が、今日の馬は上の馬房にいるから、そちらへ行くように、と。で、準備を整えてそちらへ向かいました。
典子先生「三輪さんは、馬を丸ごと洗ったことある?」
わ「私が触ったことのある箇所は、鼻面のみ、あとは足首プロテクターを外したことがあるだけです!」
なので、今回は前脚くるぶしにプロテクターをつける役目をおおせつかる。
嵌めようとしていると小高先生が、やってきて正しい方法を教えてくださる。
くるぶしプロテクターの装着
イラスト(作成中)
この辺りがくるぶしの骨を守る位置に来るように。
ベルクロは内側から外へ。
脚絆も馬体の内側から外方向へ巻く。
ずり落ちないようにしっかり目で。
この間、シュガーはお目目をふぁさぁと閉じがちで眠そうです。やる気なし!
腹帯と頭絡は小高先生が。
鎧の長さ目安を作っておく
乗る際に、鎧を長めにして足をかけやすいようにしている動画も見かけますが、乗ってからの作業ができるだけ無い方が、馬の突然の動きなどのアクシデントを減らすためにも良いのでありましょう。
なので、
先におよその鎧の長さを目安です付けておきます。
だいたいが、腕の中指の先から腕の付け根の腋の下までの長さ。
これが、鞍に腰掛けた時の膝から下の長さに相当するのです。
まず鞍のフリップの下、鎧ベルトの金具が止まっている先端に、自分の腕の中指の先を当てる。
次に、鎧ベルトがその腕の脇の下までくる辺りに、鎧のそのものがぶら下がるポイントが来るようにする。
鞍によって、馬体の張り具合や馬の体型、そしてもちろん騎乗者本人の体型によって、違いがある故、騎乗後に必ず長さのバランスを確認すること。
騎乗の際、鎧に足を乗せる方向
馬体の左横に乗り込み台を用意する。
乗り込み台を使わずに、ひらりと跨るのはかっこよく見えますが、実は馬の背中、ええ、背骨ですよ、背骨の真ん中ですよ、そこに乗り手の体重が一気にかかるそうです。地面からの直接のひらり飛び乗りは、あなたの背骨の真ん中にガツンと衝撃が走るようなものなんですよ、いやですよね。痛いし、腹が立つし、なんで俺がこんな目に、って思いますよね。
馬も同じかと。
なので、
乗り込み台がそばにある場合には必ず使うこと。
野外散歩などで乗り込み台が側にない時は、誰かに足を持ってもらって乗ります。
最後の人だけはひらりをしなくてはなりませんが。
前置きが長くなりましたが、いざ乗り込み台に上がり、えり花はまたわからなくなりました。
鎧に対して爪先はどの方向で鎧に乗せるの?
サンヨーガーデンでは、
馬のお尻の方を向き、馬体に膝を沿わせて、つまり前から後ろへつま先が向かう。
これだと、乗った後に鎧ベルトは捻れませんか?
ずっと疑問だった。
で,小高先生に訊ねました。小高先生がさっそくデモンストレーション。
彼も馬の後ろ方向を見る感じで前から後ろに向かって爪先を置きました。
で、右脚をひらりする直前に、左足はもう回転させて爪先は前を向いています。
うむ、サンヨーガーデンと同じ方法です。なので、えり花も、そうしました。
・・・それでもとにかく気になるので、帰宅してから乗馬動画を片端からチェック。
文字で書いてあるのは「鎧に足を乗せ」だけなので、動画を見るべし。
乗り込む時の鎧の方向がはっきり見える動画は欧米系のものしか見つからなかったので、日本とは少し違うかもしれませんが、殆どが、
馬の進行方向を見て乗り込み台に立ち、
爪先はそもそも進行方向に向けたまま鎧に乗せて、それからひらり
でした。
かなりの本数を見ましたが、後ろ方向に爪先を乗せるのは1本だけありました。どちらでもいいのかもしれませんが、捩れが気になるえり花としては、後ろから乗せたいな、と思います。
次回、試してみよう。鎧の仕組みも研究しよう。
騎乗の際、ひらりするときの大事なポイント
騎乗の順序として、
- 乗り込み台を置く
- 手綱を馬の首にかける
- 手綱の長さを左右均等にして(詳しくは多少の差異あり)左手で馬の首の上から持ち、
- そのまま、鞍に近い部分の立髪を掴む。手綱と立髪を同時に掴んでいます。これで馬が進む気を無くすはずなので。あなたもうなじの髪の毛を摘まれたら首を動かしたくないですよね、同じかと。
- 乗り込み台に登る。
さて、ここです。
右手で鞍の後ろのアーチを掴む派がいるようですが、それだとひらりする時に鞍を手前に引っ張って鞍が回ってしまう危険があるのです。
なので、鞍の真上に右手をついて、それを支えにして、いよっと体重を馬体に沿わせて、上げる。
または、鞍の向こう側、つまり馬の右肩側の膝当ての上のほうを掴んで馬体に沿って自らのボディを引き上げる、などが望ましい。
と、君管の外国人動画で観ました。
次にやってみようっと。
カーブを指示できた!
今朝までの土砂降りのせいで手前の小馬場には大きな水溜まりが。
シュガーは、動きだしの指示をちゃんと受け取ってくれたけれど、のーんびりすぎるのんびりさで歩みをなんとか進める感じ。朝イチだもんねー。
で、水たまりのあたりは気を遣って避けて手前でカーブする様に誘導できました。
先生には馬が勝手にやったと見えたようですが、えり花の指示の後にシュガーはカーブし始めたのだ。
良くできました!と、心の中でこっそり。
ゆったり歩きながらシュガーの気持ちや様子を感じようとする。
同時に、蹲踞の姿勢で尾骶骨がバランス良く乗っているか、頭のバランスは高くあるか、などを脳内の目で確認。
それらは全部良くできているのだが、ペースが上がらない!
イチニサンシの、ニで脚を当て、サンでスッと離すことでこちらのリズムを作っていくらしいのだが、どうにもダメじゃ。
ついに小高先生が長い鞭を持ち出して、サラサラと振るとやっとシュガーは少しだけトロットに行った。
先生が鞭を取りに行くために姿を消すとシュガーってば、さっさと止まろうとする。
負けてたまるか。
へい!と脚を当てて止まる前に再発進。
ここはなんとか指示が通りました。
脚の当て方
脚。きゃく と発音します。
脹脛(ふくらはぎ)の内側の部分。
本や動画の解説によっては、
足首を曲げる、つまり踵を降ろした際にヒラメ筋が張る、その変化だけで指示を出せると言っている!
えり花はまだなかなか親指に体重が乗せられていない。
馬体を両脚が包む、踵を下げる、その時に足の小指側に体重がいってしまうのだ。
ここも練習どころだな。
並足のまま練習すべきポイントは本当にたくさんある。
えり花は運動神経が人一倍鈍い(体育は五段階評価の1)ので、並足だけをひたすら練習するのは苦でもなんでもないし、楽しいくらいなのです。
速歩と正反動
速歩(はやあし)にやっとなってくれた時、これまでは立ち上がることをしなくちゃ、軽速歩(けいはやあし)ってのをやらなくちゃ、と思ってきたのだが、今日は足を鎧に突っ張らず、手綱にもしがみつがす、乗れるかな、を確認したくなり、立とうとしなかった。
で、それが所謂、正反動(せいはんどう)で乗る、ということらしい。
運動神経も筋肉もない初心者の感覚としては、馬が弾むたびに、お尻は鞍から跳ね上げられるわけです。
跳ね上げられた瞬間に馬が先は進むのですから、その瞬間に落ちる!と恐怖が生まれる。
寧ろ、「よく落ちないでいられるね、自分」。
おそらく側から見たら、速歩と言えないくらいゆっくりなんだろうけれど、えり花の感覚では、一体何に集中すべきか、あまりにもいろいろなことが同時に起きているので、意識は「怖い、落ちる、バランス悪い、空中に放り出され続けている」が前頭葉に上がってくる。
軽くパニックになりつつ、四分の一周くらい進む。
シュガーが直ぐに止まってしまうのは、えり花の乗り方が悪いから。
手綱を無意識で引いていたり、恐怖が伝わってしまうんだと思う。
終わってから小高先生が正反動で乗る速歩を見せて下さった。
どこにも捕まらないで浮いた状態になるのに落ちないのは何故ですか?と尋ねたので。
小高先生は、鎧に足を乗せず、足ブランのまま。
なるほど、骨盤が馬の背中の動きに沿って生き物のように前後に動く。そして手綱も手放せる。鎧も手綱もなし!なのにカンターで走る馬から落ちない!
そうか、並歩の時でも、座り込んでしまう乗り方をしていると、速歩になった時、跳ね上げられてしまうのだな。
早く小高先生のごとく乗れるようになりたいものだ。
今日の「良くできました」
正反動で乗ってみても、どこも傷めなかった!
つまり、鞍の上でとても良いところに乗れていた証拠。
次回もさらにこの一点バランスで乗っていられるよう、脹脛の張りで指示を出せるよう意識してみます。
コメントを残す