1月 ハロルド・ピンターの勉強会@無何有(東京 新宿)。思えばこれがこの年の最初で最後のリアルイベントとなりました。
 大学の授業の成績確定など1月ならではの業務。

2月 誕生日。複数の大学の集中講義。凍ったバイカル湖
 バイカル湖から帰国した次の日、空港封鎖が始まりました!ギリギリだった・・・対面のオーディションをオンラインに切り替えました。
 ちょうど、尊敬するインプロの指導者ユリさんが、zoom というのが複数集まってオンラインできるみたい、と投稿なさっていて、彼女のzoomワークショップに参加。なるほど、こう使うのか!とわかりました。感謝感謝です。

3月 対面ワークショップを15日まではおこないましたが、その後はオンライン。

4月 勤めている複数の大学は全てオンラインとは決まりましたが、大学の方も初めてのことで準備が整わず、てんやわんやで授業は始まりません。
 シェイクスピア遊び語りを6月に控えていましたが、延期のまま、オンラインで顔合わせを済ませます。

5月 連休後から大学がオンラインで始まりました。オンラインでのリハーサルが続きます。

6月 オンライン生活

7月 オンラインでなにかできないか、という動きが演劇界でも顕著になり、わたしにもいろいろな話や提案が届いてくるようになりました。

8月 シェイクスピア遊び語りのオンラインリハーサルは一旦お休みに入ります。
 東京からは出られないので、車で奥多摩の滝を訪れること数回。

9月 ユネスコの国際演劇協会本部から、アジア圏での会合を持つと連絡があり、日本代表として英語でスピーカーをとの指名を受けて参加。
これが秋の大きな流れを作りました!

10月 ルーサーさんの還暦リサイタルで、モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』からツェルリーナとジョヴァンニのデュエットを初披露。
 2019年12月1日の『はじめてのうたかい』以来、地道に訓練してきた成果。緊張せずに歌えました!
 延期していたシェイクスピア遊び語りを2021年の3月に、オンラインとリアルの融合のような形で行うことに決め、そのための映像脚本を書き直しました。

11月 シェイクスピア遊び語りのオンラインリハーサル再開。
 国際演劇協会日本センターの英連邦部会としてクリスマス企画『賢者の贈り物』をライブ配信することを決定。
 翻訳家に朗読用台本を書くよう依頼し、わたしはもっぱらその添削に。また、演出家としてこの企画のオンラインリハーサル開始。俳優たちも初めてのことなので、個別リハーサルを空いている限りの時間に詰め込む。さらに、チラシをデザインし、ウェブサイトを作り、そこにアップし、集客広報宣伝をおこない、お客様が視聴登録できる方法を考え、設備を整え・・・
 文化庁の補助金に応募しないとシェイクスピア遊び語りが上演できるはずがない現実に愕然として、応募書類開始。
 寝る暇も髪を洗う時間も無くなる。
 すでにその状態であるのにユネスコの国際演劇協会本部が12月に開く世界大会へ急遽出場することが決まり、日本代表スピーカー(英語)を指名されて、その準備を始める。

12月 シェイクスピア遊び語りのオンラインリハーサル継続。
 賢者の贈り物。オンラインリハーサル、お客様対応、ライブ配信のためのあれこれ研究と挑戦と失敗との繰り返し、本番!
 ユネスコ国際演劇協会本部での世界大会。日本時間の深夜になるので、1週間、ほぼ徹夜で参加し、無事に大役を果たし終える。その後に待っているのは、もちろん、報告書作成です。
 さらに、2021年の企画の話が届き、英語でのやりとりが続きます。楽しいです。

というわけで、寝る間も惜しんでの@やりたいことし放題な、ハッピーでエキサイティングな日々でありました。

一方、そのために、こうしてブログやメルマガで他の方達との交流はほぼ一切できませんでした。

ここ数年、自分で時間の使い方をコントロールすることを心掛けてきました。11月の『賢者の贈り物』企画は、遊び語りの映像脚本を仕上げた後で「わーい、時間ができたから、英連邦部会できかくできるぜー」と思ってわたしが提案したものでした。
 なのに、補助金応募と国際演劇協会本部の締め切り付きビッグで私にも初めてのことがどさっとやってきたために、想定外で忙しくなりました。

はい、断れば、自分で時間をコントロールできたはずです。補助金応募をめんどくさいと思って、やらなければ、自分で時間をコントロールできたはずです。

どちらが良かったでしょう?

この調子では健康を害します。
この調子ではソーシャル発信ができないため、繋がりを失い、結果としてお客様を失い、作品を作っても見てくれる方が居なくなります。

でも断っていたら、そもそも遊び語りという作品作りができなくなり、お客様が待っていらっしゃるのにお渡しできるものが無くなります。
せっかくの英語力を活かして世界中の優れた演劇人、アーティストと交流できる機会を失い、いつまでも井の中の蛙のまま、作れる作品のスタイルやセンスも古ぼけて、お客様に飽きられます。

国際交流を積極的に続けながら、かつ日本でのソーシャルを維持し、かつ作品の質を高めて資金に不自由なくお届けしていきたい。

これが、2021年の課題です。

心を温かく柔らかく、幸せと共感を呼ぶ作品を2月、3月とお届けしますので、どうぞお楽しみに。

今年も元気で明るく満ち足りて生きましょう。
【Live Interaction】自分に笑顔を


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