London2019-22: The Tower

へーい、お待たせしました、いよいよロンドンの中でも一際面白いところへやってきましたよ。ロンドン塔です。

ロンドン塔は、観光ガイドでは、The Tower of London と表記されますが、シェイクスピアもほかの文学者も、この塔のことを、「ザ・塔」と呼びます。

すなわち、The Tower.

英文学で The Tower ときたら、ロンドン塔のことです。

お堀越しにロンドン塔を望む。バラの花は、薔薇戦争との繋がりを思わせます。薔薇戦争は白薔薇対赤薔薇なので、このピンクは両者が和平を結んだ象徴ですね!

シェイクスピアの『リチャード二世』では、リチャードは王冠をボリングブルックに譲り、The Tower へ送られ、抹殺されます。

同じく『リチャード三世』では、国王の座を手に入れたリチャードは、前国王の正当な血筋を引く二人の若い王太子たちを The Tower へ送り、まだ気がかりが二つある、と呟くと、彼の寵愛を得たい部下が塔へ忍び込み、王太子たちを滅多斬りにして殺します。
これ、史実。で、王太子たちの遺骸はいまだに見つかっていません。

シェイクスピアを重用したエリザベス1世の父親、ヘンリー8世の親友トマス・モアは、ヘンリー8世が離婚したいというわがままを諭したため、反逆罪で The Tower へ送られ一生を送ります。

動画では、The Tower の成り立ちをお話ししながら、シェイクスピアのせりふを紹介しています。成り立ちも面白いのでぜひご覧ください。


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