空と海と外国語

親:空海(くうかい)は戯曲も書いていたんだよ、知ってる?

子:え、知らない。空海ってお坊さんでしょ?

親:そう、25歳くらいで、自分の考えを戯曲形式で、五人の登場人物の対話で語らせてるんだ。

子:中国で修行して、高野山にて密教を開いたんだよね。密教ってよくわかんないんだけど、秘密なの?フリーメイソンみたいなもの?

親:フリーメイソンみたいなものかどうかはわからないけど、密教って、秘密にしてるわけじゃないんだ。でも、中国で習ってきたことの、一文字一文字の奥が深くて翻訳不能!と思って、発音通りに理解すべし、としたって感じかな。

子:わかるわかる!翻訳ってそういうとこあるよね。シェイクスピアも英語でそのまま読まないとその単語の持ってる深い意味や別の意味が出てこなくてちょっとな、と思ったりするもんね。

親:しかしそれをそのまま音読ってのもすごい。シェイクスピアなら、つびーおーのっつびーざっつざくえっしょーん、みたいな感じで受け入れるわけでしょ?

子:今のカタカナ語とあまり変わらないよ。Facebookは翻訳すれば「顔本」だけど、フェイスブックで通用するしね。

親:そう言われてみれば、輸入当時の9世紀は、案外、音読だけで意味が分かったのかもしれないね。

御廟橋の奥に灯籠堂が見えます

ちゃんちゃん。高野山へ行って、みなさんの幸せと無事と繁栄をお祈りしてまいりました。たっぷりのお写真付きのブログはこちらから。
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【今週のライブインタラクション】
英語の発音、遊ぶつもりで、本気でマネしてみよう


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