理事を務めている国際演劇協会(ユネスコ傘下)日本センターの関係で、エジプトのカイロで開催されるアラブ演劇祭を視察します。

羽田を離れ真夜中の韓国上空

到着する前の私の疑問

エジプトは私も初めて。アラビア語は全くダメ。日本に入ってくるニュースはテロの事件か、世界不思議発見と発掘調査ドキュメンタリーばかり。

国際演劇協会(以下ITI)では「紛争地域の演劇」「紛争地域から生まれた演劇」シリーズをやっていて、言論統制がなされているイスラム系の国々を追われたり迫害を受けたりする作家の作品が主に取り上げられる。そういえば、殺害されたカショギさんも、記者として言論の自由を追求したから殺されたんですよね。

ということは、アラブ演劇祭と言っても、いったい何があるの?

言論の自由はあるの?

演劇って西欧クリスチャン世界の影響を受けているものか、または舞踊が中心の伝統芸能しか思いつかないけれど、イスラム世界では、演劇ってそもそも存在するの?
(注:この時点で、イスラム世界とアラブ世界を私は混同しています。これについては後述)

過去のイスラム世界経験

といえば、トルコを2週間旅行したことがあります。日本からのツアーでバスで国内をめぐるものでした。通訳はいるし、団体行動だしご飯も全部ついていたので、一言もトルコ語の必要性を感じませんでした。
トルコで観るものはたいてい建築物です。芸能といえば、廻りつづける旋回ダンスがあるけど、あれは芸能というよりも宗教儀式だしねえ・・・
(イスラム教のことを回教徒と日本語表記しますがあれは回り続けるダンスの儀式から来たものとか。回り続けることで一種の陶酔状態に入るんでしょうね。キリスト教のシェイカーズ、クエイカーズも、身体を揺らし続けることで非現実の陶酔状態になって神と通じるわけですから、似てますね)
あ、ベリーダンスがありました。イスラム教って、女性は肌を隠さなくちゃいけないはずだけどそれがどこをどうすればベリーダンスが許されるのか全くもってわからない!

つまり、人間が言葉と身体で思想や想いや悩みや苦しみを観客と共有する危険な舞台芸術が、コーランの教えに厳格なイスラム世界に存在しうるのか?

などなど分からないことがたくさんあります。

今回の視察での私の責務

国際演劇協会日本センターの代表として向かうからには、私にも責務があります。まずは、アラブの演劇の現状を日本にしっかり伝えること。かなえば、日本に紹介できる戯曲を発掘すること、アラブ演劇界に日本の現状を紹介できる機会を作ることの3点と考えています。

次の記事は、出発と到着。旅行ブログ的に。

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