ELICA's IKI

タグ: RADA

  • ニックさんのワークショップ

    ニックさんのワークショップ

    先月の話になりますが、英国王立演劇アカデミーのNicholas Barter元校長が、妻でアレクサンダーテクニック指導者である桜典子さんを連れて久しぶりに来日なさり、そのワークショップに1日だけ参加してきました。

    かなり多くの日数、演技ワークショップとアレクサンダーテクニックのコースを東京と地方で対面開催なさったので、私もかろうじて1日だけ参加することができたのです。

    典子さんのアレクサンダーテクニックの細やかさと正確さ、それからニック先生の読解力の相変わらずの深さと19世紀上流階級の立ち振る舞いに関する深い知識と教養に、懐かしさを覚え、改めて感銘を受けました。

    参加者の多くは、このご夫婦がイギリスから毎週火曜と木曜にお送りしている演技講座及び別の曜日にも開催しているアレクサンダーレッスンにオンラインで参加している方々で、対面で会えることを喜んでいらっしゃいました。私にとっては初対面の方も多かったのですが、温かく迎えてくれて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

    それにしても、ニックさんの台本読解を聞いていると、この解説を聞かずして翻訳はできないなぁとさえ思ってしまいます。私の翻訳や演出の元になっているのは、このBarter先生に教わった、深く背景を読み取り、研究した上で、できるだけ演劇的な面白さを追求していくことを目指す姿勢にあります。ニコラス・バーター先生なくして、演出家・俳優としての私は本当にあり得ません。

    その数日後、やはり私の恩師である提出家&翻訳家、吉岩正晴先生(彼のおかげでニックさんが日本とのつながりを持つことができた)と3人で、ワークショップ会場近くのカフェで旧交を温めました。次はどこで会えるかな。

  • 正しい姿勢を維持するには

    正しい姿勢を維持するには

    できる俳優のレシピをお届けします。
    己がしばしば受け取る質問に答えますね。

    Q: 正しい姿勢を維持するには、何に気をつければいいですか?

    A: 「正しい姿勢とは」を知ったら、維持することを考えるよりも、そこから「動き出す」のが当たり前、と思ってみてください。

    「正しい姿勢」の定義は、バランスが取れて伸び伸びしていてゆったりと落ち着いていられる姿勢のことです。

    「ゆったりと落ち着いている」心理にも関わってきますよ。

    「正しい姿勢」は、『英国の演技術』(玉川大学出版部)に詳しく書いてありますので、書店で手に取ってみてくださいね。


    ブログ新記事「乗馬Day 9」もあります。乗馬や馬がお好きな方、よかったらどうぞ。
    乗馬Day9

  • 2週間で身体能力が上がった、嘘のようなホントの話

    2週間で身体能力が上がった、嘘のようなホントの話

    〜連載中のバイカル日記14はこちら〜https://elicamiwa.com/blog/?p=4894


    前回の三輪えり花通信で、わたしが王立演劇学校のワークショップの通訳を3週間したところ、身体能力がものすごく上がったと、お伝えしました。

    今日は、それについてもう少し詳しく状況をお話ししますね。

    これを書くにあたってもう一度思い返してみるに、実際に大きな変化をもたらしたのは2週間だけだったのです。

    これを聞けば、なるほど、2週間ってそんなに変化をもたらすのか!と驚くでしょうし、2週間でいいなら、と、演技の基礎訓練もやる気になると思います。

    ことの発端からお話しします。

    日本のプロの俳優たちの演技スキルの参考に、英国王立演劇学校(RADA)の校長、発声の先生、そして身体の先生が初めて日本にやってきたのは1993年。

    わたしのその第一回から最後の20年目まで、ずっと通訳を努めてきました。

    第一回の通訳のときは、RADAの校長のMr ニコラス・バーターがお一人で来日。シェイクスピアの演技術を2週間だけの約束で教えにきました。

    1993年の夏のことです。

    去年の5月にケンブリッジで再会したニック先生。

    さて、その同じ1993年の冬には、アメリカからの演出家夫婦がアメリカ式の演技術のワークショップをやはり2週間、開催しに来日しました。

    わたしはその通訳も務めたのですが、1週間も経った頃、声が枯れてしまいました。

    風邪かしら?

    そのアメリカン夫婦はよく知っている間柄でしたから、緊張もしませんでしたし、とてもスムーズに通訳できていたと思います。

    2週間目は、一切声が出なくなってしまって、でも熱もないし咳も出ないし、鼻水も大丈夫ですし、変な風邪だと思いつつ、俳優たちには申し訳ないことでしたが、通訳できるのは私しかいませんでしたし、とにかく、ヒューヒューの声で通訳を終えました。

    ワークショップも終わり、年が明ける頃には声も元どおり。ほんとうに不思議な風邪でした。

    そして1994年の夏、再びRADAが来日。

    今度は、校長のニコラスさんだけではなく、身体訓練のヘッドコーチである Mr イラン・レイシェルも伴っての来日。

    ワークショップの期間も3週間に増えました。

    これが人生を変える出会いになるとは、思いもよりませんでした。

    つづく・・・(汗笑)

    わたしを変えたRADAの演技術。

    その中でも一番大事なポイントを特別にお教えします。
    それは:

    頭の位置をどうしたら良いか。

    それを解説した動画をひとつプレゼントしますね。
    次の文字列をクリックしてご覧ください。

    「一目惚れの秘訣:頭の位置」


    三輪えり花の演劇塾
    【シェイクスピアの演技術ステップバイステップ】
    へは、上記文字列をクリックして無料登録!