river between trees

川が干あがれば [Shakespeare For You]

今日の一言シェイクスピアは、
悲嘆に暮れるコミックキャラクター。『ヴェロゥナの二紳士』からランス

🎭 Lose the tide, and the voyage, and the master, and the service, and the tied?  Why, man, if the river were dry, I am able to fill it with my tears; if the wind were down, I could drive the boat with my sighs.

「潮目を失えば、旅も、主人も、仕事も、繋がりも失う? はぁ、全く、川が干あがれば、この涙で溢れさせて見せます、風が止まれば、このため息で小舟を押し出して見せます。」

【演じ方】

プロテウスの下僕ランスが、プロテウスが乗り込んだ船に乗る時刻。でも愛犬クラブと別れが辛くて大泣きしているところ。プロテウスの父親が、早く船に乗り込まないと仕事を失うぞ、と脅すと、こう答える。

喜劇のキャラクターを演じる時は、笑いを取ろうとしたり、笑わせようとしてはダメ。むしろ大真面目に、すべてが現実以上の大きさであると信じて、真顔で演じます。大事なのは、気分の突然の変化。そして主人を怖がらないのも大事です。(シリアスな劇の場合、召使が主人に逆らうことはありません。喜劇の場合は、召使は主人に逆らうのです。『インプロ』by キース・ジョンストンを参考に!)

ちなみに、英語で、「潮目 tide」と「繋がり tied」が音が同じなのも、コミックポイントのひとつ。残念ながら日本語ではちょっと難しい。tied の訳で工夫をすれば乗り越えられるかも。

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