婚約指輪。

ロマンチックですね。

意中の人に、どうやって渡そうか・・・
あの人から頂けたら・・・

婚約指輪の儀式の起源はともかく、『ヴェニスの商人』にも指輪が婚約の印として使われます。

“I give them with this ring,”

「それら(私の財産すべてと私自身)を、この指輪とともにお渡しします」

指に輪をはめることは、

「心に約束を鋲(びょう)で留めたも同然」

お互いを裏切りませんという約束の印なのです。

ポーシャは続けてこう、釘をさします。

“Which, when you part from, lose, or give away,
Let it presage the ruin of your love,
And be my vantage to exclaim on you.”

もしもこの指輪を外したり、無くしたり、誰かにあげたりした時は、
あなたの愛の終わりの始まり、
私にはあなたを怒鳴りつける権利が生まれますからね」

・・・最後の、「あなたを怒鳴りつける権利」は、意訳です。
妻は夫に必ず従うべき従属関係にあった当時としては、妻が夫にものを言うなんてことはあってはいけませんでした。
「裏切られたら、従属しませんから」という大きな厳しい宣言をしたわけです。

【今日のライブインタラクション】
あなたの指輪にはどんな思いが込められていますか?


Comments

“婚約と指輪” への1件のコメント

  1. 伊藤恭代のアバター
    伊藤恭代

    いつも楽しみにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA