この夏は大雨、台風、地震とひっきりなしに天災ですね。
私も親族が少し巻き込まれ、心配しましたが、無事が確認できました。
どうか皆様とその関係者の方々がご無事でありますように。
一方、良いこともたくさんありました。
私が演劇を始めて間もない頃から知り合ったカナダ人の演出家・俳優のコリーンも来日。
旧交を温めました。
さて、『ヴェニスの商人』の箱選び
で、アラゴン王子は、金の箱が「大勢の男たちの欲するものを手に入れる」と書いてあったので、
「大勢とはバカの集合体のことだな」と見抜きます。
けれど、アラゴンがなぜ金の箱を選ばなかったのか、それにはちょっと別の理由があるみたい・・・
“Because I will not jump with common spirits
And rank me with the barbarous multitudes.”
「なぜなら余はそこらのありふれた輩と一緒に飛び跳ねたり、
自らを野卑な集合体と同列に並べるわけにはいかぬからじゃ」
おやおや、大したプライドぶりですね。
傲慢です。
そういえば、「傲慢」は英語で arrogant.
アラゴン王子の名前は、Prince of Arragon.
通常、アラゴン王国は Aragon とrは一個なのですが・・・
「傲慢」というイメージを名前に込めたのでしょうか。
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