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  • 乗馬Day 34 I&Iステーブル1/4

    乗馬Day 34 I&Iステーブル1/4

    去年の10月、25年ぶりに再開した乗馬。34回目となりました。

    私が乗馬クラブにまだ入らない理由

    日本の乗馬は、特定の乗馬クラブに入会金と年会費を払って所属し、その上でレッスンや騎乗料を支払いながら馬の世話や馬場の整備を会員がサポートする仕組みです。そのため、自分は日本のここにずっと住んで毎月ちゃんと乗馬をするのだ!という強い意志を持った人が会員対象です。
     が、私のように、舞台が決まったり、翻訳や執筆が佳境に入ると、数ヶ月は乗馬に通う時間も取れないだろう、とか、しばらく海外に行ってしまう、とかの展望を抱えていると、なかなか高額な年会費を払って特定の乗馬クラブに入る勇気(とお財布)がありません。それゆえ、体験レッスンや、単発のスクールを渡り歩いています。
     それじゃ上手くならないよ、一つのところでじっくり進めないと、という意見もあるかと思います。演劇と同じで、ワークショップを渡り歩いても、自分の足りない点には気づけても、いざそれを直せるかというとそうはいかないのと同じです。が、三輪えり花、これから馬術競技に出るのは展望の中になく、ただ馬に乗っていることが好き、という状態ですので、まだまだ体験と単発を渡り歩くことをお許しください。

    I & I ステーブル

    というわけで、今度は高速道路に乗って1時間半というかなり遠くにある I&I ステーブル というところの4回レッスンを受けることにしました。

    前日に、15時という予約を入れていただいたのに、当日、あまりの遠さに出発時刻の計算を間違えて、慌ててお電話すると、16時からに変更してくださいました。すみません、ありがとうございました!

    広い畑の中をぐんぐん進むとかなり規模の大きい馬房やサイロが見えて来ました。ここです。馬房では、美しい女の人が、馬の手入れをしていました。

    「お電話した三輪えり花です」

    すると手押し車で餌藁を運んでいたもう一人の美女が、

    「あ〜餌だけやっちゃうんでちょっと待っててください」

    しばらくすると、割と小さめな馬に馬装を始め、受付も支払いも何もかもすっ飛ばして、「さあ、行きましょう」。

    ・・・多分、15時で受付は終わりだったのです。16時はもう餌の時間で、とにかく早くに終わらせようということだったのだと思います。にもかかわらず、レッスンは、規定の30分、しっかり行ってくださいました。ありがとうございます!

    騎乗

    左足のつま先を進行方向に向けて鎧に足を入れて、右足をよっこらしょする乗り方、やっぱり全然ダメだ。なんでYouTubeの欧米人はできるのだろう?私の左足の踏ん張りが弱いのかな。

    先生「考えたことありません」終わり(汗笑)。

    常歩スタート

    これは大丈夫でした。割と急角度で左回りに出なくてはならなかったが、きちんとできた。

    でも、もしかしたら、手綱捌きは、大きすぎたかもしれない。ただ開く。というよりも、引っ張ってしまったかもしれない。

    で、最初に言われたのは「踵をもっと下げて」

    ですね。つま先が鎧にただ引っ掛かっているような感じにして、むしろ、踵を下げる方向へ力を入れてみます。なるほど。相模原で指示されたことと近い。

    速歩スタートの脚

    できません。先生は、割とすぐに軽速歩にさせてその練習へ入ろうと思ってくださったようですが、やっぱりだめ、速歩にいかせられない。

    「もっとちゃんと脚を使う。ポンっと。使ったら離す。離さないでぐずぐずしていると、どんな指示なのか馬が迷ってしまいます」

    ポンっと脚を明快に使う。これも相模原で教わったことと近い。

    ・・・

    が、まだまだ伝わらぬ。つまり、やり方がどこかおかしいのだ。

    「踵の位置が後ろすぎるかも。もっとこの辺」

    なるほど。踵を下げるためにちょっと突っ張ったようなあたり。お腹に踵や脹脛を当てようと思って無意識のうちに膝から下が曲がってしまう=後ろへ行ってしまうようだ。で、踵を突っ張り気味に下ろしている辺りで感じる馬体は、丸い樽にまたがっているようで、サンヨーガーデンで、「大きな丸いボールを脚で抱き抱えている感じ」と習ったことを思い出した。きっとこういう感覚のことなんだな。

    で、まあ、速歩にならないので、先生は、持って来ちゃいました。鞭。

    「持っているだけ。使うときは軽く右肩に触る感じで」

    持っているだけ、というのも相模原でのやり方と同じです。

    鞭だけではなく、先生の舌鼓もあって、馬はやっと「なんとなく」速歩になってくれました。常歩か速歩かわからないくらいのんびりしたやつです。のんびりしているので、お尻が全く跳ね上げられず、むしろ立とうとするのが難しい。頑張って立とうとするものだから、鏡(馬塲に面して小綺麗なロッヂが立っていて、そこのガラスが鏡の役割をしている)に移る姿は、めちゃめちゃ前傾(涙汗)。こりゃダメだ。

    それでも、しばらく乗っているうちに徐々にリズムが掴めてきた。

    あと、左回り・右回りに合わせて、立つ瞬間をどっちの足に合わせるか、もできていた。これは相模原のおかげ。ずれたら二度ポンポンして直すのも、楽にできた。

    「スピード上げましょう」

    「いかに?!」

    「座った時に脚を使います」

    無理や〜(汗涙)

    脚を使おうと思うと、座りっぱなしになってしまうから、立つ座るがずれるし、座ったからといって、元々使えていない脚が使えるはずもない。

    「スピード上げかけた時に手綱を引っ張らないで。進むのか止まるのか指示がわからなくなってしまいます」

    ですよね、ですよね、ですよね。でもスピードが上がった時に無意識の恐怖感で掴まらなくちゃ、と思ってしまう。

    八の字方向転換

    軽速歩をしながら方向を転換する。相模原でも最後のレッスンでトライした。が、まだまだ常歩に戻ってしまう。ごめんね〜。馬を混乱させてしまうから、こういうことになる。なんとかいうことw聞かせようとすると手綱も引っ張ったりなんなり、バラバラになる。やれやれ。

    輪乗り

    意図せず、輪乗り。
    馬場は広いのだけれど、障害用のバーなどで、私のレッスン用のスペースが区切られており、それが割と狭いと感じた(サンヨーガーデンの初心者用丸馬場と同じくらい?)。日の出や相模原の広さだと、直線が長めだったので、その間になんとか軽速歩に持っていくことができたけれど、直線がほとんどとれず、取れると今度はカーブがキツくなる感じで、馬の進む方向への指示が難しかった。面白かったのは、この馬が、仕切りを超えて向こうへ行こうとすることだ。だからちゃんとそれをしないようにカーブを描かせなくてはならない。ところがそのうちに馬は、どんどん円を狭くしてしまって、ついには、かなり高度な、狭い輪乗り状態に。おいおいおい。指示の上でそうなるならいいんですけどね・・・(泣笑)

    手綱の長さ

    今日は何度も手綱をもっと短く、と指示された。手綱の長さ自体は、他のクラブで乗った時と大して変わらない。思い返してみると、これまでは、馬たちは首を垂れて歩くように調教されていた(多分、初心者用として?)。そしてこれまでは、馬の首を引っ張らないで、とも指示されてきた。今日の馬は、首が高い。すごく上げている。で、その首を緩ませないように、手綱を「張る」状態で乗るよう指示された。もうほとんど手綱の一番短いところギリギリだ。イギリス時代は、この方法でした。だからこれまでの33回、手綱を長く持って馬が首を垂れているに任せるというのがちょっと不思議だった。いずれもクラブの初心者用のスタイルの違いだと思う。なぜならば、最終目的は、馬術競技のドレサージュでは、馬の首が高く上がっていることが絶対に大事だからだ。早い段階から馬の首が上がっていることに注目するか、最初のうちは初心者を乗せて走り出さないように垂れた首で動くように調教された馬で練習するか。なのではないかな?どうだろう?

    というあたりで、今日のレッスンはおしまい。4時半のチャイムが村に響き渡ったところで、終わりになりました。わずか30分で、今日は真夏のように暑くはなかったのに、汗をめちゃめちゃかきました。夏の、日照りが暑いからかいた汗、ではなく、しっかり動いたからかいた汗、という感じ。腹筋や背筋、脚に意識を向けられるようになってきたからではないか。

    次回への抱負

    常歩から速歩を出せるように。脚の位置、踵の感じ、意識する。

    手綱を手元だけで微妙に動かせるように。イギリス時代はできていた。できるはずだ。

    始める前は、必ず一度立って、鞍から立つ動きが、前傾せずにできる状態か確認すること。

    終わってからやっと先生のお名前と馬の名前を聞くことができました。

    先生はIHというお名前。
    馬はキャンディ。珍しい!牝馬! 足の短いクオーターのミックスです。右足がちょっと内股。とても人懐こくて、私がおでこを触るとぐいぐい撫でて撫でて、をしてくる。可愛い。

  • 演劇と教育は相性がいい

    演劇と教育は相性がいい

    台風一過!
    みなさま、ご無事でしょうか?
    三輪えり花の周りでもコロナ陽性が多発しております。
    お気をつけてお過ごしくださいね。


    先週はこんなことがありました。

    8月24日が初日の舞台『トロイ戦争は起こらない』のリハーサルが怒涛の勢いで続いております。
    その合間に、こんなこともしておりました。

    8月8日。
    上智大学にて、大学院の日本語教授法の集中講義にて、インプロを使うドラマ手法を授業に取り込む方法を教えてきました。
    学生からの受講アンケートが来ているとは聞いているので、後日、掲載しますね。

    8月10日。
    日の出乗馬倶楽部で、10回レッスンの最終回がありました。
    楽しい乗馬日記はこちら

    乗馬 Day 29

    8月12日。
    鎌倉芸術大ホールにて、「バレエにおける演劇教育」についてお話に行きました。
    ヘアメイク、衣装スタイリストさんがついて念入りに三輪えり花を仕上げてくださいました。
    お写真たくさんでご紹介します。

    バレエにおける演劇教育

    『トロイ戦争は起こらない』のリハーサルもすごく面白いので、これから、もっとご紹介しますね!

  • 乗馬 Day 29: 日の出 Lesson 10

    乗馬 Day 29: 日の出 Lesson 10

    2022年8月10日水曜日午前10時。日の出乗馬倶楽部10回チケットレッスン最終日。気温34度。
    パートナー セサミ
    指導 小高先生

    セサミが鼻面を撫でさせてくれるようになって嬉しい。

    洗い場から引き出して馬場へ。乗り台から、左足つま先を前方に向けて、鞍の真ん中に右手を置いてひらりする方法を前回に続き試す。動画を見て体重の掛け方をチェックし、椅子の背中を利用してひらりする練習を家で重ねてきた甲斐あり、前回よりはスムーズにできた! 人知れず弛まぬ努力を続ける三輪えり花。

    小高先生「今日は障害鞍で乗ってみましょう」

    今日の発見;馬場鞍と障害鞍の違い

    ドレサージュ用の馬場鞍は、鎧が多少長く、膝当てもぴったりする感じが良い。が、障害用は、前傾した時に膝が滑らないようになれば良いので、膝と膝当ての隙間は少し空いている。また、鎧は短め。さらに、馬が後傾した時に脹脛が落ちないよう、鞍の後ろの方に脹脛当てが付いている。

    三輪えり花のできなさぶり

    小高先生は30歳過ぎで乗馬を始めて、20レッスンほどで生涯競技に出られるほどだったそうな。
    えーん!
    えり花さんはもう29回目ですのに!未だに常歩を速足にすることもできない!
    ・・・これを才能のなさと言うのか。

    坐骨で蹲踞。踵から大地へ体重が流れていくように。頭は天へ浮かんでいくように。演技の基本姿勢と同じ。太腿を浮かすくらいの気持ちでいると、乗っている一点だけが沈んでいく。それで良いらしい。

    暫くのんびり馬場内回遊した後、日陰で脚で指示を出す方法を教わる。

    毎回これを一から教えてくれるのは、えり花さんが使い方を知っているようには見えないからだろう。
    くすん。
    やっているつもりなのに違うらしい。もうどうして良いかわからない。
    セサミはワの脚指示というよりは小高先生の「イチニ イチニ」の掛け声で速歩になる。小高先生は「僕は指示していませんよ」と仰るが、ワにはよくわかっているのじゃ。

    速歩をポストで乗って、つまり、軽速歩にしてみても、馬場の直線だけで常歩に戻ってしまう。小高先生は、気にするな、そんなものです、と仰るが、もう29回目なのに何もできない状態は流石に落ち込みます。

    今日はここでおしまい。

    えり花の後に直ぐ次の方のレッスンがセサミで待っているらしく、早めの切り上げ。たぶん15分も動いていない。けれど暑いし、我ながらかなりコア筋力を使ったので、本心はもう少し軽速歩を練習したかった。チケット会員はこんなものなのかも知れないですね。

    非会員の10回チケットはこんな感じ

    日の出乗馬倶楽部の非会員10回チケットは、2022年8月11日時点で49,800円。1レッスンは30分です。
    時刻きっちりに始まることはなく、時刻あたりから指導者が鞍を乗せ、10分後くらいに馬場に引き出し、それから騎乗して定時35分くらいに馬から降ります。馬に乗って動ける時間は長くて20分と思ってください。たまにサービスで少し長めにやってくださいますが、本来は30分の間に馬準備から下馬まで、と捉えましょう。
    全てはマンツーマン、個人レッスンです。その人のレベルに合った馬を用意してくれます。これをお読みの方は初心者だと思います。初心者用の馬も美しく気が良いのが素敵です。
    この乗馬クラブ日記では、えり花が全く馬を動かせない話ばかりですが、鞭を当てたり強く蹴ったり、指導者の長鞭などで馬を動かすことは誰でもすぐにできるのだと思います。ここでは、自分一人で馬と向き合いながらバランスを探したり、という、独立独歩模索型のレッスンを受けられます。えり花は全然進歩していないように見えて、気持ちとしてはすごくたくさんのことを学べたと感じています。

    これで日の出乗馬倶楽部10回チケットレッスンを終了しました。セサミと少し仲良くなれたのにお別れが寂しいな。小高先生も典子先生も個性的で素敵な人たちです。えり花もまたここにへ戻ってくる気がしています。

    次の人がいたのでセサミと二人での写真は撮れませんでした。セサミが人を乗せているところをご覧ください。

    次回は、レッスンが厳しいと評判の相模原乗馬クラブの初心者コースを体験してきます。

    馬術クラブを読者の皆さんが選ぶお手伝いと、それから読みながら馬を好きになってくれたらいいな、と思いながら書いております。

    では次回!

  • 乗馬 Day 28: 日の出 Lesson 9

    2022年8月3日 水曜日。前回からまたも雨続きで2週間あき、3週間ぶりの乗馬。

    今日のパートナーは、セサミ!
    指導は小高先生。

    気温は午前10時の段階で既に32度越え。
    日の出乗馬クラブは東京サマーランドの横の小高い丘の中腹にあり、木々に囲まれていて涼しい方ではあるのだが、それでも今日は格別に暑い!
    濡れタオルもどんどん蒸発していく感じで、30分のレッスンは馬にとっても暑かったと思います。

    まず最初に、またがるときにつま先を前に向けて鎧に乗せるヨーロピアンの方法を試してみました。

    むむ。つま先が後ろを向いているときは馬に寄りかかることができたのだが、つま先が前を向いて馬に寄りかかると、跨ぐべき右脚を挟んでしまうので、動かせないではないか!どこにどう体重を乗せるべきかちょっと迷ってなんとかよじ登った感じ。次回も挑戦だ!

    あとは・・・ま、暑いので・・・ただ常歩 (walk) をしていました。
    最後に少しだけトロット(速歩)になりましたが、私が指示したというよりも、小高先生の言うことを聞いただけのような気が・・・。
    ただし、常歩のリズムを少し早めることはできたので、多少、満足感はある。

    最後のトロットは、軽速歩(英語では post と言う。post the trot ) にしてみたらすぐにセサミはやめてしまった。む〜なんでかな〜。どこを締め付けたんだろう? もうちょっと調馬索を使ってもらって、トロットをずっと続けてもらっている状態で、自分がどんなふうになっているかを知りたいかもしれない。

    やれやれ。もう9回目のレッスンなのに、ちっとも上達しません。

    でも、この9回で、
    ・坐骨で蹲踞
    ・頭を浮かせ、腰を沈める。つまり演技に必要なボディ感覚と全く同じ
    ・またがり方
    ・脚絆のつけかた
    ・鞍の種類
    ・馬に乗ったらまず常歩で馬の調子を感じること
    ・常歩リズムから速歩リズムへ(できないけど)
    ・鞍の置き方と外し方
    などなど、ずいぶんたくさんのことを教わった。

    乗馬のウェブサイトを見ていると、2日間で5級ライセンスを取れちゃったり、3日間で4級ライセンスを取れちゃったり、軽速歩には2〜3レッスン後くらいにできるようになる、とかありますが、私はま〜ったくダメ!

    英国時代は、たしか丸馬場で軽早足で、しかも馬がどの足を動かしているときに立つのか座るのか、カーブさせるときにどちらの脚から動かすのか、とか、そんなところまでやったのを思い出した。
    ええ、個人レッスンで。
    (グループレッスンだと、馬は先頭の馬にくっついて勝手に動くので、自分が本当に指示を出しているかどうかわからないものなのだ)

    ・・・あれは、本当にできていたようなのだが・・・なぜに今はできないのだ? 緊張しすぎ。しがみつきすぎ。うまくやろうとしていろいろ考えすぎ。などが理由のような気がする。

    次回は日の出の10回レッスンの最終回です。
    またがり方、常歩からトロットへ、そして軽速歩 post on the trot と正反動 sitting trot をやりたい! 暑すぎたらまたウォークだけで終わるかな〜。

  • 乗馬 Day 26: 日の出 Lesson 7

    乗馬 Day 26: 日の出 Lesson 7

    2022年6月28日、日の出乗馬クラブに7回目のレッスン。わ〜 あと3回!

    今日の相棒はおなじみセサミ。小高先生の指導です。
    馬装の時からそばにいて、セサミに話しかける。馬装を手伝えるように小高先生のなさることを観察。

    わ「クラブの会員さんが私のために馬装してくださったりしますが、クラブ会員になるとそうしたことも学ぶようになるのですか?それはどんなタイミングで?」
    お「特に、してください、とお願いしたり義務づけたりすることはありません。会員になると頻繁に通うようになるかたが多く、乗る時間よりも早く来てそうしたことを学ぶこともできます。クラブによっては、指導員以外に馬の世話をさせないところもありますが・・・」

    乗馬ポイント:馬装の順番

    1 馬房から馬を引き出し、馬装する場所へ連れてくる。
    2 体全体をブラッシングしてあげる。マッサージにもなるので運動前に血行をよくする意味合いもあるのかな。
    3 蹄鉄チェック。乗り終わってからも、蹄鉄にはまり込んだ土をかき出しておくのだが、寝たり食べたりする間にも干草がはまり込んだりもするのだろう。蹄鉄の中に藁や土が詰まっていると、歩いたり走ったりの体重でそれらがさらに奥へはまり込み、蹄鉄自体を押し出してしまうこともあるのかと思われる。人間も爪の間に泥が入っていたら嫌だものね。
    4 脚のプロテクターをつける。本当はこれはいつやってもいいのだが、早めにやっておくほうが忘れないらしい。
    5 毛布を背中に載せる。鞍が皮膚を痛めないように。とても大事。
    6 鞍置きのクッションをさらに重ねる。
    7 鞍を置く。
    8 腹帯を締める。馬場に出て、乗り込んでからさらに締め直す。
    9 頭絡をつける。

    そしてやっと馬場へ連れ出す。

    今日のセサミは、初めて頭を撫でさせてくれました!
    鼻面の平っぽい骨の感触が気持ちいい〜

    サンヨーガーデンは、わが馬に触るのを結構、嫌がっていた。
    おそらく、わが初心者すぎて馬の気持ちを知らずに勝手に手を出して怪我をされるかもしれないと危惧していたのだろう。危ないもんね。

    乗馬ポイント:酷暑対策

    真昼間13時からのレッスンです。
    秋川の奥の山の中とはいえ、木陰になっているのは馬場の4分の1くらい。
    熱中症にならないようにこんなことに気をつけました。

    ・始まる前に塩分を摂取。実はマックのポテトフライをケチャップ付きで食べておいた。
    ・海水浴用の長袖ジャケットを、ユニクロタンクトップの上から羽織った。水泳用なので乾きが早いのだ。
    ・長いタオルを水に浸して首に巻いた。これは最近テレビでも取り上げていましたね。商売っけのある業者は早速「専用首巻き」なるもので稼いでいるようですが、首に巻ける長さのタオルで十分です。
    ・できるだけ薄めの色の服にする。黒は暑いと思います。

    で、間に合わなかったのが、夏用のヘルメット。

    わが持っているのは、遥か昔にロンドンで調達した本格的なドレサージュ用の、黒ビロウドでできたヘルメット。
    選手なら夏もこれかもしれませんが、練習用には暑すぎる。

    というわけで、このレッスンの直前に、夏用のヘルメットを注文しました。
    次の日に届いたので、次回、乗る時にご紹介しますね。

    ・手袋も夏用が望ましい。と思いつつ、はるか昔にロンドンで調達した本革の手袋をそのまま使っています。

    さて、頭絡をつけ終えたセサミは、やる気満々でゴンゴンと馬場へ自ら向かいます。

    乗り込む時、馬の背中にできる限り負担をかけないようにしなければならないのですが、動画で観てイメージトレーニングもしているのですが、なかなかに難しい。

    乗り込み、鎧の長さチェック。
    腹帯は「馬場鞍は腹帯が低いところについているので騎乗状態で締めるのが難しいんですよ」と小高先生が締めてくださる。

    セサミは、騎乗するや否や動き出すタイプなので、しっかり手綱を締めて、動き出そうとするのを抑える。うまくできた!

    歩き出し、ややゆっくりだけれど、前回のブラウンシュガーよりは進んでくれる。セサミの得意な右旋回。

    馬場に入って左側に木陰があるのだが、セサミくん、なぜか木陰を避けて日向を歩く(まじ汗)。

    全体として、今日もひたすら並足、並足、並足。

    チェックすべき点は、
    1 ラチに沿ってできるだけ大回りで歩けるか。
     これはまだまだです。セサミがラチに沿って歩きたい場所と、内回りでショートカットしたい場所が、馬場の中で決まっている。それをなかなかコントロールできない。

    2 尾骶骨の1点だけでバランスを取ってやじろべえのように乗っていられるか。
     これは進歩しています。「できるようになった」とは言えないのは、完成系がわからないので、なにが「できている」のかがわからない。でも、前回よりも確実に、太ももや膝が鞍を締め付けるのをやめていられます。

    乗馬ポイント:鍵は蹲踞(そんきょ)

    「うちに剣道をなさっているかたが見えるのですが、そのかたは、馬の鞍の座り方が完璧です。いわゆる、「蹲踞(そんきょ)」という状態が、乗馬の騎乗姿勢とそっくりなんです」

    なるほど。

    「頭は高く吊り下げられるように上方に向かい、腰から下が下へ下へ落ちていく感じです」

    わお、それは英国の演技術のムーブメントの考え方と同じです。
    アレクサンダーテクニックも同じです。
    初めてアレクサンダーテクニックを習った時、まるでヨガか日本の武術の体の使い方ではないか、とびっくりしたのを思い出す。わは、自慢もしたくないし「知っている」と答えるのも好きではないので、自分のやっている演劇のテクニックも同じなのだとは告げずにただ「なるほど」とうなづきながら自らを調整す。

    それにしても「蹲踞」と言われて、腰の置き所がさらによく捉えられた。
    すごいぞ、日本語感覚。

    女性も男性も、鞍にあたる部分は、「痛い」ところじゃないですか。
    でも、蹲踞状態だと「痛い」ところには当たりません。
    だから、お尻保護パッド付きパンツとかは、要らないはずのです。
    もし乗馬を始めたかたで、お尻保護パッド付きパンツが必要だと思うなら、座りどころがまだ掴めていない証拠だと思います。

    蹲踞と聞いてなおバランスが取れるようになってきたので、次は、バランスをとりつつ、蹲踞で乗りつつ、頭を吊り下げつつ、なおかつリラックス・・・という摩訶不思議な状態を目指します。

    これはね、お箸の使い方と同じ。
    習いたての頃はもうどうしていいかわからず、身体中んあらゆるところに力が入って力んでしまうと思いますが、慣れれば、おしゃべりしながらひきわり納豆を摘み上げたりできます。
    何事も練習。

    (問題は、正しいのを知らないまま練習してそれに慣れてしまった場合が一番厄介。歌や演技にも当てはまりますね)

    少し良い感じになってきた頃に、先週習った、脚を当てて踵を使う(じんわり当てて、パッと離す)をやってみたら・・・わおおおおお!スピード出た!

    えらいぞ、セサミ!! Good Boy!

    乗馬ポイント:できたら褒める

    「指示に従った時、いちいち褒めるのは良いですね。犬のしつけは、いちいちおやつをあげる、というものですが、馬の場合は、馬場内ではおやつはあげません。その代わりそうして声をかけてあげると、馬にも伝わると思いますよ」

    うむ。今日はセサミの顔を見た時から、なんかいい感じだったし、鼻面を撫でさせてくれたし、お顔同士をつけて挨拶できたし、かなり良いコミュニケーションが取れていると思う。

    しかし!

    安心してはいられない。

    セサミの不得手な左旋回になると、もう内側へ入ってきちゃったり、で大変。

    それをにラチ方向に戻そうとして、知らないうちに、「斜め横歩き」という、ドレサージュ競技では点数の高い技(わざ)をやってしまいました。

    「意図してそれができたらすごいです!」

    はい、全く意図しておりません!しょぼん。

    四苦八苦しながらも、3周目あたりから、左旋回もラチに沿った大回りができるようになりました。

    セサミ、今日もありがとう!

    乗馬ポイント:できた!わけではない

    今日できたからと言って、「できるようになった」わけではないのです。

    同じ馬でも、次回は指示をきかないかもしれない。
    とくに自分の持ち馬ではない場合は。去年の東京オリンピックの近代五種でも全く馬を動かせない騎手さえいました。オリンピックに出るほどの騎手ですよ。

    だから、「できるようになった」と安心してはいけない。

    今日、ちょっと乗れた感覚になれたな、と嬉しかったので、次回への自戒。

    【Live Interaction】
    もうできる!とは相手が生き物なら思い込まないこと

    三輪えり花の汗が、なかなか見応えがあります。