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  • 乗馬 Day 30: 相模原 Lesson 1

    乗馬 Day 30: 相模原 Lesson 1

    2022年8月17日。初めての相模原乗馬クラブへ。
    乗馬クラブを渡り歩いている三輪えり花です。ひとつの乗馬クラブに決める前に、通いやすさや相性など、乗馬初心者なりに、見極めておきたいことがあるからです。そして、どの乗馬クラブも、とてもいいなあ、と思っています。

    相模原乗馬クラブは、高速道路を使わずに車で1時間ちょっとのところ。
    完全な初心者以外は、1度きりの体験レッスンという設定がないため、初心者コース4回セットというのに申し込みました。

    朝9時の騎乗。天気は雨模様。到着した時はポツポツしていましたが、なんとか保ってくれました。
    クラブについて、このへんが駐車場だろうかというあたりに駐車して、このへんが事務所だろうというあたりに行くのですが、男性がひとり外にいて喫煙中、女性が二人、室内にいておしゃべり中。事務員らしき姿の人は見えません。一瞬、途方にくれますが、ボードには「三輪(アミーゴ)」と書いてあるので、わたしの予約はちゃんと入っていて、乗る馬はアミーゴという名と理解し、勇気を出しておしゃべり中の女性に話しかけると、事務のひとはまだきていないのだが、「ダイスケ先生がたぶん・・・」と言って、外にいる男性に声をかけてくれました。

    ダイスケ先生というかたは、申込書だのいろいろ持ってきてくださり、私に乗馬経験を訪ねます。メールで申し込んだ際、かなり詳しく書いたのですが、伝わって意はいなかった:よくあることです。今日で30鞍目ですが、まだ全然できません。20年以上前にイギリスで乗っていた時は、トロットで立つ座るしながら、どちらの足のときに立つ、カーブを曲がる時はどちらの脚から進める、などまで習ったことを憶えていますが、とにかく全然できません。と答えました。

    D先生「速歩はできますか?」
    わ「常歩のペースを早めることも、そこから速歩に持って行くこともできません」

    すると先生はボードへ行き、「アミーゴ」の名前を消して「おっくん」と書き直しました。
    というわけで、今日の私のパートナーは「おっくん」です。
    山梨県ミュージカル『シンデレラ』を上演した際に、国王を歌ってくれた、ものすごく優秀なバス歌手の愛称と同じです。

    こんにちは〜。人懐っこいおっくんです。

    それにしても、女子更衣室は教えてもらったけれど、トイレの場所も聞かないとわからない。女性更衣室へ行っても、並ぶロッカーは個人名が書いてあるし、床部分に物を置くようなスペースはないし・・・。荷物は車に入れておくことにしました。

    すると、そこへやってきた、細い男性が「初めてですか、どこから来ましたか」と尋ねる。
    「国立です」
    「国立なら国立乗馬クラブが・・・」
    「もう無くなってしまいました」
    「へえ、そうなんですね。あそこの持ち主は地主でね、あの辺の。山口百恵さんのお宅の土地も彼が持っていたものなんですよ」
    「わ〜(としか返答のしようがない私)」
    「あのあたりには関戸橋がありますね」
    「はい、あります」
    「私は関戸って言うんです」
    「そうなんですね。よろしくお願いいたします」

    ・・・あとで、このブログを書くために相模原乗馬クラブのサイトを確認したら、この関戸さんというかたこそ、このクラブのオウナーであった。そして、今日、私を指導してくださった「ダイスケ先生」は関戸さんの息子さんで、関戸大介さんと言うのであった。
    ひえ〜。
    次回のレッスンではきちんとご挨拶しなくては。

    さて、レッスンを受けるため、ダイスケ先生についていき、おっくんに鞍がつけられているところを見学する。
    ほかにも学生らしき若者が二人それをみている。それに、鞍をつけている人もどうやら学生らしい。
    なるほど、このクラブはなかなか指導が厳しいと噂に聞いた(インターネットのブログなど)が、学生を指導しているということは、障害や馬場の競技会をめざすだろうし、そしたらメダルを取れるかどうかがクラブの質に影響してくるだろうから、指導は自ずと厳しくもなるのでしょうね。

    鞍を付けられたおっくんを引いて馬場へ。
    ここの馬場は広々として、周りには木が植えられています。が、日の出乗馬クラブのように、馬場の半分近くが大木の日陰になるのとは違います。今日は雨模様だから良いけれど、カンカン照りの日はかなり厳しいだろうことが想像できます。

    おっくんに跨るとき、爪先を進行方向に向けて倉の真ん中に手をおいて体重をあずけてえいやっとしたかったのですが、体重をうまくかけられず、およよと前へたおれてしまい、なんとか脚を引き上げました。とほほ。
    鎧の長鎖確認。OK。膝当ての位置確認、OK。
    それにしてもこの鞍は、かなり硬い感じです。いろんな鞍がある物ですね。

    さて、常歩開始。
    おっくんは、柵のぎりぎりを歩いてくれる良い子です。

    D先生「軽速歩にしてみましょう」

    ・・・
    無理ですね。

    日の出で習ってきた、1234のリズムを感じながら、脚を当ててみたりしますが、やっぱりダメ。
    踵を使うかどうかちょっと迷いました。鎧の感じがいつもと違うので、踵をどう使っていいかも少し悩みました。

    D先生「鞭は持ったことがありますか?」
    わ「2回くらい」

    長めの鞭を持ってきてくださり
    D先生「左の肩口をトントンとする感じで」

    なるほど、後ろに「ぺし」ではなく、前に持ってきて、左の肩口にトントン。

    すると!
    すぐに速歩になってくれました!!!

    D先生「立つ時はどちらの足が前のとき?」
    わ「いま、左回りなので、右足を前に出すときに立ちます」

    当たりです!

    D先生「右足前のときに立つのがずれてしまったら、2回座って立てば合いますから」

    ま・・・まじか。座る立つだけで精一杯なのに、2回座るとか数えてる場合じゃないんですけどっ・・・

    しかし、やってみたらできました。
    なにがすごいって、おっくんは、私が馬上であたふたしていても、ひたすら速歩を続けてくれるのです。馬場の中を速歩を停めずにまず2周もできてしまったのがびっくり仰天です。

    2周したところでおっくんに急ブレーキをかけられて前につんのめりました。

    D先生「前につんのめってしまうのは、踵をおろしていないからですよ」
    わ「立つときにどうしてもつま先で鎧に立ってしまいます」
    D先生「膝とふくらはぎの上の方で馬と接しているといいです」
    わ「そう思うと今度は膝で締め付けてしまう感じです」
    D先生「太腿では締め付けず、膝とふくらはぎの上の方」

    なるほど。
    鎧に立ち上がらないようにと思うと、膝と太腿で、馬の背中を両側からつまんでしまう(サンヨーで注意された点)。
    日の出では、鎧を踏まなくてもバランス良く乗っていられる点を探しましょう、の果てなき道におりました。
    が、膝とふくらはぎの上を接点と思うとスムーズに馬体を包む感じでいられそうです。
    まだ、できないけれど、違いはわかります。

    D先生「停止しましょう。手綱で引っ張らず、体重を後ろへ。踵を下ろして。最後まできちっと止まるまで」

    なるほどなるほど。

    D先生「何周してもいいので、このまま軽速歩の足合わせと、たまにきちんと止まる、と繰り返していきましょう。いくらでも乗っていていいです」

    初心者コースは30分のはずだが、45分くらいまでがんがんに乗せてくれました。もしかしたら、鞍を付けている時間を加味してくださったのかもしれません。
    そしておっくんがいやがらずにずっと速歩をしてくれるのですごく練習になりました。
    一度だけ、ダイスケ先生が馬場の外へ出た際に、もう中心に寄って終わらせようとしたときがあったので、「へいへい、続けるよ」と速歩の指示を出すとちゃんと言うことを聞いてくれました。すごいぞ、おっくん。

    一緒に写真に撮られるのが好きなのでしょうか? ぷにょぷにょの鼻面をしきりに近づけてふんふんするのが、とっても嬉しい!


    乗馬ポイント:

    ・鞭は左肩口トントンくらいで良い
    ・馬と一体化するのは、(日の出で習った、蹲踞と尾骶骨ポイントに加えて)膝とふくらはぎの上のあたり
    ・鎧に立つのではなく、鎧から浮いている踵を下ろす感じで(サンヨーでも教わりました)
    ・円周を描く軽速歩では、外足が前に出るときに立つ。最初のうちはチラッと下を見て外足が前にくる瞬間をつかむ。いずれは見ないでも感覚でわかるようにしましょう。
    ・停めるときは最後まで体重後ろでしっかり。手綱でひっぱらない。

    ほんとにたっぷり乗せていただき、ありがとうございました!


  • 乗馬 Day 29: 日の出 Lesson 10

    乗馬 Day 29: 日の出 Lesson 10

    2022年8月10日水曜日午前10時。日の出乗馬倶楽部10回チケットレッスン最終日。気温34度。
    パートナー セサミ
    指導 小高先生

    セサミが鼻面を撫でさせてくれるようになって嬉しい。

    洗い場から引き出して馬場へ。乗り台から、左足つま先を前方に向けて、鞍の真ん中に右手を置いてひらりする方法を前回に続き試す。動画を見て体重の掛け方をチェックし、椅子の背中を利用してひらりする練習を家で重ねてきた甲斐あり、前回よりはスムーズにできた! 人知れず弛まぬ努力を続ける三輪えり花。

    小高先生「今日は障害鞍で乗ってみましょう」

    今日の発見;馬場鞍と障害鞍の違い

    ドレサージュ用の馬場鞍は、鎧が多少長く、膝当てもぴったりする感じが良い。が、障害用は、前傾した時に膝が滑らないようになれば良いので、膝と膝当ての隙間は少し空いている。また、鎧は短め。さらに、馬が後傾した時に脹脛が落ちないよう、鞍の後ろの方に脹脛当てが付いている。

    三輪えり花のできなさぶり

    小高先生は30歳過ぎで乗馬を始めて、20レッスンほどで生涯競技に出られるほどだったそうな。
    えーん!
    えり花さんはもう29回目ですのに!未だに常歩を速足にすることもできない!
    ・・・これを才能のなさと言うのか。

    坐骨で蹲踞。踵から大地へ体重が流れていくように。頭は天へ浮かんでいくように。演技の基本姿勢と同じ。太腿を浮かすくらいの気持ちでいると、乗っている一点だけが沈んでいく。それで良いらしい。

    暫くのんびり馬場内回遊した後、日陰で脚で指示を出す方法を教わる。

    毎回これを一から教えてくれるのは、えり花さんが使い方を知っているようには見えないからだろう。
    くすん。
    やっているつもりなのに違うらしい。もうどうして良いかわからない。
    セサミはワの脚指示というよりは小高先生の「イチニ イチニ」の掛け声で速歩になる。小高先生は「僕は指示していませんよ」と仰るが、ワにはよくわかっているのじゃ。

    速歩をポストで乗って、つまり、軽速歩にしてみても、馬場の直線だけで常歩に戻ってしまう。小高先生は、気にするな、そんなものです、と仰るが、もう29回目なのに何もできない状態は流石に落ち込みます。

    今日はここでおしまい。

    えり花の後に直ぐ次の方のレッスンがセサミで待っているらしく、早めの切り上げ。たぶん15分も動いていない。けれど暑いし、我ながらかなりコア筋力を使ったので、本心はもう少し軽速歩を練習したかった。チケット会員はこんなものなのかも知れないですね。

    非会員の10回チケットはこんな感じ

    日の出乗馬倶楽部の非会員10回チケットは、2022年8月11日時点で49,800円。1レッスンは30分です。
    時刻きっちりに始まることはなく、時刻あたりから指導者が鞍を乗せ、10分後くらいに馬場に引き出し、それから騎乗して定時35分くらいに馬から降ります。馬に乗って動ける時間は長くて20分と思ってください。たまにサービスで少し長めにやってくださいますが、本来は30分の間に馬準備から下馬まで、と捉えましょう。
    全てはマンツーマン、個人レッスンです。その人のレベルに合った馬を用意してくれます。これをお読みの方は初心者だと思います。初心者用の馬も美しく気が良いのが素敵です。
    この乗馬クラブ日記では、えり花が全く馬を動かせない話ばかりですが、鞭を当てたり強く蹴ったり、指導者の長鞭などで馬を動かすことは誰でもすぐにできるのだと思います。ここでは、自分一人で馬と向き合いながらバランスを探したり、という、独立独歩模索型のレッスンを受けられます。えり花は全然進歩していないように見えて、気持ちとしてはすごくたくさんのことを学べたと感じています。

    これで日の出乗馬倶楽部10回チケットレッスンを終了しました。セサミと少し仲良くなれたのにお別れが寂しいな。小高先生も典子先生も個性的で素敵な人たちです。えり花もまたここにへ戻ってくる気がしています。

    次の人がいたのでセサミと二人での写真は撮れませんでした。セサミが人を乗せているところをご覧ください。

    次回は、レッスンが厳しいと評判の相模原乗馬クラブの初心者コースを体験してきます。

    馬術クラブを読者の皆さんが選ぶお手伝いと、それから読みながら馬を好きになってくれたらいいな、と思いながら書いております。

    では次回!

  • 乗馬 Day 28: 日の出 Lesson 9

    2022年8月3日 水曜日。前回からまたも雨続きで2週間あき、3週間ぶりの乗馬。

    今日のパートナーは、セサミ!
    指導は小高先生。

    気温は午前10時の段階で既に32度越え。
    日の出乗馬クラブは東京サマーランドの横の小高い丘の中腹にあり、木々に囲まれていて涼しい方ではあるのだが、それでも今日は格別に暑い!
    濡れタオルもどんどん蒸発していく感じで、30分のレッスンは馬にとっても暑かったと思います。

    まず最初に、またがるときにつま先を前に向けて鎧に乗せるヨーロピアンの方法を試してみました。

    むむ。つま先が後ろを向いているときは馬に寄りかかることができたのだが、つま先が前を向いて馬に寄りかかると、跨ぐべき右脚を挟んでしまうので、動かせないではないか!どこにどう体重を乗せるべきかちょっと迷ってなんとかよじ登った感じ。次回も挑戦だ!

    あとは・・・ま、暑いので・・・ただ常歩 (walk) をしていました。
    最後に少しだけトロット(速歩)になりましたが、私が指示したというよりも、小高先生の言うことを聞いただけのような気が・・・。
    ただし、常歩のリズムを少し早めることはできたので、多少、満足感はある。

    最後のトロットは、軽速歩(英語では post と言う。post the trot ) にしてみたらすぐにセサミはやめてしまった。む〜なんでかな〜。どこを締め付けたんだろう? もうちょっと調馬索を使ってもらって、トロットをずっと続けてもらっている状態で、自分がどんなふうになっているかを知りたいかもしれない。

    やれやれ。もう9回目のレッスンなのに、ちっとも上達しません。

    でも、この9回で、
    ・坐骨で蹲踞
    ・頭を浮かせ、腰を沈める。つまり演技に必要なボディ感覚と全く同じ
    ・またがり方
    ・脚絆のつけかた
    ・鞍の種類
    ・馬に乗ったらまず常歩で馬の調子を感じること
    ・常歩リズムから速歩リズムへ(できないけど)
    ・鞍の置き方と外し方
    などなど、ずいぶんたくさんのことを教わった。

    乗馬のウェブサイトを見ていると、2日間で5級ライセンスを取れちゃったり、3日間で4級ライセンスを取れちゃったり、軽速歩には2〜3レッスン後くらいにできるようになる、とかありますが、私はま〜ったくダメ!

    英国時代は、たしか丸馬場で軽早足で、しかも馬がどの足を動かしているときに立つのか座るのか、カーブさせるときにどちらの脚から動かすのか、とか、そんなところまでやったのを思い出した。
    ええ、個人レッスンで。
    (グループレッスンだと、馬は先頭の馬にくっついて勝手に動くので、自分が本当に指示を出しているかどうかわからないものなのだ)

    ・・・あれは、本当にできていたようなのだが・・・なぜに今はできないのだ? 緊張しすぎ。しがみつきすぎ。うまくやろうとしていろいろ考えすぎ。などが理由のような気がする。

    次回は日の出の10回レッスンの最終回です。
    またがり方、常歩からトロットへ、そして軽速歩 post on the trot と正反動 sitting trot をやりたい! 暑すぎたらまたウォークだけで終わるかな〜。

  • 乗馬 Day 26: 日の出 Lesson 7

    乗馬 Day 26: 日の出 Lesson 7

    2022年6月28日、日の出乗馬クラブに7回目のレッスン。わ〜 あと3回!

    今日の相棒はおなじみセサミ。小高先生の指導です。
    馬装の時からそばにいて、セサミに話しかける。馬装を手伝えるように小高先生のなさることを観察。

    わ「クラブの会員さんが私のために馬装してくださったりしますが、クラブ会員になるとそうしたことも学ぶようになるのですか?それはどんなタイミングで?」
    お「特に、してください、とお願いしたり義務づけたりすることはありません。会員になると頻繁に通うようになるかたが多く、乗る時間よりも早く来てそうしたことを学ぶこともできます。クラブによっては、指導員以外に馬の世話をさせないところもありますが・・・」

    乗馬ポイント:馬装の順番

    1 馬房から馬を引き出し、馬装する場所へ連れてくる。
    2 体全体をブラッシングしてあげる。マッサージにもなるので運動前に血行をよくする意味合いもあるのかな。
    3 蹄鉄チェック。乗り終わってからも、蹄鉄にはまり込んだ土をかき出しておくのだが、寝たり食べたりする間にも干草がはまり込んだりもするのだろう。蹄鉄の中に藁や土が詰まっていると、歩いたり走ったりの体重でそれらがさらに奥へはまり込み、蹄鉄自体を押し出してしまうこともあるのかと思われる。人間も爪の間に泥が入っていたら嫌だものね。
    4 脚のプロテクターをつける。本当はこれはいつやってもいいのだが、早めにやっておくほうが忘れないらしい。
    5 毛布を背中に載せる。鞍が皮膚を痛めないように。とても大事。
    6 鞍置きのクッションをさらに重ねる。
    7 鞍を置く。
    8 腹帯を締める。馬場に出て、乗り込んでからさらに締め直す。
    9 頭絡をつける。

    そしてやっと馬場へ連れ出す。

    今日のセサミは、初めて頭を撫でさせてくれました!
    鼻面の平っぽい骨の感触が気持ちいい〜

    サンヨーガーデンは、わが馬に触るのを結構、嫌がっていた。
    おそらく、わが初心者すぎて馬の気持ちを知らずに勝手に手を出して怪我をされるかもしれないと危惧していたのだろう。危ないもんね。

    乗馬ポイント:酷暑対策

    真昼間13時からのレッスンです。
    秋川の奥の山の中とはいえ、木陰になっているのは馬場の4分の1くらい。
    熱中症にならないようにこんなことに気をつけました。

    ・始まる前に塩分を摂取。実はマックのポテトフライをケチャップ付きで食べておいた。
    ・海水浴用の長袖ジャケットを、ユニクロタンクトップの上から羽織った。水泳用なので乾きが早いのだ。
    ・長いタオルを水に浸して首に巻いた。これは最近テレビでも取り上げていましたね。商売っけのある業者は早速「専用首巻き」なるもので稼いでいるようですが、首に巻ける長さのタオルで十分です。
    ・できるだけ薄めの色の服にする。黒は暑いと思います。

    で、間に合わなかったのが、夏用のヘルメット。

    わが持っているのは、遥か昔にロンドンで調達した本格的なドレサージュ用の、黒ビロウドでできたヘルメット。
    選手なら夏もこれかもしれませんが、練習用には暑すぎる。

    というわけで、このレッスンの直前に、夏用のヘルメットを注文しました。
    次の日に届いたので、次回、乗る時にご紹介しますね。

    ・手袋も夏用が望ましい。と思いつつ、はるか昔にロンドンで調達した本革の手袋をそのまま使っています。

    さて、頭絡をつけ終えたセサミは、やる気満々でゴンゴンと馬場へ自ら向かいます。

    乗り込む時、馬の背中にできる限り負担をかけないようにしなければならないのですが、動画で観てイメージトレーニングもしているのですが、なかなかに難しい。

    乗り込み、鎧の長さチェック。
    腹帯は「馬場鞍は腹帯が低いところについているので騎乗状態で締めるのが難しいんですよ」と小高先生が締めてくださる。

    セサミは、騎乗するや否や動き出すタイプなので、しっかり手綱を締めて、動き出そうとするのを抑える。うまくできた!

    歩き出し、ややゆっくりだけれど、前回のブラウンシュガーよりは進んでくれる。セサミの得意な右旋回。

    馬場に入って左側に木陰があるのだが、セサミくん、なぜか木陰を避けて日向を歩く(まじ汗)。

    全体として、今日もひたすら並足、並足、並足。

    チェックすべき点は、
    1 ラチに沿ってできるだけ大回りで歩けるか。
     これはまだまだです。セサミがラチに沿って歩きたい場所と、内回りでショートカットしたい場所が、馬場の中で決まっている。それをなかなかコントロールできない。

    2 尾骶骨の1点だけでバランスを取ってやじろべえのように乗っていられるか。
     これは進歩しています。「できるようになった」とは言えないのは、完成系がわからないので、なにが「できている」のかがわからない。でも、前回よりも確実に、太ももや膝が鞍を締め付けるのをやめていられます。

    乗馬ポイント:鍵は蹲踞(そんきょ)

    「うちに剣道をなさっているかたが見えるのですが、そのかたは、馬の鞍の座り方が完璧です。いわゆる、「蹲踞(そんきょ)」という状態が、乗馬の騎乗姿勢とそっくりなんです」

    なるほど。

    「頭は高く吊り下げられるように上方に向かい、腰から下が下へ下へ落ちていく感じです」

    わお、それは英国の演技術のムーブメントの考え方と同じです。
    アレクサンダーテクニックも同じです。
    初めてアレクサンダーテクニックを習った時、まるでヨガか日本の武術の体の使い方ではないか、とびっくりしたのを思い出す。わは、自慢もしたくないし「知っている」と答えるのも好きではないので、自分のやっている演劇のテクニックも同じなのだとは告げずにただ「なるほど」とうなづきながら自らを調整す。

    それにしても「蹲踞」と言われて、腰の置き所がさらによく捉えられた。
    すごいぞ、日本語感覚。

    女性も男性も、鞍にあたる部分は、「痛い」ところじゃないですか。
    でも、蹲踞状態だと「痛い」ところには当たりません。
    だから、お尻保護パッド付きパンツとかは、要らないはずのです。
    もし乗馬を始めたかたで、お尻保護パッド付きパンツが必要だと思うなら、座りどころがまだ掴めていない証拠だと思います。

    蹲踞と聞いてなおバランスが取れるようになってきたので、次は、バランスをとりつつ、蹲踞で乗りつつ、頭を吊り下げつつ、なおかつリラックス・・・という摩訶不思議な状態を目指します。

    これはね、お箸の使い方と同じ。
    習いたての頃はもうどうしていいかわからず、身体中んあらゆるところに力が入って力んでしまうと思いますが、慣れれば、おしゃべりしながらひきわり納豆を摘み上げたりできます。
    何事も練習。

    (問題は、正しいのを知らないまま練習してそれに慣れてしまった場合が一番厄介。歌や演技にも当てはまりますね)

    少し良い感じになってきた頃に、先週習った、脚を当てて踵を使う(じんわり当てて、パッと離す)をやってみたら・・・わおおおおお!スピード出た!

    えらいぞ、セサミ!! Good Boy!

    乗馬ポイント:できたら褒める

    「指示に従った時、いちいち褒めるのは良いですね。犬のしつけは、いちいちおやつをあげる、というものですが、馬の場合は、馬場内ではおやつはあげません。その代わりそうして声をかけてあげると、馬にも伝わると思いますよ」

    うむ。今日はセサミの顔を見た時から、なんかいい感じだったし、鼻面を撫でさせてくれたし、お顔同士をつけて挨拶できたし、かなり良いコミュニケーションが取れていると思う。

    しかし!

    安心してはいられない。

    セサミの不得手な左旋回になると、もう内側へ入ってきちゃったり、で大変。

    それをにラチ方向に戻そうとして、知らないうちに、「斜め横歩き」という、ドレサージュ競技では点数の高い技(わざ)をやってしまいました。

    「意図してそれができたらすごいです!」

    はい、全く意図しておりません!しょぼん。

    四苦八苦しながらも、3周目あたりから、左旋回もラチに沿った大回りができるようになりました。

    セサミ、今日もありがとう!

    乗馬ポイント:できた!わけではない

    今日できたからと言って、「できるようになった」わけではないのです。

    同じ馬でも、次回は指示をきかないかもしれない。
    とくに自分の持ち馬ではない場合は。去年の東京オリンピックの近代五種でも全く馬を動かせない騎手さえいました。オリンピックに出るほどの騎手ですよ。

    だから、「できるようになった」と安心してはいけない。

    今日、ちょっと乗れた感覚になれたな、と嬉しかったので、次回への自戒。

    【Live Interaction】
    もうできる!とは相手が生き物なら思い込まないこと

    三輪えり花の汗が、なかなか見応えがあります。
  • 乗馬 Day25 :日の出乗馬クラブLesson 6

    乗馬 Day25 :日の出乗馬クラブLesson 6

    日の出乗馬クラブと天気の相性がなかなかに噛み合わない。
    先週はひたすら雨っぽかったから行かないことにしたら、全く降らなかったり。
    その前の週は、行く時は晴れていたのに、着いたら本降りだったり。
    今日は、行くときは晴れていて、途中で雨雲をチェックしても大丈夫だったのに、あと15分で着くよ、というあたりで急激に雨雲変化してやんややんやと降り出した。

    しかしなんとか何とか小雨の中、小高先生の指導で、Brown Sugarに乗りました。

    Brown Sugar は英語で綴るとダークサイドに引っかかりそうです。The Rolling Stones に同名のヒット曲がありますね。


    今まで乗ったサラブレッドの中でも1番小柄です。
    鞍をつけていないと結構痩せていて、腰骨などクッキリで、大丈夫?って印象です。
    瞳やお顔が優しくて穏やかな牝馬ね。
    ここの馬さん達は本当に穏やかです。
    小高先生によると、Brown Sugarも連れてこられた時はかなり尖ってキーキーしていたのですって。
    ここにいる間にとても穏やかになりました。

    今日使った鞍は、総合鞍。これまでの馬場鞍とはずいぶん感じが違いました。

    乗馬ポイント:鞍には種類がある

    馬場鞍:馬場馬術(ドレサージュ)用。西洋貴族の乗馬用正装で優雅に乗るためのもの。

    障害鞍:障害競技(ジャンプ)用。騎手が身体を前傾させるのにも適している。

    総合鞍:総合馬術用。クロスカントリーも含めた、さまざまな乗り方にバランスよく適している。

    競馬鞍:早く走ることを目的とした競馬用。騎手がお尻をつけることがほとんどなく、腰を浮かせて体重をかけないようにすることが目的。

    などがあります。

    それぞれの目的に沿って、まず馬に合わせて、馬の背中に当たる部分を第一に作り、次に乗り手に合わせてお尻が乗る部分を作っていくようですよ。
    サンヨーに通っていた頃、鞍の違いは所有者の癖の違いかと思っていました。

    今日は、「総合鞍ですよ、馬場鞍とかなり違いますでしょ」と言われて、なるほど、膝当てが割と前のほうにあって、鐙の長さをかなり短くしないと膝が当たりません。

    日本の梅雨に入り、2週間続けて出来なかったので、3週間ぶりのレッスンです。2月にサンヨーの冬休みとコロナ休みとで2週間乗れなかった時以来、きちんと毎週乗ってきました。2回乗れなかったと言うことは、3週目に当たるわけで、実際には3週間乗っていないことになります。不安しかない。
    初心者用のYouTubeレッスンを思い出し、典子先生に言われた、尾てい骨のある1点だけで乗ることを思い出し、並足をひたすら練習。

    乗馬ポイント:馬場での練習では

    英語では、馬場での練習を、Riding in the arena (アリーナでの練習)と言います。

    できるだけ円周のラッチに沿って歩くこと。

    止める、進める、で様子をみる。
    ブラウンシュガーは、止まる指示、進める指示はすごく素直に聞いてくれました。

    乗馬ポイント:馬に乗る時には

    ブラウンシュガーは、この16時のレッスンが、今日初めて馬場に出たことになります。

    「今日はどれくらい動いたのか、どれくらい人を乗せたのか、その前に乗った人はどんな人だったのか、今日の気分は、などなどで、同じ馬でもずいぶん違います。だから、まずは並足と、スタート、ストップを試してみながら、今日の調子を確認するのです」

    乗馬ポイント:動きを速くするには

    雨の夕方、これが初仕事のブラウンシュガーは、スタートのいうことを聞くも、のら〜りくら〜り。
    田園調のぽっかぽっか歩きです。

    そのペースをアップするために・・・

    ふくらはぎで触る。
    → ダメなら踵で脹脛を当てたまま、踵で触る。
      踵は、外側からお腹の内側方向へ。

    → そこでじんわり当てたら、次にそれを、さっと離す。

    この、「サッと離す」タイミングで、馬は、「!」となるらしい。

    なるほど、たしかにこれで多少ぺースが上がる。

    「でも、何度も同じことを続けていると慣れてしまいますからね」

    ですよね・・・

    乗馬ポイント:速歩にするには

    並足は四拍子。
    それを二拍子に感じていくと、速足になるそうなのだ。

    が、考えているだけでは全然だめだ。
    小高先生のおっしゃるには、Brown Sugarは充分常歩の1番早いペースまで上がってきている。
    なのにどうしてもその後速歩になってくれない。

    ついに7歩だけ速歩になったが、もうその後は一切ダメだった。

    速歩になったときに私の体重が前に行ってしまったのかな?
    そのせいで彼女の背中に不必要なプレッシャーがかかって、速くするのをやめてしまったのかもしれない。

    乗馬ポイント:手綱とハミの関係

    本当は、(そして、ここが日の出の教え方の良いところなのだが)鞭も拍車も脚さえも要らない。騎手の頭のバランスが馬の背中のどこに行くか、だけ。

    ・・・私も早くそこまでになりたいな。

    で、手綱は、その上で、馬をどう動かしたいかを微妙に伝えるため。
    手綱を緩すぎてもダメ、きつすぎてもダメ。

    ただし、短めに持ちつつも「ハミを送ってあげる」。

    うむ、その「感じ」はちょっと掴めたような気がする。

    馬は歩くとき、前に進むのに、いちいち首がリズムに乗って前に行く、その時に馬が首を前に送りやすいにしてあげるといいのでは、と。

    4時からレッスンの予定で、4時5分には雨が上がると雨雲レーダーは言っていたのだが、実際4時になってみると、雨雲レーダーは今度は一切上がらず、ただひたすら雨のマーク。でも小高先生がBrown Sugarを用意してくれて、おかげで乗ることができたし、ひたすら常歩だったけど、かなりたっぷり乗せて頂きました。ありがとうございます。

    【Live Interaction】
    馬も人も、その日の調子ってものがある。「いつもの」を思い込みすぎないこと。