『十二夜』のシチュエーションそのものの『ヴェロゥナの二紳士』ジュリア。
🎭 If you be she, I do entreat your patience to hear me speak the message I am sent on.
🎭もしあなた様がそのお方なら、どうぞ我慢してお聞きください、伝言をお伝えしますから。
【演じ方】
これは、少年セバスチャンに扮しているジュリアが初めてシルヴィアに会った時。
『十二夜』のある場面と酷似しています。『十二夜』の主人公ヴァイオラは、少年に扮して、主人の思い人であるオリヴィアのもとへ、主人のラブメッセージを届けにきます。けれどヴァイオラは主人のことが好きなのです。
シェイクスピア最後のコメディと言われる『十二夜』と、シェイクスピア最初の作品のひとつと言われる『ヴェロゥナの二紳士』がこんなに似ているなんて!シェイクスピアはこの設定に生涯、興味を持っていたのですね。
この台詞を演じるなら、主人のために恋敵に恋文を伝えなければという強い目的が、恋敵に恋文なんて伝えたくないという障害や、少年に化けていることがバレるかもしれない恐れという二重の障害を乗り越えなくてはなりません。どちらが弱くても面白くない。目的と障害が強く反対方向は向かうから面白くなると私は思います。
目的がとても強く、さらにそこに好奇心が加われば、バレるかも、の恐れをさらに大きく乗り越えて、シルヴィアにグッと近づくこともできます。
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