ELICA's IKI

投稿者: ELICA MIWA

  • 最も重い、重すぎる夜 [Shakespeare For You]

    最も重い、重すぎる夜 [Shakespeare For You]

    こんにちは、三輪えり花です。

    今日の一言シェイクスピアは、とても辛い夜を過ごした時

    『ヴェロゥナの二紳士』からジュリア

    🎭 It hath been the longest night
    That e’er I watch’d and the most heaviest。

    🎭 最も長い夜でした、
    これまで観た中で、そして、最も重い、重すぎる夜でした。

    【演じ方】

    ジュリアは、少年としての自分を泊めてくれる宿屋の主人にこの台詞を言います。

    私が演じるなら、台詞通り、重すぎる気持ちを抱えて言うでしょう。

    同時に、宿屋の主人に何も疑われないようにしなくてはなりません。

    翻訳は、2行目の原文が the most heaviest と、最上級の重ね使用で、受験では落とされるヤツを使っています。それほどに重い夜という訳です。したがって、「最も重い、重すぎる」と工夫してみました。

    #シェイクスピア #名台詞 #英語 #演じ方 #ジュリア #ヴェロゥナの二紳士 #和服

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  • 私みたいなただの影 [Shakespeare For You]

    私みたいなただの影 [Shakespeare For You]

    こんにちは、三輪えり花です。

    今日の一言シェイクスピアは、己の存在を無価値に感じる一瞬

    『ヴェロゥナの二紳士』からジュリア

    🎭 If ‘twere a substance you would sure deceive it 
    And make it but a shadow, as I am.

    🎭 それが実体なら、確かにあなたは裏切るんでしょう、
    その結果、それをただの影にしてしまう、私みたいに。

    【演じ方】

    この台詞をジュリアは、プロテウスの次の台詞を聞いてから、言います。

    「私は影にすぎません。その影が、あなたの影に真実の愛を捧げるのです」

    おお、悲しすぎます。

    ちなみに、実体を裏切る=実体とは異なるものにする=実体ではないもの=影、という思考回路です。

    自分は影にすぎない、と思わされる辛さ。

    あ、これはシェイクスピアの一番後期の芝居にも反映されています。そう、『リア王』ですね。荒野に放り出されたリア王が、一人ついてきた道化に向かって「いったい俺は何者か」と問いかけたのに対し、道化は「リアの影さ」と答えるのです。

    シェイクスピアは『リア王』のこの場面を書いた時、一番初期の戯曲の一つである『ヴェロゥナの二紳士』のこのジュリアの台詞を思い出していたのでしょうか。

  • 演技の基礎訓練 「体」で気を付けるポイント

    演技の基礎訓練 「体」で気を付けるポイント

    前回のメルマガでは、演技が上手くなるための基礎訓練「体と声と気持ち」の3点から、「声」のトレーニングについてお話ししました。今日は「体」の中でも、気を付けるポイントをお伝えします。

    街を行く人たちを見ると、猫背の人が多いことに気が付きます。

    猫背には良いところがひとつもありません。

    猫背のままだと顔が下を向いてしまいます。すると、気持ちもダウン。
    猫背のまま前を向くと、首の後ろが落ち込んでしまいます。すると、気持ちも落ち込んでしまう。なんだかいやになっちゃう、疲れた・・・そんな身体と気持ちが、猫背から生まれてしまいます。

    いやもちろん、なんだかいやになっちゃう、疲れた、そこから猫背になる場合もあるのですが、ここでわたしが言いたいのは、恒常的な猫背が引き起こす気持ちと身体の不調です。たまたま、身体が不調で猫背になったり、たまたま気分が落ち込んで猫背になったりするのは、当然のこと。でも、普段から猫背でいると、今度は、恒常的に身体が不調で気持ちも不調になってしまいます。

    俳優にとっては、それプラス、声が出しにくい、気持ちを表現しにくい、と、ほんとに良いことはひとつもありません。

    猫背を見直してください、今すぐ!

    『英国の演技術』に、どうしたら良いか、詳しく紹介しています。

    が、ポイントだけ、ここでお伝えすると、

    うなじが天に浮かび上がる感じ、です。

    やってみましょう。

    うなじが天に浮かび上がる!

    ・・・

    如何でしたか?

    演技のトレーニングについて、考えるきっかけになれば嬉しいです。

    次回は、演技が上手くなるための基礎訓練「体と声と気持ち」の3点から、「声」で、気をつけるべきことについて、お話します。

    みなさんも、尋ねたいことをお気軽にメール返信で教えてくださいな。

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    先週の一言シェイクスピア:

     青白い夜の女王(7月13日)

     けれど彼女は死にました(7月15日)

    先週の三輪えり花:

     イベント1

     茶道と着付けの日記を更新しました

     イベント2

     善竹狂言会を楽しんできました

    次のイベント:

    ・公益社団法人国際演劇協会日本センター英語圏部会9月企画、カナダのヒューマンコメディ『プレイボール』の戯曲研究会&懇親会。9月7日(土)に東京(成城学園前)にあるアトリエ第Q藝術にて。お楽しみに!

    ・公益社団法人国際演劇協会日本センター英語圏部会ではシアター・トランスレーション講座を開講する予定です。詳細、追ってご連絡しますね。

  • 善竹狂言会

    善竹狂言会

    2024年7月14日、善竹狂言会を楽しんできました。

    古くからお付き合いさせていただいている十郎先生、さすがでした!

    演目は


    末広がり
    花子
    靱猿

    『末広がり』には大笑い。
    『花子』が超難関大作3本のうちの一つと聞き、なるほど、と拝見。
    『靭猿(うつぼさる)』は子役狂言デビューになるもので、これを経て、狸をやったりしながら、『花子』に至るのだそうです。お猿さんは可愛かったし、それを眺める十郎先生の瞳が本当に優しくて、人間をこころから愛するかたなのだとしみじみ。

    伝統芸能、大好き。とは言え、なかなか観に行けなかったので、今日はとても満足!

    ロビーのお花は古くからの大友人、横井紅炎ちゃんのもの。ここで出会うと思っていなかったのでびっくりした。

  • 茶道奮闘記 27 風炉の平手前と着付け

    茶道奮闘記 27 風炉の平手前と着付け

    2024年7月5日 麗扇会にて茶道と着付け

    着付けは少しずつできるようになってきて、衣紋抜きも「まあまあ」。半幅帯の貝の口結びも「まあまあ」。

    平点前も、徐々にスムーズになってきたため、大先生からは、次回から棚にいきましょう、早くデビューさせたい、とのお言葉。え〜〜〜。この秋は舞台が多くてちょっとお茶会参加が難しいことがいまからわかっているのだが、レビューできる気持ちで願張ります。

    自分としては、帛紗と柄杓がまだまだです。