ずるい男を弾劾する強い言葉群。
『ヴェロゥナの二紳士』からシルヴィア
🎭 Thou subtle, perjured, false, disloyal man,
Think’st thou I am so shallow, so conceitless,
To be seduced by the flattery
That hast deceived so many with thy vows?
🎭 薄っぺら男、いかさま男、嘘で固めた裏切り者、
私のことを、脳の足りない、愚か者だと思ってらっしゃるの、
そんなおべっかに靡くような?
おまえの誓いの言葉とやらでいったい何人、裏切ってきた?
【演じ方】
シェイクスピアの女性役は、声変わりをしていない少年がえんじていたことを思うと、この悪口、おすましせずに、ガンガンと相手を弾劾するように言えますね。
私が演じるなら、子音を強く、母音を広く、攻撃するエネルギーを強く持ってしゃべります。
【訳し方】
英語の悪口の意味を考えつつ、日本語の悪口の中に、こういう個性をつたえるものはあったかな、と探します。辞書の訳は、参考程度に。
シェイクスピアの翻訳は、上のように、行ごとに訳すと、外国人演出家の役には立ちます。
が、日本語でスムーズにしようと思うなら、行ごとの縛りから離れる方が良い時も。
例えば、↓
🎭 薄っぺら男、いかさま男、嘘で固めた裏切り者、おまえは誓いを立てては大勢を裏切った、そのおべっかに靡くような、脳の足りない、愚か者だと思ってるの、私のことを?
↑
も、ありですよね。
ただ、目で読んで文脈が流れるように掴めるのが大事なわけではないのです。私たちだって、喋る時、何から喋ったらいいか、考えながら喋るので、言葉を組み立てる順序が、整わないことが大半ではないですか。
と思うと、最初に挙げた訳でいいかな、とも思うのです。
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