めでたしめでたしを英語で言うと?
『ヴェロゥナの二紳士』ヴァレンタイン
🎭 That done, our day of marriage shall be yours;
One feast, one house, one mutual happiness.
🎭 それが終われば、僕らの結婚の日をあなたもお楽しみください;
宴もひとつ、家もひとつ、互いの幸せもひとつ。
【演じ方】
これが『ヴェロゥナの二紳士』最後の台詞です!!
お疲れ様でした、私、と、付き合ってくださった皆さん。愛してる。
とってもめでたい台詞で、どんな結婚式にも使えます。
「それが終われば」の「それ」とは、プロテウスがジュリアの困難の経緯を道中聞かなくてはならないこと。
が、二人が二人ともシルヴィアを好きだったことを思うと、「互いの幸せもひとつ」とか「家もひとつ」にはちょっと危険な香りがします。
私がシェイクスピアを学んでいた90年代には、シェイクスピアの後期の喜劇は純粋なハッピーエンドを迎えないキャラクターもいるので、コメディとしての演出が難しい、そのため後期の喜劇のいくつかを「問題喜劇」と呼ぶ、と教わりました。
でもどう考えても、『ヴェロゥナの二紳士』に登場する女性二人は純粋なハッピーエンドを迎えていませんよね。女性の目には明らかに、この戯曲は「問題喜劇」です。どう演出すれば笑ってスッキリして終わらせられるの?
思うに、「問題喜劇」の定義がはまる後期喜劇は、男性主役級に純粋ハッピーエンドがない場合なのです。ああ、シェイクスピア研究者たちも男性ばかりだったっけ。だから、男性がハッピーエンドじゃないと「問題」であっても、彼らの目には、女性キャラクターの内心忸怩たる想いがある部分は「問題」とは映らなかったのでしょう。(今は違うことを望む)
女性キャラがスッキリハッピーになれない戯曲は、同じく初期の『じゃじゃ馬ならし』があります。そう、シェイクスピアは第一作あたりと言われる多くの喜劇で、女性に純粋ハッピーエンドを用意していません。
これらを楽しく笑えるようにするには、演出家の腕が試されます。三輪えり花、がんばるのだ。
さて、長く続いた『ヴェロゥナの二紳士』からの一言シェイクスピアはこれでおしまい。
次は、『ハムレット』から少し選んでみますよ。
お楽しみに!
#シェイクスピア #名台詞 #英語 #演じ方 #ヴァレンタイン #ヴェロゥナの二紳士
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