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  • 乗馬 Day 30: 相模原 Lesson 1

    乗馬 Day 30: 相模原 Lesson 1

    2022年8月17日。初めての相模原乗馬クラブへ。
    乗馬クラブを渡り歩いている三輪えり花です。ひとつの乗馬クラブに決める前に、通いやすさや相性など、乗馬初心者なりに、見極めておきたいことがあるからです。そして、どの乗馬クラブも、とてもいいなあ、と思っています。

    相模原乗馬クラブは、高速道路を使わずに車で1時間ちょっとのところ。
    完全な初心者以外は、1度きりの体験レッスンという設定がないため、初心者コース4回セットというのに申し込みました。

    朝9時の騎乗。天気は雨模様。到着した時はポツポツしていましたが、なんとか保ってくれました。
    クラブについて、このへんが駐車場だろうかというあたりに駐車して、このへんが事務所だろうというあたりに行くのですが、男性がひとり外にいて喫煙中、女性が二人、室内にいておしゃべり中。事務員らしき姿の人は見えません。一瞬、途方にくれますが、ボードには「三輪(アミーゴ)」と書いてあるので、わたしの予約はちゃんと入っていて、乗る馬はアミーゴという名と理解し、勇気を出しておしゃべり中の女性に話しかけると、事務のひとはまだきていないのだが、「ダイスケ先生がたぶん・・・」と言って、外にいる男性に声をかけてくれました。

    ダイスケ先生というかたは、申込書だのいろいろ持ってきてくださり、私に乗馬経験を訪ねます。メールで申し込んだ際、かなり詳しく書いたのですが、伝わって意はいなかった:よくあることです。今日で30鞍目ですが、まだ全然できません。20年以上前にイギリスで乗っていた時は、トロットで立つ座るしながら、どちらの足のときに立つ、カーブを曲がる時はどちらの脚から進める、などまで習ったことを憶えていますが、とにかく全然できません。と答えました。

    D先生「速歩はできますか?」
    わ「常歩のペースを早めることも、そこから速歩に持って行くこともできません」

    すると先生はボードへ行き、「アミーゴ」の名前を消して「おっくん」と書き直しました。
    というわけで、今日の私のパートナーは「おっくん」です。
    山梨県ミュージカル『シンデレラ』を上演した際に、国王を歌ってくれた、ものすごく優秀なバス歌手の愛称と同じです。

    こんにちは〜。人懐っこいおっくんです。

    それにしても、女子更衣室は教えてもらったけれど、トイレの場所も聞かないとわからない。女性更衣室へ行っても、並ぶロッカーは個人名が書いてあるし、床部分に物を置くようなスペースはないし・・・。荷物は車に入れておくことにしました。

    すると、そこへやってきた、細い男性が「初めてですか、どこから来ましたか」と尋ねる。
    「国立です」
    「国立なら国立乗馬クラブが・・・」
    「もう無くなってしまいました」
    「へえ、そうなんですね。あそこの持ち主は地主でね、あの辺の。山口百恵さんのお宅の土地も彼が持っていたものなんですよ」
    「わ〜(としか返答のしようがない私)」
    「あのあたりには関戸橋がありますね」
    「はい、あります」
    「私は関戸って言うんです」
    「そうなんですね。よろしくお願いいたします」

    ・・・あとで、このブログを書くために相模原乗馬クラブのサイトを確認したら、この関戸さんというかたこそ、このクラブのオウナーであった。そして、今日、私を指導してくださった「ダイスケ先生」は関戸さんの息子さんで、関戸大介さんと言うのであった。
    ひえ〜。
    次回のレッスンではきちんとご挨拶しなくては。

    さて、レッスンを受けるため、ダイスケ先生についていき、おっくんに鞍がつけられているところを見学する。
    ほかにも学生らしき若者が二人それをみている。それに、鞍をつけている人もどうやら学生らしい。
    なるほど、このクラブはなかなか指導が厳しいと噂に聞いた(インターネットのブログなど)が、学生を指導しているということは、障害や馬場の競技会をめざすだろうし、そしたらメダルを取れるかどうかがクラブの質に影響してくるだろうから、指導は自ずと厳しくもなるのでしょうね。

    鞍を付けられたおっくんを引いて馬場へ。
    ここの馬場は広々として、周りには木が植えられています。が、日の出乗馬クラブのように、馬場の半分近くが大木の日陰になるのとは違います。今日は雨模様だから良いけれど、カンカン照りの日はかなり厳しいだろうことが想像できます。

    おっくんに跨るとき、爪先を進行方向に向けて倉の真ん中に手をおいて体重をあずけてえいやっとしたかったのですが、体重をうまくかけられず、およよと前へたおれてしまい、なんとか脚を引き上げました。とほほ。
    鎧の長鎖確認。OK。膝当ての位置確認、OK。
    それにしてもこの鞍は、かなり硬い感じです。いろんな鞍がある物ですね。

    さて、常歩開始。
    おっくんは、柵のぎりぎりを歩いてくれる良い子です。

    D先生「軽速歩にしてみましょう」

    ・・・
    無理ですね。

    日の出で習ってきた、1234のリズムを感じながら、脚を当ててみたりしますが、やっぱりダメ。
    踵を使うかどうかちょっと迷いました。鎧の感じがいつもと違うので、踵をどう使っていいかも少し悩みました。

    D先生「鞭は持ったことがありますか?」
    わ「2回くらい」

    長めの鞭を持ってきてくださり
    D先生「左の肩口をトントンとする感じで」

    なるほど、後ろに「ぺし」ではなく、前に持ってきて、左の肩口にトントン。

    すると!
    すぐに速歩になってくれました!!!

    D先生「立つ時はどちらの足が前のとき?」
    わ「いま、左回りなので、右足を前に出すときに立ちます」

    当たりです!

    D先生「右足前のときに立つのがずれてしまったら、2回座って立てば合いますから」

    ま・・・まじか。座る立つだけで精一杯なのに、2回座るとか数えてる場合じゃないんですけどっ・・・

    しかし、やってみたらできました。
    なにがすごいって、おっくんは、私が馬上であたふたしていても、ひたすら速歩を続けてくれるのです。馬場の中を速歩を停めずにまず2周もできてしまったのがびっくり仰天です。

    2周したところでおっくんに急ブレーキをかけられて前につんのめりました。

    D先生「前につんのめってしまうのは、踵をおろしていないからですよ」
    わ「立つときにどうしてもつま先で鎧に立ってしまいます」
    D先生「膝とふくらはぎの上の方で馬と接しているといいです」
    わ「そう思うと今度は膝で締め付けてしまう感じです」
    D先生「太腿では締め付けず、膝とふくらはぎの上の方」

    なるほど。
    鎧に立ち上がらないようにと思うと、膝と太腿で、馬の背中を両側からつまんでしまう(サンヨーで注意された点)。
    日の出では、鎧を踏まなくてもバランス良く乗っていられる点を探しましょう、の果てなき道におりました。
    が、膝とふくらはぎの上を接点と思うとスムーズに馬体を包む感じでいられそうです。
    まだ、できないけれど、違いはわかります。

    D先生「停止しましょう。手綱で引っ張らず、体重を後ろへ。踵を下ろして。最後まできちっと止まるまで」

    なるほどなるほど。

    D先生「何周してもいいので、このまま軽速歩の足合わせと、たまにきちんと止まる、と繰り返していきましょう。いくらでも乗っていていいです」

    初心者コースは30分のはずだが、45分くらいまでがんがんに乗せてくれました。もしかしたら、鞍を付けている時間を加味してくださったのかもしれません。
    そしておっくんがいやがらずにずっと速歩をしてくれるのですごく練習になりました。
    一度だけ、ダイスケ先生が馬場の外へ出た際に、もう中心に寄って終わらせようとしたときがあったので、「へいへい、続けるよ」と速歩の指示を出すとちゃんと言うことを聞いてくれました。すごいぞ、おっくん。

    一緒に写真に撮られるのが好きなのでしょうか? ぷにょぷにょの鼻面をしきりに近づけてふんふんするのが、とっても嬉しい!


    乗馬ポイント:

    ・鞭は左肩口トントンくらいで良い
    ・馬と一体化するのは、(日の出で習った、蹲踞と尾骶骨ポイントに加えて)膝とふくらはぎの上のあたり
    ・鎧に立つのではなく、鎧から浮いている踵を下ろす感じで(サンヨーでも教わりました)
    ・円周を描く軽速歩では、外足が前に出るときに立つ。最初のうちはチラッと下を見て外足が前にくる瞬間をつかむ。いずれは見ないでも感覚でわかるようにしましょう。
    ・停めるときは最後まで体重後ろでしっかり。手綱でひっぱらない。

    ほんとにたっぷり乗せていただき、ありがとうございました!