イベントレポートまとめました

こんにちは、三輪えり花です。

早くも1週間前となってしまった7月5日のイベント、新刊『シェイクスピアの演技術』出版記念会&公演のレポートを、ブログにアップしております。

プロデュースする気持ちや、俳優・演出家・脚本家としての私の気持ちの変化など、隠すことなく、打ち明けてしまいました。

結構よみものとしてもおもしろいし、俳優や演出家、イベントを企画する講師、経営者や営業マンには参考になるのではないかと思います。

よかったら、読んでみてくださいな。

全3回シリーズです。

第1話

第2話

第3話

【今日のライブインタラクション】

記録をつけよう

出版記念レポート3 Event Report 3

いよいよ公演!

ルーテル市ヶ谷ホールの客席にゆったりお客様が入ってくださっています。
ルーサーさんが舞台袖で照明を落とし、わたし、ルーサーさん、後藤さんの順に登場。拍手を浴びながら自然と笑顔になります。

心から、ありがとう、とお伝えしたくて。

そしておなじみ

All the world’s a stage 
「この世はみんなひとつの舞台」

という『お気に召すまま』のせりふから始まり
「作者のシェイクスピア」の歌への流れは、
遊び語りの定番。

今回はツートップなので、ルーサーさんとのデュエットバージョンです。

わたしの夢のひとつは

ルーサーさんとデュエットできるくらい歌が上手くなること!

だったので、今回、夢がひとつ叶いました。

(それもこれも、去年、甲府でオペラ遊び語りを企画した際、『魔笛』を選んだら、「パミーナちゃんが自殺の場面をするのに童子が足りないから、えり花ちゃんも歌って」という超絶難題をつきつけられ、必死で練習したことがすごくすごく大きい)

今日の演目は、書籍『シェイクスピアの演技術』を立体的にわたしがご紹介するという企画なのですが、

そうは言っても、4000円近くする分厚い本です。

どこをどう引き出すか、
どうすれば
シェイクスピアをよく知っているお客様にも、
シェイクスピアのことはよく知らずとも面白そうだとお越し下さったお客様の期待をも
裏切らず、いえ、期待を上回るほどに、
とことんたのしんでいただけるか、
台本構成は最後の最後まで迷いました。

実に、本番直前の稽古で足した場面もあり、最後まで気を抜けないエキサイティングな日々だったのです。

(ちなみに、わたしはよく、ワカモノから「ブレる」と言われます。

あのな、本目的を達成するためにあれこれ試すのは、ブレてるのとは違うんどっせ、とわたしは思っております。

大ブレ万歳。
大局を見ろ。

だから、わたしも迷ったり試したりを繰り返す人といっしょに物を作るのは大好きです)

それはともかく、テーマを十二種類決めて、そのテーマに沿って、どうしても知っておきたい名せりふと名場面を散りばめ、解説とワークを入れ込みました。

内容は

  1. シェイクスピアはリズムで楽しむ
  2. シェイクスピアのせりふに独り言はない
  3. シェイクスピアのせりふは思いつきの連続である
  4. シェイクスピアは似たテーマを使い回す
  5. シェイクスピアのせりふはわかりやすくするためにある
  6. シェイクスピアのせりふは舞台装置である
  7. シェイクスピアを楽しむには観客もあることをしなければならない
  8. シェイクスピアのいた時代は女性役を男性が演じていた
  9. シェイクスピアは音楽が大好き
  10. シェイクスピアの独白はみんなで練習するとよくわかる
  11. シェイクスピアの名せりふは死に際にある
  12. シェイクスピアはナチュラルである

ですよ。

1  シェイクスピアはリズムで楽しむ

では、『ハムレット』の例の To be, or not to be を使ってみんなで練習しました。

楽しかったね!!

のっけからいっしょに手を叩いて、感心したり、大受けしたりしてくれて、

本当にありがとう!

2   シェイクスピアのせりふに独り言はない

では、同じそのせりふをルーサーさんが使って、

お客様に話しかけるスタイルを使うと、
どんな長いせりふも
お客さまの心を鷲掴みにしたまま
進めることができる

ことをわかっていただきました。

3  シェイクスピアのせりふは思いつきの連続である

では、やはり同じせりふをわたしが使って、

まるでたった今思いついた言葉である
かのように喋ることで、
お客様の興味を引きつけたまま、
いっしょに物語を進めることができる

ことをわかっていただきました。

4  シェイクスピアは似たテーマを使い回す

では、『マクベス』が国王殺しをするかどうかを考える If it were done の独白をわたしが英語で紹介し、

ハムレットとの違いを考えたり、
マクベスがどうしてこんな言葉遣いをするのかを、
ビー玉をころがしながら、
キャラクターの内面を探ったりして、

俳優がキャラクターを
さまざまな角度から深めていく様子を
ごらんいただきました。

ルーサーさんの芸達者に助けられます。

5  シェイクスピアのせりふはわかりやすくするためにある

では、同じせりふを使って、

そこにあるとても身近で日常的な、
よく知っているイメージが
たくさん出てくること

に着目しました。

難解に見えるシェイクスピアのせりふは、
本当は私たちがよく知っていて、
馴染んでいるイメージをたくさん使って、
わかりやすく
心のうちを開いて見せてくれるために
あるのです。

だから、俳優も演出家も、

この言葉をよりわかりやすくするために、
どんな言い回しやトーンを使ったらいいか、
どんな見せ方をすればいいか、

を考えたいですね。

ここでは、お客様と一緒に、

ことばを想像しながら声に出す

という練習をしました。

俳優がどうやって
想像力を言葉に置き換えていくか

を体験していただきます。

たのしかったねー!!

みんなの声が聞こえてくるとすごく幸せ。

あー、一緒に楽しんでくれているんだな、とわかります。


いま、これ書いていて、思ったこと。

わたしも含め、翻訳者はついシェイクスピアを
「かっこよく」翻訳しがちな上、
どうしても英語の短いリズムを生かしたい、
という本能的な欲求にかられ、
ついつい漢語の羅列になりがちです。

そのあたりも、
これからの翻訳は考えていかないとですね。

そうなのよー。

シェイクスピアは難解だ、
というイメージを本当に解放するには、
翻訳をもっともっと自由にするのが
いいと思うんだ。

英語は、もう16世紀の原文からは
変えられないけど、
それでもイギリスは、
どうやったらシェイクスピアを
もっと現代の英語に馴染むように
わかりやすく発音できるか、
イメージを共有できるか、
をすごく考えてる。

16世紀の言葉を変えられない英語よりも、
現代語にして良い翻訳なら、
もっともっとわかりやすくできるはずなんだ。

かつて、俵万智という俳諧師が、
まだ高校の古文の先生だった頃、
枕草子を高校生のために現代高校生語にしたんだ。

ああいうのが、シェイクスピアにも必要です。

さて話をイベントに戻しまして

テーマの6  シェイクスピアのせりふは舞台装置である

では、ロンドンに再建されたシェイクスピア・グローブ座をお写真をお見せして、当時のお客さまと俳優の関係、舞台と照明と装置のことについてお話ししました。

7  シェイクスピアを楽しむには観客もあることをしなければならない

では、『ヘンリー五世』のプロローグのせりふをご紹介。

ルーサーさんが、平身低頭、
「Oの字型のこの木造の輪の中で」
フランスの大軍を表すには
皆さんの想像力をもってして以外には
到底無理なのです

と懇願する演技がめちゃウケでした。

8  シェイクスピアのいた時代は女性役を男性が演じていた

では、オフィーリアも
ジュリエットも
マクベス夫人も男性が演じる、
歌舞伎のようなスタイルだった
ことを伝え
(おそらく会場の8割のかたはご存じだったことでしょうが)、

ちょうどお姫様から少年に変装させてと
頼み込む場面を『十二夜』からご紹介しました。


また、この5月にわたしがロンドンへ行った際、
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが
ちょうど『お気に召すまま』を上演していた
それが、まさに

肌の色や
言語のアクセントや
ジェンダーの違いを乗り越えて、
身体にハンディのあろうがなかろうが
もう、みんな舞台の上にいていいんだ

という、ものすごく

ダイバーシティな配役

をしていたことをご紹介。

シェイクスピアが現代に生きていたら、
きっとそうしただろう、と、わたしも思います。

そして『お気に召すまま』から
例の All the world’s a stage のフルバージョンを
わたしが英語でご紹介しました。

ここで、ルーサーさんが、
『お気に召すまま』の挿入歌として
18世紀に作曲された曲を歌います。

拍手拍手!

そして、わたしからお礼の、

プレゼントタイム!!!

この日のために5月にロンドンで買ってきたたくさんのお土産をくじ引きとクイズで会場のみなさんにプレゼント。

盛り上がったねー!!

クイズは大勢いると難しいことがわかった、反省。

日本では絶対に買えないもの、
向こうに行ってもシーズン物で
もう売っていないものを
厳選して選んできましたよ。

みんな喜んでくれてよかった!!

チケットの半券をくじにしたんだけど、
さんざん振ったりしたのに、
親子で当てた強運の持ち主や、
2つも当てたツワモノもいて。

それにしても、河合祥一郎先生に一番に当たったのにはびっくり!
神は偉大なりだわ。

みんながプレゼントでワイワイする中でテーマに戻ります。

9  シェイクスピアは音楽が大好き

では、『十二夜』の幕開き
If music be the food of love,
のせりふを使って、

音楽がせりふの中でも
音楽的に使われることをご紹介。

ことに、

英文をその単語の表す気持ちのとおりに
発語すれば、
それだけでキャラクターの気持ちが
できあがってしまう

ことにみんなびっくり。

ルーサーさんはオルシーノゥ公爵を演じ、
わたしが部下の一言をいうのですが、

この部下の一言の言い方次第で、

オルシーノゥの住む宮殿がどんな場所か、
つまり、
オルシーノゥはどんな人々に囲まれて暮らしているのか、

がわかるわけです。


これを書いて思ったこと。

端役は本当に大事だ、

と分からせてくれる場面です。

この部下が、演技ができない
わけのわからない俳優モドキが
やったとしたら、
この場面からは何も生み出せないでしょう。

さて、音楽のテーマに戻りまして、

もうひとつ、

シェイクスピアが音楽をいかに大事に思っていたかがわかる部分を『ヴェニスの商人』ロレンゾゥのせりふから。

ルーサーさんが見事に演じてくれました。

わたしからは、『テンペスト』の野蛮人キャリバンのせりふを。

『シェイクスピアの演技術』からはカットしてしまった部分です。

ものすごく美しいせりふを
シェイクスピアは無教養で野蛮で野卑な男に言わせるのです。

すごいなあ、シェイクスピア。

ここでわたしから決死のグリーンスリーブス

指定の音の中でも一番キーの高いところに挑戦です。

実は、本番1週間前にものすごい咳に襲われ、
のどが完全にいかれてしまい、
大学の授業も筆談、板書状態だったのです。

抗生物質とお祓いとお灸という、

西洋東洋漢学全ての神様に頼りまして、

本番二日前にすきっと治ってしまったところ、

なんと、これまでにない高い音やボリューム、
声の深みもうまれていまして!!、

もうびっくり! 

歌の先生も、ピアノの後藤さんも、感心しきり。
もうね、
求めるレベルは常に一流を目指す三輪えり花としても、よっしゃ、と言えるくらいの声になっておりました。

が、本番は、会場に飲まれちゃったな・・・涙

背中の位置と顎の位置の調整がうまくいかず、
首回りに力が入ったままになってしまった。

そのため、息をうまく送ることが出来ず、
また、それによって焦って
もっと息を送ろうとして力んでしまい・・・
と、

なのに、みなさん、
優しい拍手をありがとうございました。

慰めは、
自分で何が出来ていなかったかが
はっきりわかっていることでしょうか。

以前は、何をどうすれば歌えるのか、
じぶんでもさっぱり分からず
目標を高く掲げようにも
どうすればいいのかさえ
わからなかったのですから。

今回は、声が治ってから
すごくいい感じの歌が歌えて、

あーなるほど、これがいい、ってやつだな、

という成功体験が稽古の時には出来たのが最大の収穫かもしれません。

それにつけても、
ルーサーさんの安定度!

もちろん、わたしの周りのオペラ歌手の安定度を見ても、

なるほど、稽古でよいのの
倍もよいのを本番にもって来られるのが
プロなんやなあ、と。

ますます感心してしまいます。

私ももっと精進します。


再び、テーマにもどりましょう。

テーマ10  シェイクスピアの独白はみんなで練習するとよくわかる

では、『ヘンリー四世 第1部』のフォルスタッフのせりふを使って、

客席のみんなとせりふの練習をしました!

かけあい、楽しかったねー!!

めちゃめちゃ盛り上がった。

会場が一体になったのがよくわかって
ルーサーさんもノリノリでしたよ。

11  シェイクスピアの名せりふは死に際にある

では、
ジュリエット
ハムレットとホレイシオゥ
マクベス
シーザー
の死に際を走馬灯のように次々にご紹介。

有名な「ブルータス、お前もか」のせりふをどう訳す、という話にも。

それから、書籍『シェイクスピアの演技術』には掲載できなかった、ブルータスとキャシアスの別れの場面とそれぞれの自殺直前のせりふを、ルーサーさんがブルータス、わたしが キャシアスでご紹介しました。

相当かっこよかったらしく、後日、大学に行くと

「先生、かっこいい、かっこいよかった、
もう大ファン」

と言ってくれる女子大生たちがいて、
とーっても嬉しい!

でもね、かっこよく演じちゃいけないの。
だって・・・

テーマ12  シェイクスピアはナチュラルである

ですから。

『ハムレット』が旅回りの役者たちに演技指導をする長せりふをわたしが日本語でご紹介しました。

そして、ルーサーさんが、

「シェイクスピアを知らないのは、人生まるまる損をしているも同じ」

と言って後藤浩明さんの名曲
(一応、作詞 三輪えり花)

『シェイクスピアを知らない!?』

へ突入!

シェイクスピアはすごいんだ、
シェイクスピアはすごいんだ、
だいじだから、
二度言いました♪

最後にわたしが英語で『夏の夜の夢』ラストの妖精パックのせりふをご紹介、

そのままそのせりふが歌になった後藤さんの曲

『われらはただの影法師』

を歌い、おひらきとなりました。

あとでネットに上がってきている感想を拝見すると、このうたは一緒にくちずさんでいるかたもいらっしゃったとか。

初めて聞く歌のはずなのに、
耳馴染みがいいのと、
テンポがゆったりなためでしょうか、
一緒に口ずさめちゃうんですね。

後藤くん、きみは天才かよ。

というわけでお開きお開き!

みなさん、ご来場ありがとうございました

楽しんでいただけたなら、とっても嬉しい。

帰りのロビーは、
書籍を購入なさるかた、
わたしにサインを求める方、
写真を求める方でごった返し、
全ての方にキチンとご挨拶できなかったのが反省点です。
(この帰りのロビーの混雑は次回から改善する案を、この日の打ち上げで考えておきました)

どの方も笑顔でわたしたちを待っていてくださって。

なんてなんて温かい方々に囲まれ、
守られていることでしょう!

本当に幸せなことです。

これからは、『シェイクスピアの演技術』という軸を持って活動をますます深め・広げていきますね。全国のみなさんにお目に描かれますよう!

長い長いレポート、読んでくださり、ありがとうございました。感想やコメント、次回(次は『テンペスト』)へのご要望、ワークショップや講演の相談も、お気軽にどうぞ!

写真が出来てきたらまたアップします。

観るより演る Play Than Watch

演劇は演ってこそ面白い。おまけに人生の役に立つ。

観るのを楽しむなら、映画もある、ネット動画もある。

でもスポーツや合唱や将棋と同じで、演劇も、やってみるのが楽しい。

やってみて初めてわかる面白さもありますのよ。

【今日のライブインタラクション】

演劇をやってみて得られそうなことを挙げてみよう


喋ってみてわかる面白さ!

三輪えり花の新刊書籍『シェイクスピアの演技術』(玉川大学出版部)は、シェイクスピアを喋ってみたいド素人さんからハリウッドで活躍するトップ俳優に至る全ての人の役に立つ、世界で初めての演技書です。

『シェイクスピアの演技術』をとことん活用するためのプレゼントを用意しました。まもなく発表いたします。お楽しみに!

お申し込みはamazonと楽天にて。
今から予約して発売と同時に手に入れましょう。
お知り合いで必要としている方にもぜひ教えてあげてください。

チームを伸ばす秘訣18(最終回)

【プレゼントのお知らせ】

三輪えり花の表現力の集大成『シェイクスピアの演技術』(玉川大学出版部)が近く発売になります。

それに先駆けて、シェイクスピアを使って表現力を伸ばすワークシートをプレゼントする企画を進めています。

もうすぐご紹介できますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

さて!

チームを伸ばす秘訣その18、いよいよ最終回!

これまでこのシリーズを役に立つと言って愛読してくださった皆様、ついにシリーズ最終回がやってきました。

チームを伸ばす1番の秘訣を憶えていますか?

拍手です。

ちょっとした伸び、ちょっとした成果、ちょっとした言動への、暖かい驚きと共にある拍手。

これが、初心者も自信のない人も、そして力はあってもワンマンプレイでチームに馴染みにくい人たちの心をぐっと掴み、チームとしての全体の底上げに繋がるのです。

このシリーズでは、リーダーが、かなり高いレベルでの成果を期待する場合、そこまでチーム全体を持って行くときに陥りがちな罠や危険、そしてその対処法を考えてきました。

違いのわからなかった人が、違いのわかる人になり、自分の力を自分で伸ばせるようになる。

そのためには、チームにもリーダーにも、試行錯誤を許すという最大の難関があることもお伝えしました。

さて、最終回は、それを乗り越えた先にある、未来段階をお伝えします。

【未来段階】

・当事者が、自らへの要求レベルを上げ、自らの力で最高を生み出そうとし、何をすれば良いのか、道が見えている。

というステップがあるのです。

一番良いのは、他の指導者の方法と私の方法とを合わせて当事者に最適な「こうすれば良い」を当事者と一緒に発見していくことです。

放っておいては人は怠けてしまうもの。
でも仲間と一緒なら、何かしらの進歩をする事ができます。

伸びるチームの素晴らしいところは、その場にいる全ての人が試行錯誤と発見に付き合い、当事者の進歩に精神的な応援を送り、その日にできたところまでの努力に拍手を送ることです。

そしてついに最終段階をクリアした瞬間には自然発生的に本当の意味での喜びと労いの拍手が沸き起こります。

稽古場をや授業、企業ワークショップなどを率いるチームリーダーとして私は、あらゆることをしてきました。

終わった後の拍手もそのひとつですが、いつも嬉しいと思うのは、終わった後の拍手の習慣が自然にチームに浸透していくのを見るときです。

相手の努力に声援を送り、達成できた時に惜しみない拍手を与える。

これこそがチームをぐいっと引き上げていく最高の方法です。

この法則はチームでなくても当てはまります。

例えば、家族とか。

もしもあなたのチームが停滞していたら、みんなでみんなに心からの拍手を送ってみてください。

このシリーズを通してあなたのチームかどんどん伸びていきますように! 

【今日のライブインタラクション】

ちょっとの成功にも拍手を送ってみよう。

→ リーダーとして試行錯誤をする場合のコツや、チームを生き生きさせるさまざまなアイスブレイク、ブレーンストーミングの手法も演劇の俳優訓練から始まったものです。
これらはリーダー研修でご紹介しています。興味のある方はぜひお便りくださいね。

次回からはまたランダムに表現力に役立つことや海外交流などをお伝えしていきます。

お楽しみに! 

チームを伸ばす秘訣 17

メルマガ読者さんから情報をいただきました!

なんと『シェイクスピアの演技術』はすでに楽天ブックスにて予約開始だそうです!

ぜひ予約して発売初日に購入し、いち早くシェイクスピアの演技術を、ご自宅で、稽古場でワークショップで、実践してみましょう!

シェイクスピアを演じたり演出したりするための、エクササイズつきの最高のシェイクスピア演技ブック、近々発売。詳細を知りたい方に、特別なシェイクスピア演技ブック通信をお届けする準備をしています。お楽しみに!


さて、

チームを伸ばす秘訣、試行錯誤を自分に許そうとお伝えしました。

同時に、他者にも試行錯誤の時間を許してあげてください。

試行錯誤、という言葉をよく見てください。

錯誤するんです。

これを、周りは「あの人はブレている」と、批判します。

でもね、あれこれ間違ってみないと、よっしゃ、この道で行こう!にはならないんです

私なんか、いったいどれほど、三輪えり花はブレている、と言われ続けていることか!・・・常に現在進行形(汗笑)

私の場合はチームメンバーであるよりもリーダーであることが圧倒的に多いので、リーダーとしてブレていると誤解されるのは致命傷に近いものがあります。

それでも、試行錯誤はしなければいけません。

そう。

試行錯誤は、しなければいけない!のです。

さもないと、先はない。過去の線路を辿るだけで結果、先細りで、同じことの繰り返しで進歩がないと批判されて死んでいくだけ。

【今日のライブインタラクション】

他者にも試行錯誤を許そう

→ リーダーとして試行錯誤をする場合のコツもあります。これはリーダー研修でご紹介しています。興味のある方はぜひお便りくださいね。

チームを伸ばす秘訣16 Building a Team 16

シェイクスピアを演じたり演出したりするための、エクササイズつきの最高のシェイクスピア演技ブック、近々発売。詳細を知りたい方に、特別なシェイクスピア演技ブック通信をお届けする準備をしています。お楽しみに!

さて、チームを伸ばす秘訣をお話しする中で、チームメンバーが個々人でできることにも触れてきました。いよいよチームが伸びていく最終段階へ入りましょう。

《最終段階》

・当事者が、課題をクリアして要求レベルに応える。という段階に入ります。

小さな進歩への拍手と応援が、
本人たちのやる気を引き出し、
自信をつけ、
自ら何が違うのか、どうすればいいかを発見するようになり、
それを実験に移し、
試行錯誤をする時間をたっぷり重ねて、ここに至るのです。

当人たちが試行錯誤をできる時間をたっぷり与える。

忙しい現代においてはこれが最も贅沢なことかもしれません。

つぎの段階は、未来段階です。

【今日のライブインタラクション】

試行錯誤の時間を自分に許そう

チームを伸ばす秘訣 14 Building a Team 14

さてさて、当事者たちに、レベルの高いところで求められる違いがわかってきたところで、次の段階は、では実際にどうすればその求めに応じられるか、の勝負に入ります。

やっとね。

それは、とってもシンプル。

当事者は、

・理論的に把握した「こうすれば良い」という方法を繰り返し繰り返し練習する。

もうこれだけです。

【今日のライブインタラクション】

できていない箇所で、理論的にわかっている「こうすればよい」を実際に繰り返して練習しましょう。

・・・これをやれない人が多いんだ・・・

チームを伸ばす秘訣12

チームを伸ばす秘訣は、リーダーの高いレベルへ全員を引き上げる目的を持ち、それを目指す強い意志、チームを勇気付ける明るいエネルギーです。それを持って次の段階へ行きましょう。

さて、外から見ていると、なるほどこれが良くてあれは直さなきゃいけないところね、とわかるようになる状態に来ました。

つぎの段階は、外から見ている人だけでなく、技術のレベルが浅く低く、どうしようもなかった当事者たちが、変化し始めます。

〈次の段階〉

当事者にも

・できていない点がはっきりしてくる(マイナスポイントが見える)

・どうすれば良いかが、理論的にわかる(プラスに転じる方法が見つかる)

あ、自分はこれができていないのか。

なるほど、理論的にはこうすればいいのか。

そのような目で自分自身を見ることができるようになる段階がやってきます。

【今日のライブインタラクション】

終わってみてから、喋ってしまってから、もっとああすれば良かった、と思う点はどんなものですか?

チームを伸ばす秘訣11 Building a Team 11

違いが見えてくることで生じる新たな問題にはどんなものがありそうですか?

という質問、考えてみましたか?

私がこれまでに出会った問題は、

「違いが見えてきたら教えたくなる」

です。

それまでバカにして距離を取っていた人たちが、どんどん指導を始めてしまうのです、講師や先生や演出家やリーダーもいないところで。

けれど彼らは教えるプロではありません。

だから、いろいろアドバイスすることが実は、全く相手のためになっていない、或いは相手をますます狭い箱の中に押し込めてしまうような、マジでやめてほしい場合が殆どです。

違いが見えて、いろいろ教えたくなっても、グッとこらえましょう。

【今日のライブインタラクション】

教えるのが、邪魔な場合もある。そっと笑顔で応援してあげよう。

チームを伸ばす秘訣10

前回の記事では、明るく(しつこく)繰り返すうちに、第2段階がやってくるとお伝えしました。

第2段階とは

周りから見ている人には、

・良い例が確かに良い例だということがわかる(プラスの違いがわかる)

・当事者のできていない点が何か、に気づきはじめる(マイナスの違いがわかる)

です。

ここまでくるともう、反発ややる気のない態度やバカにしたような態度は無くなります。

それまで自分はできると思い込んでいた人も、まだまだやることがあるとわかってくるからです。

しかしながら、また新たな問題が。

それは?

【今日のライブインタラクション】

違いが見えてくることで生じる新たな問題にはどんなものがありそうですか?

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