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『十二夜』のシチュエーションそのもの2 [Shakespeare For You]

『ヴェロゥナの二紳士』ジュリアとシルヴィア

🎭 Silvia: Dost thou know her? 
Julia as Sebastian: Almost as well as I do know myself.

🎭シルヴィア;その方を知っているの?
セバスチャンに扮したジュリア;自分を知っているのと同じくらい、良く。

【演じ方】

少年セバスチャンに扮しているジュリアとシルヴィアの会話です。

これも『十二夜』のある場面と酷似しています。『十二夜』の主人公ヴァイオラは、少年セザリオゥに扮して、主人オルシーノゥに、自分の妹(自分のこと)の失恋話をする。それを聞いたオルシーノゥがその妹のことを尋ねると、セザリオゥは「我が家の姉妹は私だけ」と答える。

似てますよね🤯

でも、シェイクスピア最初の作品のひとつと言われる『ヴェロゥナの二紳士』と、シェイクスピア最後のコメディと言われる『十二夜』とでは、台詞の謎めき度が進化したり、シェイクスピアの筆の伸びを感じます。おもしろいねー🤭

この台詞を演じるなら、冗談のように言うか、シリアスに、打ち明けられない辛さを表して言うか。どちらが舞台の上でより興味深い場面になるかは、全体の演出も考えながら、稽古で決めていきます。

#シェイクスピア #名台詞 #英語 #演じ方 #ジュリア #シルヴィア #ヴェロゥナの二紳士 #和服


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